DISC REVIEW
Overseas
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LITTLE BARRIE
Shadow
PRIMAL SCREAMのメンバーとしても知られるBarrie Cadogan(Vo/Gt)率いるLITTLE BARRIEのニュー・アルバム。3年ぶり4作目となる今作は、前作『King Of The Waves』と比べると、『Shadow』の名のとおり、全体的にやや落ち着いたダークなサウンドが印象的だ。ポップさが絶妙にそぎ落とされたぶん、1960年代のブルースに影響を受けてきた彼らの人間味すら感じ取れそうな独特なグルーヴが生まれている。これからの寒い季節によく合う、体の芯から温めてくれるようなじっくりと味わいながら聴きたい1枚である。今年6月に来日してくれた彼らだが、本作を引っ提げての来日公演も期待したいところだ。
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Juana Molina
Wed 21
来月1日に実現する久々の来日公演(Hostess Club Weekender)に合わせ、アルゼンチンの女性アーティストによる最新アルバムがリリースされることに。約5年ぶりとなる今回はブエノスアイレス郊外にある自前のスタジオで、たった1人で完成させたという完全セルフ・プロデュース作。ふわふわと漂うウィスパー・ヴォイスの歌を聴けば、(アシッド・)フォークにも聴こえるが、それがギター、パーカッション、シンセ、電子ビートを使った音響効果的なトラックメイキングと1つになると、(インディー・)ダンス・ミュージックにも民俗音楽にも聴こえるところがおもしろい。その歌心と閃きに満ちた音作りは、アルゼンチン音響派の歌姫が同時に最も現代的なシンガー・ソングライターの1人であることを物語る。
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TEMPLES
Shelter Song e.p.
シングル「Shelter Song」でNMEの2013年の注目バンドに選出されたり、Noel GallagherやJohnny Marrが賞賛し、プログレやサイケの濃ゆい遺伝子を現代に開花させたMYSTERY JETSの前座に抜擢されと、こだわりのロック愛好家たちに愛されるUKのニューカマー、TEMPLESが、ここ日本でもデビュー!60年代バンドのマジカルなハーモニーが生む甘い白昼夢や、実験精神に満ちた音作りやレコーディングによる幽玄なサウンドの奥行きに、チルアウトしながらもエネルギッシュな体温があるヴォーカルなど、いにしえのバンドがタイム・トリップしてきたようなムードを湛えたサウンドにまずノック・ダウン。どんなバックボーンがあって、ここまで芳醇な音楽を生成できるのか。天性の勘や独自の審美眼があるのはまちがいない。
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Laurel Halo
Chance Of Rain
ビートの反復が生み出す恍惚と表裏一体の酩酊。GRIMESと並ぶ宅録女子ムーヴメントの代表アクトとして、一躍、インディー・ダンス・シーンで注目されたブルックリンのアーティスト、Laurel Haloがこの2作目のアルバムで追求するのはまさにそれだ。この作品を完成させることは前作の成功後、ベッドルームを飛び出して、世界各国をツアーしながら吸収したものを作品に還元するという試みでもあったようだ。ヴォーカル・トラックを大胆に切り捨てたところからもストイックともアグレッシヴとも言える彼女の取り組み方が窺えるが、作品そのものはクラシックの教育を受けたというバックグラウンドを思い出させるピアノ・トラックで多彩な曲の数々を挟むという構成。自らの殻を破るような挑戦がなんとも痛快だ。
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DID
Bad Boys
デビュー・アルバム『Kumar Solarium』が日本でもスマッシュ・ヒットしたイタリアン・バンドDIDの約3年半ぶりとなる2ndアルバム。前作のようなエレクトロニカと融合した、ギターやドラムの輪郭がくっきりとしたバンド・サウンドは影を潜め、よりコマーシャルに深化されたEDMに仕上がっている。冒頭の「You Read Me」のトライヴァル・ビートや「Coin Slot」のダブステップ等、現代に呼応したアレンジ・センスがキラリと光り、飽きさせずにリピートしたくなる曲たちが並んでいる。今年大ヒットしたDAFT PUNKの『Random Access Memories』はバック・トゥ・80'Sなアルバムだったが、当初彼らに期待されていたのは実はこんなアルバムだったのでは?と思わず夢想してしまう程、メガヒットしてもおかしくないポテンシャルを秘めた秀作。
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DARKSIDE
Psychic
クラブ・ミュージック・シーンの新星として一躍、脚光を浴びたNicolas Jaar。2011年発表の1stアルバム『Space Is Only Noise』が大歓迎された彼の新たな挑戦がジャズ畑のベーシスト、Dave Harringtonと組んだこのDARKSIDE。Harringtonをギタリストとして迎え、エレクトロニック・ミュージックはほぼ未経験という彼とセッションしながら曲を作り上げていったという。ヴォーカルを含め、メロディを際立たせることで、曲の輪郭がはっきりした前半の曲は、まさにその成果と言えそうだ。最大の収穫は熱い歌声を聴かせるブルース調のTrack.4「Paper Trails」とファンキーなリズムを打ち出したTrack.5「The Only Shrine I've Seen」。本作における最大のテーマだったに違いない、フィジカルな躍動感をアピールしている。
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PEARL JAM
Lightning Bolt
NIRVANAと共に90年代のオルタナティヴ/グランジ・シーンを牽引し、その後は世界の第一線で活躍するロックンロール・バンドとして多くのリスペクトを集めるPEARL JAMの約4年ぶり、通算10枚目となるオリジナル・アルバム。プロデュースはBrendan O'Brienが担当している。今作は実にPEARL JAMらしい作品で、グランジはもちろん、ハード・ロック、パンク・テイストの楽曲から、ミディアム・バラード、やわらかいアコギの音と美しいコーラスが心地よいナンバーまでバラエティに富んだ内容。安定感のあるアメリカン・ロックはこちらも安心して身を任せられるし、フレッシュな音色を保っているところも嬉しい。特に表題曲「Lightning Bolt」はピアノを導入した力強く開けた楽曲で、ひたすら鮮やかに輝く。
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STONE TEMPLE PILOTS
High Rise
フロントマンScott Weilandの解雇と、新ヴォーカルにChester Bennington(LINKIN PARK)を迎えたことを発表したストテン。セルフ・タイトルの前作(2010年)がバンド復活の狼煙を上げる好作だっただけに、ここにきての交代劇は残念だが(ファンにはまたかという思いもあるか)、その状況を打破するようにChesterを交えすぐに新たな曲作りをはじめた。最初のシングルとしてTrack.1「Out Of Time」をリリースしたが、これまでの味を守りつつエネルギッシュに進化をするという――老舗の誰にも暖簾は渡さないぜというべき心意気が曲に封じ込められている。Chesterの強く伸びやかな歌声が新鮮だが、ドープなメロディや陰影のあるコード感やサイケ感を洗練して、シャープに"今"を切り取った内容になっている。
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Emiliana Torrini
Tookah
映画『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』のエンディング・テーマに起用されるのみならず、現代のディーヴァ、Kylie Minogueに提供した曲がグラミーにノミネートされるなど、じわじわと注目度がアップしているアイスランドの女性シンガー・ソングライター。日本ではクラムボンが彼女の曲を取り上げたことで、彼女のことを知っている人もいるのでは。その彼女が5年ぶりにリリースしたアルバム。ソングライターという意味ではトラディショナルな資質の持ち主と言えるが、オーガニックとエレクトロニックの幸福な出会いを思わせるサウンドは神秘的という言葉さえ連想させる。そんなサウンドと平熱が低そうなコケティッシュな歌声が漂わせるひんやりとした空気と、その中にほのかに感じる温もりがなんとも心地いい。
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FUCK BUTTONS
Slow Focus
エクスペリメンタル・ノイズ・ミュージックと言っても決して難解でもないし、もちろんノイズ=雑音でもない。ロンドン・オリンピックの開会式で曲が使われ、ファンを驚かせたブリストルのデュオが4年ぶりに放つ3作目のアルバム。全曲インストながら、パーカッシヴなドラムを打ち鳴らしたり、ホラー映画のサントラを思わせるシンセ・サウンドがあったり、ダンサブルなビートを弾ませたり、インダストリアルなサウンドがあったり、シューゲイザーばりに轟音ギターを奏でたりと曲ごとに趣向を変えながら胸がすくようなカタルシスを味わわせる。その意味ではどんなロック・バンドよりもロックらしい。全体的に、やや陰鬱な印象はあるものの、音楽に変なこだわりを持っていないリスナーほど楽しめるに違いない。
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QUASI
Mole City
90年代からUSインディー・シーンで活動している男女2人組(元夫婦)による、結成20周年目の新作。Elliott Smithとの交流やドラマーのJanetのSLEATER-KINNEYでの活動も知られていたQUASIだが、彼らの音楽性は言わばオルタナ世代のTHE BEATLES(特に中期の)。ロックンロール、パンク、サイケ、鍵盤ポップ、フォーク、ノイズなど様々な音楽を網羅しながらも、その根底にある素晴らしく美しいソングライティングによって、数多くの普遍的な力の宿る楽曲をリリースしてきた。そして本作は、24曲という大容量。前半は2ピースの衝動溢れる演奏によってQUASIらしい極上のポップ・ソングが次々と奏でられ、後半は1分に満たないインスト曲を挟みながら、その音楽的深淵に聴く者を誘う。流石の傑作。
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YOUNGBLOOD HAWKE
Wake Up
ダンサンブルかつエレポップなサウンドで現代のサンシャイン・ポップスを奏でるロサンゼルスの5人組、YOUNGBLOOD HAWKE。きらびやかなシンセの音色やディスコ・ビートもさることながら、男女ヴォーカルの掛け合い、爽やかなハーモニー、そしてキャンプ・ファイアーを思わせる合唱を聴いていると、サウンドこそ違えど、彼らもまたフォーク・ブームの延長上で盛り上がるネオ・ヒッピー・ムーヴメントにリンクする存在と思わずにいられない。そんな根アカ......いや、ライヴの熱狂が目に浮かぶアンセミックなサウンドが歓迎され、このデビュー・アルバムはアメリカでスマッシュ・ヒットを記録。これは究極のオプティミズムか、それとも現実逃避か?! ともあれ、このタイプのバンドはまだまだ増えそうな予感。
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THE ROYALTIES
The Last Royalties
来日公演ではRiddim Saunterやカジヒデキ等と共演。北欧ロック/ポップス好きの心をくすぐり、ぬくもりと洒落っ気と馬力たっぷりのロックンロールを鳴らすノルウェー発バンド、THE ROYALTIESの4作目。70年代刑事ドラマの哀愁やフォーク・ソング、プログレッシヴ・ロックの匂いもがするオルガンを基調としたド渋なインストで幕開け、この熱さは何!?と思っていると、THE WHOばりのドカスカなロックに、極上にスウィートできらきらとしたメロディも飛び出してくる。そこそこ! と膝を打つポップ心やツボを、"でしょ?"と満面の笑みで押してくれる、にやにやしてしまう確信犯・愉快犯ぶりがいい。でも、"ポップ偏差値高めです"アピールでなく、これが好きだと言う偏愛が気持ちよく暴走しているから、聴いてる方も無邪気に叫べてしまうアルバムだ。
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ICONA POP
This is... Icona Pop
全世界で大ヒット中のシングル「I Love It」で話題騒然のスウェディッシュ・ガールズ・デュオ、ICONA POPが待望のデビュー・アルバムをリリース。筆者は最近よくあるEDMデュオくらいの認識だったが、そう思っていたことを心から詫びたい。確かに音は今の時代にぴったりのEDM。だが彼女たちはEllie GouldingのようなEDMの歌姫と言うよりは、PASSION PIT的なエレクトロ・バンド感が強い。ポップでありつつもアコースティック感のあるアプローチとUKロック的なエッジとシニカルさ。そしてどの曲でも圧倒的な存在感を放つのは、強くまっすぐ伸びる彼女たちの歌声だ。ポップ・シンガーにしては2人とも荒々しく我の強さを感じさせる攻めっぷり。直情的な音がハートを揺さぶる。
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MANIC STREET PREACHERS
Rewind The Film
2010年にリリースされた前作『Postcards From A Young Man』以来、約3年ぶりとなる11作目のスタジオ・アルバム。昨年デビュー20周年を迎えた彼らがこのアルバムで"どうしてもやっておきたかったこと"は幼い頃の無垢な日々や、かつて栄えた故郷、東京への憧憬などを切々と綴ることだった。"Rewind The Film"=フィルムを巻き戻すというタイトルや各曲のタイトルからも分かるように、このアルバムは音も言葉も非常に内省的だ。記憶に眠っている映像や心情を回想させるような歌詞は常に憂鬱を抱えており、"ずっと黙っていたけど、実はこう思っていたんだ"というカミングアウトのようにも思える。MANICSの心の中を旅するような、非常にシンプルで繊細な音像も生々しい。
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Gary Numan
Splinter (Songs From A Broken Mind)
35年に及ぶキャリアを誇るベテランながら、00年代に入ってから目覚ましい活躍を見せるGary Numanが新作をリリース。アグレッシヴという言葉がふさわしい現在の活動は、NINE INCH NAILSのTrent ReznorやMarilyn Mansonが彼からの影響を表明したことによるところも大きいわけだが、パンクの時代、シンセ・オリエンテッドな近未来ロックを奏で、その後のテクノ、エレポップ、サイバー・パンクの先駆けとなったNumanがシンセのみならず、ヘヴィなギター・サウンドも使い、エレクトロニックかつインダストリアルなロック・サウンドを奏でたこの新作。往年のファンのみならず、NINやM.Mansonのファンからも歓迎されるにちがいない。思いきって、Crossfaithのファンにもすすめてみたい。
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JACKSON AND HIS COMPUTERBAND
Glow
各種音楽メディアで高い評価を得た、前作『Smash』から約8年という月日を経て、満を持して今回、発表される『Glow』。DAFT PUNKやPHOENIXなどを擁するフレンチ・エレクトロ・シーンの肥沃な音楽的地表に育てられた、JACKSON AND HIS COMPUTERBANDは、そのシーンの全世界的な盛り上がりとは距離を置くかの様に沈黙を守ってきた。確かに、昨今のEDMともディスコ・リヴァイバルとも絶妙に異なる彼の音楽性を鑑みると、シーンの活況が一段落するまでは黙っておこうという気になったとしてもおかしくはない。基本的には前作までのスタイルを踏襲し、クラシック、ヒップ・ホップ、テクノ、レイヴ・ミュージックを咀嚼した、ハイブリッドなダンス・ミュージックになっているものの、サウンドの精度は前作を遥かに凌ぐものになっている。
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MOBY
Innocents
『Play』や『18』などのアルバムをヒットさせ、2000万枚ものトータル・セールスを記録しているMOBY。これまでセルフ・プロデュースを貫いていた彼が、今作では初めて自分以外のプロデューサーを起用している。『Innocents』というタイトルの通り、今作では“すべての人が共鳴できる純粋さを追求した”とのことで、ノスタルジックでメランコリックな雰囲気を醸し出しながらも非常にリラックスした音が印象的だ。シンセが導く浮遊感は異次元へと誘われるような美しさで、THE FLAMING LIPS のWayne Coyne を招いた「The Perfect Life」の多幸感はアルバム中盤のハイライトと言える。後半には色気や毒気を感じさせるアプローチも。相変わらずジャンルというものを感じさせない彼の音楽性に舌を巻く。
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CAMERA OBSCURA
Desire Lines
筆者がCAMERA OBSCURAのことを初めて知ったのは、2006年の『Let's Get Out Of This Country』というアルバムで、可愛らしい女性が頬杖をついているジャケットが印象的だった。しかしよく見てみると、その女性の表情がただ可愛らしいだけじゃなく、どこか愁いを帯びて切なく、しかし晩御飯の献立でも考えているようにのんびりした感じもあり、彼女は今どんなことを考えているのか、なんとも想像力を刺激するのだ。そして、それはバンドの音楽性にも言える。出身地グラスゴーらしい爽やかでレトロな質感のネオアコ・ポップを主体としながらも、その中にはソウル、ニューウェーヴ、音響系ポスト・ロックなど様々な要素が入り混じり、いろんな表情を映し出す。通算5作目となる本作も本当に表情豊かで、僕はまた恋に落ちた。
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THE CLASH
The Clash Hits Back
究極のボックス・セット『Sound System』のリリースに合わせ、新たに編まれたTHE CLASHの2枚組のベスト盤。1982年7月10日のブリクストン・フェアディール公演のセットリストをレコーディング音源で再現した24曲に彼らを語るとき外せない8曲、さらに日本盤ボーナス・トラック2曲を加えた選曲が興味深い。代表曲をまとめて聴けるという意味では入門編にもぴったりだし、後期の傑作である『Combat Rock』発表後のツアーを追体験するという意味では、熱心なファンでも楽しめるものになっている。パンクの英雄であると同時に誰よりも早くレゲエやダブ、ヒップホップを自分たちの表現に取り入れたミクスチャー・ロックのパイオニアとしての彼らを印象づける、聴きごたえ満点のベスト盤だ。
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