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DISC REVIEW

Overseas

In Return

美しくポップで、また世界をゆったりと旅するような壮大でエモーショナルなサウンドスケープを電子音楽で紡ぐシアトル発のプロデューサー、Harrison MillsとClayton Knightによるユニット、ODESZAのニュー・アルバムが完成

Michael

ロック~クラブ・ファンまで絶大な人気を誇り、単独での来日公演はもちろん、FUJI ROCK FESTIVALやTAICOCLUBなどへの出演も果たしているTORO Y MOIことChaz Bundickが新名義、"LES SINS"として始

Black Light Spiral

震えるように微かに刻まれるビートと、反響するサイレンの音―― 窓の外からうっすらと聞こえてくる街の喧騒を再現したかのようなTrack.1「5 Wheels」が始まった瞬間から、言い知れぬ不安感が聴き手を侵食していく。James Blakeを

Volcán

スペイン、マドリード発の5人組ソウル・カレージ・ロック・バンド、THE RIGHT ONS。本国でも順調に人気拡大し、今作で満を持してのメジャー進出を果たす。今まで英詞で歌ってきた歌詞をスペイン語にチェンジして放たれる『Volcán』は、

Pom Pom

ARIEL PINK'S HAUNTED GRAFFITIiではなくAriel Pinkソロ名義としては初のアルバム。膨大な数のローファイ宅録音源を作り続けていたところをANIMAL COLLECTIVEに見出され、2009年の『Befor

Taiga

これまでダーク・ウェイヴやゴシックの文脈で語られてきた彼女のイメージからすれば、現代の広義なエレクトロポップに寄った今作の質感は大きな変化かもしれない。アメリカ生まれながらロシアの血を引き、学年を飛び級した才女も今年で25歳。リード・トラッ

Playland

前作からわずか1年で新作をリリースしてしまうところに絶好調が窺える。THE SMITHS解散後、数々のプロジェクトやバンドに参加してきたUKロックが誇るカリスマ・ギタリスト。ソロ名義としては2作目となるこのアルバムには前作の延長上でツアーの

Nature Nurture (Japan Edition)

今年8月、知る人ぞ知る存在だったにも関わらず、爆音を轟かせたパワフルなパフォーマンスによって、SUMMER SONICを沸かせたイギリスの3人組。その彼らの日本デビュー盤となる2作目のアルバム。日本盤化にあたって、アルバム収録曲と比べても何

Hungry Ghosts

"FUJI ROCK FES'14"の最終日、レッド・マーキーのベスト・アクトという声も高かった彼らの4年ぶり、通算4枚目のフル・アルバム。そのステージの印象から、ポップでカラフルな楽曲をイメージしがちだが、ポップではあるもののモノクローム

V

すでに全米チャート1位に輝き、バンドにとって7年ぶりのナンバーワン・ヒットとなった本作。デビュー時のなんとしてでもソウルやファンクのグルーヴをロック・バンドのメカニズムで表現しようとする衝動と、それを牽引したAdam Levineのホワイト

V For Vaselines

NIRVANAのKurt Cobainも愛したグラスゴー出身の男女デュオ、THE VASELINES。90年代に1度解散した彼らの、2008年の再結成後2作目となるフル・アルバム。何故、Kurtはこのデュオを愛したのか? その答えは、ピュア

Otherness

チルウェイヴ以降のシーンに現れ、インディーR&Bの隆盛やディスコ・リヴァイバルの先駆者的立ち位置にいながらも、しかしどこにも属さないし属せない孤立無援の花――ロンドン出身のプロデューサー/ミュージシャンであるKINDNESSことAdam B

Plowing Into The Field Of Love

モヤッとしているんだけれど、聴いていてなんだかスッキリする―― 今作にそんな矛盾した印象を与えている所以として、喉の奥につかえている鬱蒼とした気分を吐き出すように歌うフロントマン、Elias Bender Rønnenfeltの存在が大きい

Sukierae

今年結成20周年を迎えたWILCOのフロントマン、Jeff Tweedyがサイド・プロジェクト"TWEEDY"として息子のSpencerとともに制作したデビュー・アルバム。今作にはTWEEDY親子だけでなく、元THE YOUNG FRESH

Joined Ends

ウィーンで生まれ、10代のころに独学で鍵盤やサックスなどを習得し、同時にコンピューターで音楽制作をはじめたDORIAN CONCEPTことOliver Thomas Johnson。大学でサウンド・デザインを学び、THE CINEMATIC

You're Dead!

FLYING LOTUS最新作のテーマはズバリ"死"。無限に広がる死の世界という、誰もが迎えるであろう未知の領域を表現したサイケデリックな音像を聴かせている。USヒップホップ・シーンの代表的ラッパー、Kendrick Lamarや大御所感漂

Everything Will Be Alright In The End

デビュー20周年を迎え、改めて原点に立ち返り、本来のWEEZERらしさを追求したんじゃないかと思わせる4年ぶりのニュー・アルバム。3パートからなる組曲に加え、新境地を思わせる絶妙な転調やデイスコ・サウンドやトラッド・フォークといった新機軸を

Ballroom

来年デビュー15周年を迎えるフランスのポップ・マエストロ・バンドの前作から約3年半ぶり、通算6作目となる新作アルバム(日本先行リリース)。全編に亘りリバーブがかかり奥まった定位から聴こえてくるヴォーカル、Xavier Boyerの声は一聴す

Adrian Thaws

MASSIVE ATTACKとともにトリップホップ/ブリストル・サウンドの立役者と謳われるTrickyがロンドンで完成させた11作目のアルバム。多くの女性シンガーを迎えたヒップホップとポスト・パンク、そしてレゲエ/ダブのミクスチャーという基

Year Of The Caprese

ディスコだ!ファンクだ!R&Bだ!......と叫んだところで、今、世界中のポップ・シーンはそれらに埋め尽くされているわけで、やはりBLOOD ORANGEやFKA twigsのように、ジャンルで語ることが野暮になるほど、サウンド自体を蹂躙