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DISC REVIEW

Y

Human

バンド名に込めた意味を考えれば、前作『Flesh and Blood』に対するごく一部のリスナーからの批判は、メンバーたちの想定内だったのだろう。その前作のリリースを機に、物議も含め注目度を高めた5人組が、それならと思ったかどうかはわからな

沈百景

2016年に多くの新人コンテストで軒並みグランプリを獲得したことで話題になっている、5人組ロック・バンド YAJICO GIRLによる初の全国流通盤。フェード・インするシンセのリズムが心地いい「光る予感」から幕を開ける全5曲は、ASIAN

Yes

ポップ・ミュージックの肯定的な力、“YES”のストーリー――即興パフォーマーからイベント・オーガナイザー、そしてプロデューサーなど多面的に活動する音楽家、藤乃家舞がYAMP KOLTとして初のアルバムをリリースする。8人の個性派女性ヴォーカ

I Wanna Be Your Hero

the telephones/lovefilmで活躍する石毛 輝(Vo/Gt/Syn/Prog)の新プロジェクト"Yap!!!"。彼らの記念すべき1stミニ・アルバムは、まさに"踊れるロック"の再来だ。Track.1「Dancing in

Hello World

双子テクノ・ユニット、RYUKYUDISKOの弟・廣山陽介によるソロ・プロジェクトがこのYAPANだ。単にJAPANをドイツ語読みにしたという由来からも、彼が沖縄音楽とダンス・ミュージックを融合させたRYUKYUDISKOのアイデアをさらに

hotel new continental

3ピースのガレージ・ロック・バンド、sixのヴォーカル・ベースとしてフロントマンを務めるヨシカが新たに結成した6人組バンドの1stアルバム。クラシカルなホテルの1室に集まった楽団を思わせるジャケットから受ける印象はムーディーなジャズといった

NATURAL

2012年に初の全国流通盤をリリースしてから、メンバー・チェンジを繰り返しながらもライヴを行い、バンドの地盤を固めてきたyEANが、とうとう現在の6人編成になって初作品であり、約3年ぶりとなるミニ・アルバムをリリース。USインディーの匂いの

4C

2010年結成の男女ツイン・ボーカル4ピース・ロック・バンドyEAN。初全国流通盤となる今作は新しいジャンルすら作り得る可能性に満ちた秀作である。冒頭を飾る「m.B.E.b」の語りかけるようなミサキ(Vo&Ba)のヴォーカルと個性的な歌詞、

Night Call

ヴォーカルのOlly Alexanderのソロ・プロジェクトとして再始動後初のオリジナル・アルバムで、すでにUKでは初登場1位を獲得。LGBTQ+のアイコン&アクティヴィストであり、80年代のゲイ・コミュニティを描いたドラマ"It's a

Sparkle X

結成35周年、5年ぶりとなる10枚目のアルバムは、"Sparkle"=輝かしい、"X"=10枚目、未知のものというタイトルが示すよう、バンドにとっても、ファンにとっても、これからの生きる道を照らすかのような作品となった。王道でシンプルなロッ

33

イエモンのベーシスト、HEESEYによる4年ぶり3枚目のソロ・アルバム。"33"とは制作期間中にハマったという数秘術にもとづいて計算されたHEESEYの個性を表すナンバー。"変人"の自分を全力で楽しむ気分で制作したことで、ジャンルも言葉遊び

DRAFT

逆境を、ある意味自分たちの売りにしながら、生きる証として音を鳴らしてきたバンドである。そんな5人組による10thアルバムは、いつも以上に気迫に満ちたものになっている。それは18年に迎えた結成15周年を機に、多くの人から好かれたいというスケベ

TRIANGLE

ガレージ・ロック、ジャズ、ブルース、男前なロックの要素を盛り込んだサウンドにしゃがれ声によるヴォーカルが魅力の5人組ロック・バンドの9枚目となるアルバム。ライヴ・バンドならではの実感のこもった歌詞が興味深い楽曲「ハイボール」、同じくライヴハ

Alarm

完全無所属を掲げ、DIYの活動を続けながらじわじわとファンを増やしてきた2003年結成の5人組が完成させた7作目のアルバム。ロカビリー、ジャズ、ガレージをバックボーンとしながら、それだけに止まらない変幻自在の12曲が収録されている。モダンな

Piñata

Keyを交えた4人編成となりバンド名をCharlesからYENMAに改名しての1stアルバム。どこか懐かしいポップスの香りが漂い、カラフルでスピード感溢れる音の嵐で、ひと息でリスナーの心をさらう「シャンデリア」に始まり、10代で"閃光ライオ

Siren

PASSION PITやEllie Gouldingの発掘で話題を集めるレーベル、NEON GOLDから新たな刺客、YES GIANTESS!レーベル・カラーとも呼べる激キャッチーなキラキラ80'sサウンドを武器に、とことんフロアをアゲるカ

Trademarks01

最新で最旬の新世代インディ・アーティストを詰め込んだ好企画盤。NEON INDIAN、WASHED OUT、YES GIANTESS、DUCKTAILS、TORO Y MOIなど、これからが楽しみなアーティストばかり。エレクトロ、インディ・

Yes Giantess EP

来日公演も大盛況だったPASSION PITを輩出したインディ・レーベルNeon Goldが送り出すボストン出身期待の新人バンド。PASSION PITのメンバーであるAyad Aladahamyがプロデュースを務める曲もあり、路線としては

宇宙人

色とりどりながら、未知なるものに足を踏み入れる興奮や緊張が味わえる6曲が収録された7thミニ・アルバム。1曲目に相応しい勢いと、ミステリー小説のような歌詞――さらに結末は"僕ら みんな犯人だった"と、深いメッセージを感じさせる「理解不能」。

光

"雪山から彗星のごとく人里に現れたバンド"という設定は正直謎だが、本作に今現在のYetiの意志が満ちていることに間違いはない。転がり続ける四面体をバンドの姿に喩えた「xi-sai-」を始め、"伝えたいの"、"叶えたいの"と祈りを繰り返すよう