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DISC REVIEW

Overseas

The Magic Whip

九龍のスタジオでの5日間のレコーディングはまるでインディー・バンドのようだったことはインタビューで明確になったが、仕上がりのいい意味で余白の多い音像にもそれは現れている。Graham Coxonのクランチ気味でどこか神経症的なギターのTra

Sound & Color

Track.1の「Sound & Color」で温かいフェンダー・ローズとベースの呼吸するような絡みが聴こえてきただけで鳥肌が立って、"音楽がこの世に存在してありがとう"と言いたくなってしまった。Brittany Howardのソウルフルな

Danger In The Club

PALMA VIOLETSほど、リスナーの世代によって"懐かしいけどいいもの""まったく新鮮なもの"と印象が二分するバンドも珍しいと思う。目新しい要素の切り貼りより、ロックンロールの奇跡を今の自分の身体と精神を通して具現化する彼らは、真価を

II

トロント出身のポスト・パンク・バンドの2ndアルバム。首尾一貫、ローファイな音が鳴り続けるいかにもSUB POPなグランジ・アルバム。NIRVANA以降もグランジのみならずBAND OF HORSESやCSSなど、多様なアーティストを輩出し

Darling Arithmetic

アイルランドはダブリン出身の青年、Conor O'Brien率いるVILLAGERSの3rdアルバム。サウンドの基調となるのはオーセンティックなフォークだが、そこにエレクトロニカやポスト・ロックを昇華したアレンジを塗すことで、深く己の内面世

A Guide For The Perplexed

BABYSHAMBLESのベーシスト、Drew McConnellのサイド・バンド、HELSINKIの2ndアルバム。そもそも、THE LIBERTINESが00年代のUKロックにもたらした成果のひとつに、ロックンロール誕生以前のフォークや

1000 Palms

THE WHO、THE KINKS、THE BEACH BOYS、GUIDED BY VOICES、WEEZERといった偉大なアーティストたちを想起させながらも、確実に現代性をもった素晴らしいソング・ライティングで独自の世界を築き上げてきた

Night Flowers

ロンドン出身の男女混合5人組バンド、NIGHT FLOWERS。彼らの日本デビュー作となる今作は、柔らかく霞がかったギター・サウンドと、気だるくメランコリックに、そして甘く囁きかけるヴォーカルが印象的な「Bound」で幕を開ける。ステレオか

Freedom Tower - No Wave Dance Party 2015

8年ぶりにリリースした前作『Meat And Bone』を原点回帰と絶賛する人たちも少なくないが、原点回帰というなら、ルーツなロックンロール路線だった前作よりも断然、R&B/ファンク/ヒップホップに改めて取り組んだこちらだろう。ジャンクなロ

The Day Is My Enemy

6年ぶりの来日を果たすTHE PRODIGYのニュー・アルバムが完成した。90年代からエレクトロ/ロック・シーンをボーダーレスに行き来してきた超硬質のデジタル・ハードコアはここでも健在。ビートとヴォーカルをメインに押し出したソリッドなサウン

Alone For The First Time+5

Kanye WestやCAT POWERなどのリミックスを手掛け、LA拠点のプロデューサー集団WEDIDITにも所属するカナダ発のDJ、Ryan Hemsworthのアルバムが、5曲の追加トラックを収録した豪華盤でリリース。tofubeat

Petals

イギリス・ブラックプールを拠点に活動する3人組ロック・バンド待望の日本デビュー・ミニ・アルバム。かねてから洋楽ロック・ファンの間では話題となっていた彼ら。OASIS、NOEL GALLAGHER'S HIGH FLYING BIRDSらのマ

Sometimes I Sit And Think, And Sometimes I Just Sit

きっとTHE ROLLING STONESが好きなんだろうね。それとNIRVANA。あ、Bob Dylanも大好きに違いない!海外の音楽マスコミがこぞって注目しているということで気になっていたが、ついに完成させたデビュー・アルバムがこんなに

Woman To Woman

USインディー・フォーク・グループ、PAPER BIRDのフロント・ウーマンの2ndアルバム。"ポピュラーなラヴ・ソングに女性のキャラクターの立場から返答する"という、なかなか面白いアイディアをコンセプトとして制作されたとのことで、Elvi

The Scene Between

Ian Partonを中心とする6人組、THE GO! TEAM。前作のリリース後、メンバーは各々の活動を行い、特にIanはももいろクローバーZの「労働讃歌」を作編曲したことでも話題となった。4年ぶり4作目となる今作『The Scene B

To Us, The Beautiful!

ニューヨーク大学のミュージック・プログラム学科を卒業後、様々なバンドでキャリアを積み、THE HOLD STEADYのメンバーとしての活動歴もあるマルチ・インストゥルメンタリスト/コン ポーザー、Franz Nicolay。『To Us,

Happy People

B-TOWNと呼ばれるバーミンガムのインディー・ロック・シーンの急先鋒として2012年にデビューした4人組。彼らが2年ぶりにリリースする2ndアルバムには精力的にツアーを続けながら遂げてきた成長がしっかりと反映されている。80年代のネオ・サ

Modern Nature

90年代初頭、THE STONE ROSES登場直後の英国ロック・シーンに現れ、そのダンサブルなグルーヴとアンセミックなメロディが見事に融合したサウンドで人気を博したTHE CHARLATANS。一昨年、結成時よりのドラマーを脳腫瘍で亡くす

Vestiges & Claws

デビュー・アルバム収録の「Heartbeats」が2005年、SONY BRAVIAのCMに使われ、世界中で知られるようになったスウェーデンのシンガー・ソングライターが8年ぶりにリリースする3作目のアルバム。フォークとブルースの影響が色濃い

O Shudder

マンチェスター出身の5人組、DUTCH UNCLESの4作目。彼らと同じく2009年にアルバム・デビューしたBOMBAY BICYCLE CLUB同様、ポスト・ロック~エレクトロニカ以降の皮膚感覚で、叙情的かつ構築的なハイブリッド・ポップス