Japanese
2018年03月号掲載
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バンド名に込めた意味を考えれば、前作『Flesh and Blood』に対するごく一部のリスナーからの批判は、メンバーたちの想定内だったのだろう。その前作のリリースを機に、物議も含め注目度を高めた5人組が、それならと思ったかどうかはわからないが、約1年4ヶ月ぶりにリリースするこの2ndアルバムでは、前作で提示したオルタナティヴなR&Bとエレクトロニック・ミュージックの追求をさらに突き詰めたことを思わせる、濃密且つ鬼気迫るような世界を作り上げている。個人的には、巷間言われている批判に対してあまり意味がないと思う一方で、正直、少なからず共感できるところはあるものの、ここまで自信と確信(に加え、覚悟?)を見せつけられてしまうと、ぐうの音も出ないどころか、ただただ圧倒される。(山口 智男)
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