Overseas
2015年04月号掲載
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トロント出身のポスト・パンク・バンドの2ndアルバム。首尾一貫、ローファイな音が鳴り続けるいかにもSUB POPなグランジ・アルバム。NIRVANA以降もグランジのみならずBAND OF HORSESやCSSなど、多様なアーティストを輩出してきたSUB POPの先祖返り的なサウンドで、今時こんなアルバムができるのかとちょっぴり懐かしさすら覚えてしまう。イギリスの鬼才エンジニア/プロデューサーJoe Meekの仕事のような小曲「Zzyzx」に続く爆裂パンク「IOU」、「Landfill」、ラストの「Kicking A Can Of Worms」まで、とにかくやかましくてたまらない音楽が好きな方にはおすすめの1枚。できればデカい音量でかけられるシチュエーションで聴いて欲しい。ヘッドフォンで聴くと耳が悪くなりそうだから!(岡本 貴之)
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