DISC REVIEW
Japanese
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YOLZ IN THE SKY
DESINTEGRATION
兼ねてより“ミュータント”、“カテゴライズ不能”と評されてきた彼らの音楽だが、“崩壊”と名付けられた今作では、更なる深化を見せている。インダストリアルで無機質なミニマル・人力ビートに掻き乱す様なギター・サウンド、それに甲高いハイトーン・ヴォーカル。自分としては正直抵抗を感じてしまう声質ではある…が、それにも関わらずすんなり聴けてしまうのは、永遠の様な反復運動の中、そこに突如として現れては消えていく歌声が、非日常的に―言い換えるなら聴き手を揺さぶる“異物感”として、効果的に働いているからか。声の魅力ばかり取り沙汰してしまったが、重要なのはその冷めた音楽性にある。特に、22分に渡る大作「Waver Waver」で変貌を遂げていくサウンドは一聴の価値アリ。P.I.Lを彷彿とさせるメタル・ボックス缶仕様もグッド。
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- 2025.01.29
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