DISC REVIEW
Overseas
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THE DEAD WEATHER
Dodge and Burn
Jack Whiteの70年代ブリティッシュ・ハード・ロック愛が3度炸裂! THE KILLSの女性シンガー、Alison Mosshartらと組んだ4人組が5年ぶりにリリースする3rdアルバムは、7インチ・シングルとしてリリースしてきた4曲のリミックスおよびリマスター・バージョンに新曲8曲を加えた全12曲を収録。ある意味、時代錯誤であることがテーマのひとつだったに違いないが、それを徹底的に追求したからこそ、ヒップホップの影響、エキゾチックなメロディ、レゲエのリズムが絶妙なアクセントとして効いてくるわけだ。ダイナミックなギター・プレイを披露しているDean Fertita(QUEENS OF THE STONE AGE)はもっと注目されてもいい。彼が加えるオルガンの古色蒼然たる音色も雰囲気ものだ。
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FIDLAR
Too
FIDLARは、時に破天荒と評される。たしかにセルフ・タイトルを掲げた1stアルバムは、猥雑で荒々しいガレージ・パンクにひたすらドラッグやアルコールについての歌詞を載せるという、まさに勝手にしやがれと言わんばかりのパンク精神を地で行くものであった。しかし、前作から2年以上のインターバルを経て完成した『Too』の根底にあるのは、NO FUTURE的なパンク観ではない。ソングライターであるZac Carper自身も"大人になったのさ(笑)"と語る通り、ここでは現実に中指を立てつつも地に足のついたロックンロールをまっすぐに聴かせる。抑えきれないオルタナティヴな衝動を爆発させるTrack.2、どこかブリティッシュな香りを漂わすTrack.4やTrack.7、新たなポップ・センスの開花を感じさせるTrack.10など、2作目のジンクスをぶち破る気概を見せつける。
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CHVRCHES
Every Open Eye
50万枚を超えるセールスを記録したというデビュー・アルバム『The Bones Of What You Believe』の成功を、バンドが真正面から受け止めていることを思わせる、とても気持ちのいい作品だ。女性シンガーを擁するグラスゴーの3人組、CHVRCHESが2年ぶりにリリースする2作目のアルバム。身上としているエレポップ・サウンドに大きな変化はないものの、メロディ、リズム、アレンジというベーシックな要素だけで訴えることができる作品を目指したというだけあって、バンドの芯にある魅力がより際立ってきた。これまで以上に多くのリスナーから歓迎されるに違いない。成功をプレッシャーに感じるどころか、自分たちが前に進む原動力にしているようなポジティヴなヴァイブが感じられるところが何とも痛快だ。
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DEERHUNTER
Fading Frontier
ダークで不穏なガレージ・サウンドの中に甘美な側面を窺わせた前作『Monomania』とは一転、"いよいよBradford Coxは現世にいながらにして彼岸を見たのか?"と言いたくなるような、ドリーム・サイケなんて言葉では言い尽くせない世界観を提示してきた。すでにMVが公開されている、ミニマル・ファンクなビート感とサウンドが新鮮な――でもやっぱりどこか歪んでいるし揺らいでいる「Snakeskin」みたいな曲はこの曲だけ。彼らの名前を世界的に押し上げた『Halcyon Digest』を手掛けたBen Allenが今作もプロデューサーを務めているせいか、テクノ的なアンビエンスと生音のバランスは近いが、よりビートは後退。ぞっとするほど美しいメロが満載だ。
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BAIO
The Names
VAMPIRE WEEKENDのベーシスト、Chris BaioがBAIO名義でソロ・アルバムをリリース。本人が言うDavid BowieやBryan FerryよりもNEW ORDERやDEPECHE MODEを連想させる80's調エレポップ・サウンドを基本路線として、ネアオコやシンセ・オリエンテッドなダンス・ナンバーにもアプローチ。リスナーをあっと言わせるような驚きはないものの、ソングライター、ヴォーカリスト、トラックメーカーとして、なかなかの才能の持ち主であることをアピール。音楽に取り組むその誠実な姿勢に好感を持つリスナーは多いはず。インダストリアルなスペクター・サウンドなんて言ってみたいTrack.9「Scarlett」のようなインパクトのある曲がもう何曲かあると、印象はもっと違ったんじゃないか。
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Jim Adkins
I Will Go
JIMMY EAT WORLDのフロントマンだ。歌心を持ったミュージシャンであることは今さら言うまでもない。だから、このソロEPではその歌心をどう表現しているかに注目するべきだろう。オリジナルとカバーのカップリングという形でリリースした3枚のシングル(デジタルと7インチ)の全6曲を収録。アコースティック・サウンドを基調としながら、歪みや軋みを加えたところは、らしいと言える一方で、ホーンも使ったアレンジからはR&Bの影響という発見も。THE EVERLY BROTHERS、BECK、Cyndi Lauperというカバーの選曲も含め、予想以上の聴き応え。そのTHEEVERLY BROTHERSの「Give Me A Sweetheart」では曲の聴きどころである美しいハーモニーを、ひとりで再現することにも挑戦している。
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!!!
As If
猥雑でやぶれかぶれなディスコ・パンク・サウンドで世界中のミュージック・ジャンキーを熱狂させ続ける!!!による6枚目のアルバム。デビューより徐々に音楽性を深化させ、前作『Thr!!!er』では狂騒的なディスコ・パンクというパブリック・イメージから脱却、次なる一手を予感させた彼らが提示した今作『As If』は、端的に言うとダンス・レコードだ。ミニマル・ファンクなビートのTrack.1、ロマンティックなきらめきのあるロック・チューンのTrack.3、ディスコ・アンセム的なTrack.4、ハウスの刹那的高揚感を体現するTrack.7、ソウル/ゴスペルを取り入れるチルなTrack.10などをシームレスに繋ぐ完全クラブ仕様。かつての振り切った野卑さはなく、渦巻く禁欲的なエネルギーに限りない知性を感じさせる1枚。
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DARKSTAR
Foam Island
Warp Recordsへ移籍してリリースされた前作『NewsFrom Nowhere』以降、"FUJI ROCK FESTIVAL'13"への出演など、日本でも名を馳せるAiden Whalley、James Youngの2人によるエレクトロ・ユニットの約2年半ぶり3枚目のアルバム。言葉が飛び交い映画の一場面のような冒頭の「Basic Things」から「Inherent InThe Fibre」と幽玄なエレクトロ・サウンドが掴みどころのない印象を与えるが、「Stoke The Fire」のようなデカダンで都会的なダンス・トラックもありポップなエレクトロ・アルバムとなっている。MVが制作されている「PinSecure」の散らばったピースを集めて構築していくような音像が面白い。1枚のサントラ盤のつもりで通して聴いて欲しい。
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BATTLES
La Di Da Di
実験性の追求とハードコア・パンクの精神というバンドの核となる部分はそのままに、音楽性を深化させてきたBATTLES。彼らによる4年ぶり3作目となるアルバム『La Di Da Di』は前作『Gloss Drop』の延長線上にあることは間違いない。しかし完全なインスト作となり、過剰性から解放され精神的な軽やかさを手に入れたことから、より個々のビートやメロディは強固に。基本的な構造はテクノ的なミニマルな反復。そこに幾何学的なリフが折り重なり、屈強なビートが生むダイナミズムが作用しカタルシスを喚起する。また今作においては、覚醒を予感させるTrack.1から端を発する、地殻変動するようにうごめく巨大なエネルギーも作品を規定する大きな要素だ。Tyondai Braxton脱退以降、残されたメンバーのみで作られた初の作品が、ある種のシンプルさを志向していることも興味深い。
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THE LIBERTINES
Anthems For Doomed Youth
2010年に実現した奇跡の再結成から5年。THE LIBERTINESが遂に3作目のアルバムを完成させた。前作から実に11年。彼らがいなければ、現在のUKロック・シーンの盛り上がりはまた違ったものになっていたかもしれない。しかし、ここにかつてのTHE LIBERTINESを過度に期待しちゃいけない。Gary Powell(Dr)も言っている。俺たちは新たなアプローチで新しいサウンドに挑戦した、と。その発言を踏まえるなら、新作の聴きどころはロックンロール・ナンバーよりもむしろ11年分の成熟が滲み出たメランコリックなピアノ・バラードや酔いどれジャズなんて言えそうな曲の方だ。ロックンロール詩人なんて言ってみたい、このロマンチシズムも、思えば、以前からの彼らの魅力のひとつだったはず。
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VINTAGE TROUBLE
The Swing House Acoustic Sessions
Blue Note Recordsへの移籍が話題のVINTAGE TROUBLEが2ndアルバムと同時にリリースするミニ・アルバムは、ライヴ感満点のアコースティック・セッション・アルバム。日本でも初来日にして"SUMMER SONIC"のメイン・ステージ出演で一躍注目を浴び、ライヴ・パフォーマンスに定評がある彼らのスタジオ盤とは違う魅力をパッケージ化した作品だ。暗めのラテン・ロック「Lo And Behold」、軽快な「Never Mine」の2曲は未発表曲だが、どちらも躍動感のある曲で聴き応えあり。後半3曲の日本盤ボーナス・トラックには2014年に行われた日本公演からのライヴ音源も収録されているのが嬉しい。洗練された印象の彼らだが、ライヴで発する熱は間違いなく一級品だ。
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YO LA TENGO
Stuff Like That There
2014年に結成30周年を迎えたUSインディーのレジェンド・バンド、YO LA TENGOのニュー・アルバム。今作は従来のメンバー3人に加え、初期メンバーのひとりであるDave Schrammが参加して4人編成で制作されている。SFドラマ仕立てのMVも話題のTHE CURE「Friday I'm In Love」を始めとするカバー曲、「Deeper Into Movies」他オリジナル曲のセルフ・カバー、新曲2曲「Rickety」「Awhileaway」で構成された内容は、全体的にリラックス・ムードが漂う近年の彼らのライヴ・パフォーマンスを反映したアコースティックなもの。THE LOVIN' SPOONFUL「Butchie's Tune」、Hank Williams「I'm So Lonesome I Could Cry」といったカントリー曲のカバーが最高に心地良く、広い草原の中で寝転びながら時間を忘れて聴いていたくなる。来日公演の実現にも期待したい。
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TEEN DAZE
Morning World
TYCHO、SUN GLITTERSなどのリミキサーとしても知られるカナダのJamison Dickによるソロ・プロジェクトであるTEEN DAZE、約2年ぶりのフル・アルバム。緊張感のあるストリングスに意表を突かれるオープニングから一転、静かに弾むドラム、陽光を乱反射させて揺れる波のようなギター&シンセ、柔らかなヴォーカル&コーラス・ワーク。生音主体のバンド・サウンドと聞き、従来のエレクトロ・サウンドをハイブリットに進化させたものを想像し たが、洗練さや生命力ではなく、人肌程度の温度と近さを印象づけられる生音だ。"Glacier"(=氷河)と名づけられた前作から大きく変化。聴き手を夢見心地にさせてくれる楽曲が揃った。
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THE BIRD AND THE BEE
Recreational Love
LITTLE FEATのヴォーカル、スライド・ギターの名手として活躍したLowell Georgeを父に持つInara Georgeと、人気プロデューサーのGreg Kurstinによるエレクトロ・ポップ・ユニットの約5年振りとなる4枚目のアルバム。前 作であるDARYL HALL & JOHN OATESのトリビュート・アルバムはメロディの良さを損なうことなくエレクトロ要素を加えた作品となっていたが、今作はそうした80年代のブルー・アイド・ソウルやブラック・コンテンポラリーからの影響か、どこか懐かしさを感じさせるオリジナル作品。Track.6「Jenny」、Track.8「Doctor」といった楽曲の軽やかなレトロ・エレクトロさも楽しいが、やはりTrack.4「Runaway」のようなしっかりとしたメロディと爽やかで力強いヴォーカルの良さが最大の魅力だ。
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THE PHOENIX FOUNDATION
Give Up Your Dreams
近年、LORDEやUNKNOWN MORTAL ORCHESTRAなどワールドワイドに活躍するアーティストを輩出しているニュージーランド。そんな同国を代表するインディー・バンド、THE PHOENIX FOUNDATIONの6枚目となる作品が到着した。これまでリリースした作品は、母国の音楽賞"New Zealand Music Awards"にて最優秀作品賞を含む各賞にノミネートされるなど高い評価を勝ち取る、音楽的地力は折り紙つきの彼ら。アート・ロック然としたグルーヴとサイケデリックな浮遊感が印象的なTrack.1、"Bob Lennon John Dylan"という人を食ったようなタイトルもニクイ、スペーシーなサイケ・ポップのTrack.2、気だるいヴォーカルとダンサブルなビートの映えるTrack.6など、随所にインテリジェンスを感じさせるところからも、バンドの懐の深さをうかがわせる。
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THE MYNABIRDS
Lovers Know
DEATH CAB FOR CUTIEのBen Gibbardらによるエレポップ・デュオ、THE POSTAL SERVICEの再結成ツアーでのメンバーとして活動していたLaura Burhenn。彼女のソロ・プロジェクトがこのTHE MYNABIRDSだ。3作目となる今作は、どこかSSW然としていた、もしくは60年代のポップ・ミュージック的なエッセンスを多分に含んでいたこれまでの作風と異なり、10年代以降のモダンなシンセ・サウンドを機軸としたで質感で統一されている。例えば、アブストラクトなビートとアレンジの効いたTrack.2やブーミーなシンセ・ベースやメロディがどこか80'sリバイバル的なTrack.3など、新たなテイストでまとめ上げる。近年のUSインディー・シーンが才気溢れる人材の宝庫であることを改めて印象づける1枚。
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CRYING
Get Olde / Second Wind
アンニュイ女子ヴォーカル×チップチューンという相性バツグンの組み合わせのデビュー・アルバムを届けるニューヨークの3人組。今作は、シューゲイザーやパワー・ポップを通過したキャッチーさと耽美性の入り混じる正統派USインディー・ポップとしての強度を保ちつつ、日本人好みのテイストに仕上がった。おそらくそれは彼女らがKateBushとPerfumeを同等にリスペクトしているがゆえ、と言えそうである。どこかセンチメンタルな趣きのある Track.7、アンニュイなヴォーカルとグッド・メロディというシンプルな魅力の光るミディアム・ナンバーのTrack.13など、全14曲収録。疾走感ある00年代のシューゲイザー/ドリーム・ポップをベースに、チップチューンを絶妙に取り入れた高純度のポップ・ソング集。
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WALK THE MOON
Talking Is Hard
アメリカ、オハイオ州出身の4人組シンセ・ポップ・バンド、WALK THE MOONが自身2枚目となる今作『Talking Is Hard』で日本デビューを果たす。バンド名は、THE POLICEの名曲「Walking On The Moon」にヒントを得たというだけあって、高揚感のあるシンセ・サウンドやバウンシーなビート、突き抜けるほどにキャッチーなヴォーカルやどこかヘンテコさのあるメロディなど全編を通して80年代のポップ・ミュージックのエッセンスを感じさせる。スマッシュ・ヒットを記録した完全無欠のポップ・チューンTrack.3はもちろん、爆発するようにハード・ロッキンなパートが差し込まれるTrack.4、80'sソウル的な甘美なメロウさのあるTrack.12など、非の打ちどころのないアッパー且つダンサブルなポップ・アンセム集。
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Dinosaur Pile-Up
11:11 EP
90'sオルタナ・ロックの醍醐味を現代に蘇らせる英リーズ出身の3人組。昨年に引き続き、今年も"SUMMER SONIC"に出演する彼らが4曲入りのEPをリリース。現在のライヴのラインナップでレコーディングしたことに加え、ROYAL BLOODを手がけたプロデューサー、Tom Dalgetyを迎え、轟音のロック・サウンドはさらにパワーアップ。ヘヴィなリフを畳みかける表題曲、MOTORHEADにオマージュを捧げた「Bad Penny」が新境地をアピールしながら、「Might As Well」では轟音のギター・サウンドとポップなメロディを組み合わせるというこのバンドの真骨頂を改めて印象づける。「Replace Me」は彼らのルーツを物語る正調グランジ・ロック。
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ACTIVE CHILD
Mercy
2011年リリースの1stアルバム『You Are All I See』で、当時もてはやされていたチルウェイヴ的サウンドの一歩先を提示したACTIVE CHILDことPat Grossiによる4年ぶりの2ndアルバム。当初から持ち合わせていたインディーR&B的な感覚が一層研ぎ澄まされ、ソウルフルなヴォーカル・ワークが際立つ今作。エレジーなスウィート・ソウル・チューン「1999」で幕を開け、本編最後の「Too Late」で癒えない傷を抱え生きる者に一筋の光を授ける。ここにあるのは単なるノスタルジックで逃避的なシンセ・ポップではなく、人間の心の奥底に内在する孤独や悲しみ、情けない心情をもロマンチックなものへと昇華するソウル・ミュージックだ。そしてそれは愛を求め、傷つきながらも気高く生きる者に捧げられる慈悲の音楽なのだ。
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