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DISC REVIEW

Overseas

Man Up

THE BLUE VAN

Man Up

デンマークのガレージ・バンド、THE BLUE VANのサード・アルバム。今作も、60’sマナーな男気溢れるR&Bロックンロールを繰り広げている。男の色気タップリのヴォーカルと切れ味鋭いギター・リフ。時にズシリと、時にねっとりと腰にまとわりつくリズム隊。一聴すると地味に感じるかもしれないが、実はキャッチーでとっつきやすいメロディもいい。KINGS OF LEONやJETと同じく、ブルース・ロックンロールのダイナミズムをしっかりと体現してみせる。土臭さ×男臭さ=セクシーというブルース・ロックの方程式(今、思いついただけだけど)がしっかりと当てはまる。スペシャルな何かがあるわけではないのだけれど、地に足の着いたソウル・ミュージックの心地よい熱量が、アルバムの最初から最後まで詰まっている。

Mind Chaos

HOCKEY

Mind Chaos

耳の早いあなたならもう知っているかも。新たなインディ・ダンス・バンドとして注目を集めるHOCKEYが1月の来日公演に合わせいよいよ日本デビュー。最新のダンス・ミュージックを自分達のグルーヴに置き換え突き進む彼らだが、個人的に惹かれるのはKOOKSを彷彿とさせるヴォーカルBenのソウルフルな歌声とダンサブルで粘っこいリズム。乱暴に言うならばダンス・ビートに魅せられたMAROON 5と言った所か。それは先行シングルである「Lean To Lose」やファンキーな「3AM Spanish」でよく表れていて一筋縄には行かないポップ・センスと遊び心も忘れない彼らの魅力が溢れてる。


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The Muslims

THE SOFT PACK

The Muslims

既にTHE LAST SHADOW PUPPETS、FRANZ FERDINANDなどのサポート・アクトを務めるなど、話題をかっさらっているTHE SOFT PACKの10曲入りデビューEP。BLACK LIPS、VIVIAN GIRLS、THE DRUMSといったバンドと同じ流れにあるローファイ・ガレージパンクを繰り広げる彼等。初期パンク、パブ・ロックの影響を感じさせるメロディ・ラインに、軋みながら突き進むギターと少し籠もったドラムが心地よい浮遊感を漂わせる。初めて聴いた時は、最近こういうバンドが多いなという程度の感想だったのだが、流行云々なんてものを頭から抜かして聴いた時に、このシンプルなパンク・ソングが持つ中毒性にやられてしまった。刻み付ける為に鳴らされる音に、流行や理屈は関係ない。

KITSUNE MAISON COMPILATION 8

V.A.

KITSUNE MAISON COMPILATION 8

KITSUNE MAISON、この間7が出たばかりなのに、もう8がリリースですか。相変わらずのスピード感。それだけ、面白いインディ・バンドが多いということなのか、それとも流行のサイクルがさらに加速しているということなのか。今回も、TWO DOOR CINEMA CLUBやDELPHICといった今が旬のアーティストから、THE DRUMS、MEMORY TAPESを始めとした、これからのアーティストをコンパイルした充実の内容。ディスコ・ポップからエレクトロ、インディ・ロックまで、ヴァラエティの豊富さとコンピとしての統一感を両立させているところはさすがの仕事。今の潮流をしっかりと追い続けているからこそ・・・と、言うよりは先導しようとしているからこそと言うべきか。

Embryonic

THE FLAMING LIPS

Embryonic

SUMMER SONIC での母体から登場するパフォーマンスは、『Embryonic』=胎性と名付けられた本作に繋がっていたのか。ただ、エンターテイメント性溢れるステージを目撃した直後だけに、この新作『Embryonic』のモードには驚かされる。自分達がマジカルなポップ・バンドである前に、先鋭的なロック・バンドであると示すようなプリミティヴなオルタナティヴ・サウンドとアンビエント・テイストのバラードが交錯する。眩暈がするようなポップ・ワールドではなく、遥か彼方で瞬く光をやっと発見するような空気感が全体を覆う。初めて聴いた時は戸惑うかもしれないが、聴き通せば本作がポジティヴで美しい作品だと分かるはずだ。僕は、映画『2001年宇宙の旅』を思い起こしてしまった。

Grace and the Bigger Picture

JOHNNY FOREIGNER

Grace and the Bigger Picture

思春期性を帯びた“蒼い衝動”で駆け抜けたのがデビュー作であれば、本作の緩急をつけた疾走感は“ 第二次性微の葛藤” がもたらしたものだろうか。性急なビートにフックの効いたメロディーで90年代USオルタナティヴの憧憬を描く3ピース、JOHNNY FOREIGNERが帰ってきた。約1年という短いインターバルでのリリースが物語っているのは、ブレーキ知らずな勢いとPIXIESを彷彿としたギター・リフ+絶叫の嵐!愚直な姿勢は微笑ましいが、エレクトロを薄めより直球なバンド・アンサンブルで勝負した音響構築には確かな成長を感じます。しかし最大の飛躍は、紅一点ベーシストKellyの容姿だったりして!? アダルティーな匂いにドキリとしちゃいましたよ。12月のBRITISH ANTHEMSでの来日が俄然楽しみになってしまった訳です。

Islands

THE MARY ONETTES

Islands

80'sニューウェイヴの影響を云々って、もう説明にならない気がする。今みたいに様々な角度からこの多様性を持った時代にスポットが当たると「80'sニューウェイヴのどの辺」という話が必要で、こういう言葉に対してもっと自覚が必要だと実感する。このスウェディッシュ・バンドTHE MARY ONETTESのレビューを書きながら、ふとそんなことを考えたので書き直し。デビュー・アルバムが本国のみならず、欧米でも高い注目を集めた彼等。THE CURE のようなナイーヴな歌心を、洗練されたクリアなセンスでまとめる完成度の高さは秀逸。WHITE LIESに通じるロマンティックな美意識を持つギター・ロックだが、THE MARY ONETTESの方が都会的な清々しさがあるのはスウェディッシュ・バンドならでは。

Family

THINK ABOUT LIFE

Family

カナダはモントリオールのTHINK ABOUT LIFE のセカンド・アルバム。ファーストの音楽性とは異なり、本作は腰と胸を同時に打ち抜くディスコ・ポップなのだが、これが凄いことになっている。PRINCE とTV ON THE RADIO とBASEMENT JAXXが融合したような・・・と似たような喩えも既に多く見られるが、特徴的なのは本作の説明には最低3つのアーティストが必要なこと。いや、3 つじゃ足りない位に多角的で挑戦的。完成度の高いアレンジと多彩なビートで、普通は繋がらないようなところもヒップに繋げてしまう。エンターテイメント性もグルーヴも満点。世界中のダンスフロアが彼等に夢中になってもおかしくない。個人的に、2009 年のベスト5に余裕で入りますね。大推薦。

Das Pop

DAS POP

Das Pop

一時期はJUSTICEのMIX CDに納められた事で有名になった彼ら。それが昨年の頭だった事もあってようやくという印象を受ける日本デビュー・ アルバムの登場だ。あのJUSTICEが目をつけていた事も驚きだが、今回のアルバムのプロデューサーは同郷のSOULWAX。今でこそダンス・フィールドで語られる事が多いSOULWAXだがグラマラスなロック・バンドとしてデビューした彼らの事、ポップなロック・サウンドもお手の物だろう。モータウン・ビートのヒット・シングル「Underground」から始まる今作は、難しい事を考えずに楽しめる極上のポップ・ソングがズラリ。ベルギーで10年前に結成された彼らは「ポップ」というキーワードの中それぞれが曲を作っていきアルバムを完成させた。時間がたっても色あせない爽快なポップ・アルバム。

Tommy Sparks

TOMMY SPARKS

Tommy Sparks

ipod touchの最新CM に「She's Got Me Dancing」が起用され、LADY GAGAやWHITE LIESのシングルのリミックスも手がける、スウェーデン出身のTOMMY SPARKSによるデビュー・アルバム。一見するとエレ・ポップ・アルバムなのかな?だとしたら、もうそろそろ飽きちゃった・・・と思っていたのだが、これがいい意味で予想を裏切られた。TOMMY SPARKSの音楽の根底にあるのは、ロックであり、ポップだ。バラエティーに富んだ1曲1曲はとても丁寧に緻密に作られており、聴いているといい塩梅になってしまうキャッチーなメロディーが詰まっている。正に捨て曲なし!派手さには欠けるかもしれないが、MGMTやFRANZ FERDINANDが好きな人に是非オススメしたい。いいアルバムです。

Up To Now

SNOW PATROL

Up To Now

98年にデビューし、バンド結成からは15年というキャリアを持つ、UKベルファスト出身の5人組、SNOW PATROLの二枚組ベスト・アルバム。現在までに4枚のオリジナル・アルバムをリリースしており、3rdアルバム『Final Straw』はプラチナ・アルバムを獲得。以後U2 のツアーのオープニング・アクトを務めるなど、確実に地位を確立してきた。このベスト・アルバムには、SNOW PATROLのヒット・シングルはもちろんのこと、JEESPER時代の曲なども含まれている。新曲「Just Say Yes」は、暖かいシンセサイザーの音と、ゆっくりとリズム、低く包み込むような歌声と、女性のバック・コーラスが美しく響いている。憂いを帯びたメロディではあるが、希望に満ち溢れたナンバーだ。果たして彼らの5thアルバムがどういうものになるのかということも、楽しみにしていよう。

Scandal

THE SHOES

Scandal

今年の6月にリリースされたPRIMARY ONEとのコラボレート・シングル「Oh Lord」から早くも5ヶ月いよいよTHE SHOESのフル・アルバムが届けられた。新たなフレンチ・エレクトロの刺客として注目を集めた彼らだが、ニュー・エレクトロ以降のアーティストと足並みを揃える様に、クールなヒップ・ホップ・トラックで始まり、ゲスト・シンガーを迎えたドラマティックで幻想的な「7 AM」など懐の広さを見せつける。もちろんファットなビートも健在で、この振り幅の広さがリミキサーとしても名を馳せる彼らの強みだろう。ダンスとロックそしてヒップ・ホップを独自のアイデアでポップにまとめ上げた渾身の1stアルバム。ここにもう少しTHE SHOESなりの色が見えたらと思うのは贅沢な話か。

We Be Xuxa

MIKA MIKO

We Be Xuxa

NO AGE等とともに、LAのDIYシーンの代表的存在として高い注目を集めているMIKA MIKOのセカンド・アルバム。SLITSを思わせるヴォーカル、THE DAMMEDなどの初期パンクからDEVO、THE B-52's等の影響も伺えるパンク・サウンドが特徴的だが、いい具合にスカスカとしたガレージ・サウンドが、まさに今の音として鳴っている。そして、つんのめり過ぎず、軽快に跳ねるビートが全体を引き締める。冒頭を飾る「Blues Not Speed」や「JohnsonR. Cool」のような疾走感溢れるパンク・ナンバーもよいが、リヴァーヴの効いたコーラスとベース・ラインが特徴的な「Totion」、不穏なホーンが入り乱れる「Keep on Calling」など、タメの効いたビートの楽曲が、特にカッコイイ。

Where The Wild Thing Are Original Sound Track

KAREN O AND THE KIDS

Where The Wild Thing Are Original Sound Track

YEAH YEAH YEAHSのKaren Oが、多数のゲスト、そして子供達とコラボレーション!? Spike Jonez監督の映画『Where The Wild Thing Are』のサウンド・トラックとなる本作。YEAH YEAH YEAHS で見せるエッジーなフロントマンの表情とは全く異なる、とても優しく柔らかい歌声。ライオット・ガールでもセックス・シンボルでもない女性の一面が全面に出た、温かみのあるキュートなポップ・ミュージック。何だかんだ言っても、こういう音楽には抗えない。このサウンドトラックから、何も知らずにYEAH YEAH YEAHSに辿り着いて度肝を抜かれる小中学生が出てくるんだろうね。そういう意味では、罪作りな作品とも言える。

MANNERS

PASSION PIT

MANNERS

最初にこのアルバムを聴き始めた時女性ボーカルだと思ったし、この圧倒的なエネルギーというか、インパクトに面食らってしまった。もうこの子にはついていけないという様な感覚、しかし聴き進めて行くうちに目が離せなくなっている。耳の早いあなたなら2008年にリリースされたEP「Chunk Of Change」でもうPASSION PITの虜になっているはず。そしてこの2nd アルバムで世界中が恋に落ちた。すべての曲をシングル・カット出来そうなほどの楽曲の良さとクオリティー、HOT CHIPでさえ霞んでしまいそうな眩さと儚さを持ち合わせ、くたびれた僕等を包み込む。各国でヒット・シングルが違うというのも彼ららしい。「Chunk Of Change」の楽曲も収録されたこの日本盤を手に取って、来年2月についに決まった来日公演を待とう。

(m)orning

MAE

(m)orning

12曲、12ヶ月、1ゴールという、メイク・ア・ディファレンス・プロジェクト真っ最中のMAEによる、2年ぶりのニュー・アルバム。今作『(m)orning』の後は、『(a)fternoon 』『(e)vening』と続くという、コンセプチュアルな3部作だ。日本盤ボーナス・トラックを除いては全9曲。前半2曲は9分弱、7分と、長尺で壮大なナンバーによって構成されている。シンコペーションを多用したリズムと、いくつにも分かれた曲構成は聴いていて飽きることがないし、何よりもメロディが素晴らしいのだ。創造力をフル活動させながら、MAE独特の清らかな旋律を堪能してほしい。こんなにも純粋さに溢れたアルバムを聴いた後だと、彼らが熱心に行っているチャリティ活動に対して、より説得力を感じずにいられない。

Creaturesque

THROW ME THE STATUE

Creaturesque

本作がセカンド・アルバムとなるUSインディ・バンドTHROW ME STATUE。メランコリックなメロディと歌声、リズミカルなビートにローファイなアレンジを施した、最新型のネオアコ・バンドとでも言おうか。その抜群の歌心はどこかBELLE AND SEBASTIAN を思わせるのだが、彼等のように完璧主義的ではなく、いい意味でもっとラフで肩の力の抜けたリラックス感がいいVIBEを放っている。USローファイ・ポップらしい雑食性も随所に見られる、笑い泣き必至のミラクルなポップ・ソングが満載。あえて、BELLE AND SEBASTIANのアルバムを一枚並べるなら『The Boy With The Arab Strap』。USインディの底の深さを実感させられる一枚。

Matador

ARMS AND SLEEPERS

Matador

アメリカ本国では既に高い音楽的評価を獲得しているARMS AND SLEEPERSのセカンド・アルバム。柔らかいダウンビートとアンビエントな上音が織り成す緻密なサウンド・プロダクションと、多くのゲスト・ヴォーカルの切なくも美しい歌声が、深いストーリー性を生み出している。その幻想的な世界観は、トリップホップ勢やSigur Rosといったアーティストと同じ系譜にある。チェロやアコーディオン、さらにはオルゴールまで各楽曲に散りばめられた様々なアコースティック楽器が温もりを加える。この種の音楽には、正直もう新鮮味を感じない作品も多いのだが、このアルバムには自然と涙腺が緩んでしまう何かがある。押し付けがましさもなく、すっきりと聴きとおせる構成も素晴らしい。

House Of Commons

WHITE LIGHT PARADE

House Of Commons

とにかく、5曲目「Wait For The Weekend」だろう。イントロのドラムからTHE KILLERSやBLOCK PARTYを髣髴させるメロディまで、まさにアンセムと呼べる一曲だ。瑞々しいポップさを持つDanny、マッチョなTHE CLASHチルドレンという感じのJonoと、バンドの中心であるYates兄弟のヴォーカル&ソング・ライティングの個性がはっきりと異なるところも面白い。これぞワーキング・クラス・ヒーローという歌詞、疾走感と高揚感に満ちたシンプルなギター・ロック。週末を待ち望む退屈な日常へのフラストレーションをロックンロールに変換する。これまでも何度も繰り返されてきた図式そのものだが、それでも僕はまたもやこのアルバムに胸躍らせている。

Phrzes For The Young

Julian Casablancas

Phrzes For The Young

THE STROKESのメンバーそれぞれが本隊とは別に素晴らしい作品を発表する中、沈黙を守ってきたフロントマン、Julian Casablancasが遂にソロ・アルバムを発表した。ソング・ライティングはTHE STROKESのそれなのだが、ドラム・マシーンやキーボードを多用した洗練されたトラックに乗ると、楽曲がまた違った輝きを放つ。Julianの声も穏やかでありながら色気があり、気張っている様子など微塵もない。フォーキーな楽曲もメロウな曲も挟みながら、憎らしいほどに洗練されたロックンロールを鳴らす。Julian Casablancasの才能に改めて感服させられる、極上のポップ・ミュージック。こんな作品を聴かされると、THE STROKESの新作が待ち遠しくなる。