Overseas
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B-TOWNと呼ばれるバーミンガムのインディー・ロック・シーンの急先鋒として2012年にデビューした4人組。彼らが2年ぶりにリリースする2ndアルバムには精力的にツアーを続けながら遂げてきた成長がしっかりと反映されている。80年代のネオ・サイケ、90年代のマンチェスター・サウンドの影響を、自分たちの個性としてよりはっきりと意識したうえで、それをどう聴かせるか。そこで試した様々なアイディアが成長を印象づける変化として表れている。因みに日本盤は海外のデラックス盤にライヴ・バージョン3曲を加えた計21曲を収録。1番の成長はツアーを続けながらこれだけたくさんの曲を書き上げたことだ。中には原点回帰を思わせる曲もあるが、それが今後、どう彼らの音楽に反映されるかも楽しみだ。(山口 智男)