Overseas
2014年10月号掲載
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前作からわずか1年で新作をリリースしてしまうところに絶好調が窺える。THE SMITHS解散後、数々のプロジェクトやバンドに参加してきたUKロックが誇るカリスマ・ギタリスト。ソロ名義としては2作目となるこのアルバムには前作の延長上でツアーの熱気を反映させたロックンロールが満載。全編アップ・テンポで押し通したところが潔い。曲の出来とツアーを共にしてきたバンドのコンディションに自信があるから、あれこれやる必要がなかったんだろう。ポスト・パンク調のサウンドも彼の血肉となっているものだ。最も得意としていることをやっているだけにそこに迷いは微塵もない。ギタリストのソロと言うと、歌にオヤ?となることが多いが、Marrの溌剌としたヴォーカルも大きな聴きどころだ。(山口 智男)
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