DISC REVIEW
Overseas
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ZOLA JESUS
Taiga
これまでダーク・ウェイヴやゴシックの文脈で語られてきた彼女のイメージからすれば、現代の広義なエレクトロポップに寄った今作の質感は大きな変化かもしれない。アメリカ生まれながらロシアの血を引き、学年を飛び級した才女も今年で25歳。リード・トラックの「Dangerous Days」のビート感を耳にすると、かなりポピュラー路線にハンドルを切った印象だが、ロシア語で"針葉樹"を意味するタイトル・トラックなど他のトラックでは、ミニマルに削ぎ落としたSF映画のサントラ、例えばSteven Priceの音楽に、Zolaのどこまでも人を射抜くような意志的なヴォーカルにフォーカスした、ジャンルレスな楽曲が大半を占める。アクは減退したけれど、ヴォーカリストとしてはLORDEらと並ぶ存在感を本作で打ちたてるのでは。
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