Overseas
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NO AGE等とともに、LAのDIYシーンの代表的存在として高い注目を集めているMIKA MIKOのセカンド・アルバム。SLITSを思わせるヴォーカル、THE DAMMEDなどの初期パンクからDEVO、THE B-52's等の影響も伺えるパンク・サウンドが特徴的だが、いい具合にスカスカとしたガレージ・サウンドが、まさに今の音として鳴っている。そして、つんのめり過ぎず、軽快に跳ねるビートが全体を引き締める。冒頭を飾る「Blues Not Speed」や「JohnsonR. Cool」のような疾走感溢れるパンク・ナンバーもよいが、リヴァーヴの効いたコーラスとベース・ラインが特徴的な「Totion」、不穏なホーンが入り乱れる「Keep on Calling」など、タメの効いたビートの楽曲が、特にカッコイイ。(佐々木健治)
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Skream! 2024年09月号