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DISC REVIEW

i'mperfect

改めて、凛として時雨というバンドの凄みを知るアルバムだろう。3ピース・バンドながら圧倒的な音圧と緻密な音の構築性があり、男女ツイン・ヴォーカルは高いテンションで、ヒリヒリと張りつめた緊張感を放ち、爆走する。最初から最後まで、リスナーはスリル

ねえママ あなたの言うとおり

雪が解けて、冬から春になる瞬間をそのまま音にしたらきっとこうなんだろう――そんなことを思った。花びらが舞うように繊細に響くギターとキーボードが互いを支え、音が陽だまりのようにあたたかく、優しく広がる。時間の流れを鮮やかに取り込んだ音は、より

SONGS

今作『SONGS』の詞の世界観はより"歌手"金田康平のパーソナルな世界を紡ぎ、前作『恋に似ている』で歌を支えていたバンド・サウンドは1音1音がTHEラブ人間のそれとわかるほどに高精細でハイブリッドなものに進化を遂げた。彼らのパブリック・イメ

VOYAGER

『つり球』のオープニング・テーマ「徒然モノクローム」、『宇宙兄弟』のオープニング・テーマ「small Word」など、3人体制になって以降のシングル表題曲4曲全てが収録されたフジファブリックの7thアルバム。ポップなメロディ・ラインに力強い

「卒業」からの卒業

言わずとしれた遊び心に満ちたバンド、グループ魂の久しぶりとなるリリースは配信限定シングル。今作もド直球でパワフルなロック・サウンドと様々なフックが散りばめられた歌詞はそのままに、音楽的に"オッ?"と感じさせるようなアプローチがされている。彼

君想う、故に我在り

BIGMAMAの通算5作目となるアルバム。コンセプトは"最低で最高な愛"。リリースを重ねる度にこのバンドの音は確実に洗練され、限りなく繊細な音の束は今作でとうとう空気を創り出す。昨年リリースされた各シングル曲に共通して感じた気配が形になった

フォスフォレッセンス

浪速発男女ツイン・ヴォーカル4人組バンド、ユナイテッドモンモンサンがレーベルを移籍し2ndミニ・アルバムをリリース。今作は全曲松岡恭子(Vo/Key/Gt)が作詞作曲を務め、並んだタイトルは「ロンリーナイトHYPER」「少女漫画シンドローム

QUEENS, DANKE SCHÖN PAPA!

最近すっかり愛と感謝の人・須藤寿にはもう毒はないのか?と思っていたら、毒とはまた違う成分..."同じ場所にはいられない駄々っ子な表現者"な彼が顔を出したようだ。そもそもダンス・ロックとかポスト・ロックとかインスト・ジャム・バンド風とか一点突

LOOKING FOR

このバンドは単純にかっこいい。彼女たちには様々なキャッチがつく、“平成5年生まれの女子5人組のブルース・ロック・バンド”確かに聞こえはキャッチーだが、鳴らしている音は泥臭くヒリヒリとした、まさに“ロックンロール”でしかない。今作のTrack

Cry Like a Monster

4人体制となった音楽団のあのわが2年半ぶりにフル・アルバムをリリース。まず驚かされるのは、今作のTrack.1「Hurry Up!」の強烈な吸引力だ。ENYAやBJORKを彷彿とさせるような幻想的で壮大なナンバーとなっており、リスナーをあっ

何でも無い凶器

平均年齢21歳の女子2人、アレックスたねこ(歌)とテナ・オンディーヌ(Syn/Key)のユニット“惑星アブノーマル”。乱暴に言えば、倉橋ヨエコと初期の椎名林檎が融合し、tricotとねごとに憑依してぐちゃぐちゃになって、はちゃめちゃに猟奇的

kaiba

1つ間違えれば不協和音に聴こえてしまうほどのスレスレのラインを何食わぬ顔で歩く、しかもハイヒールで。仙台出身の女性1、男性2からなるこのポスト・パンク・トリオのumiuma。SOMEONE STILL LOVES YOU BORIS YEL

真夜中の言葉は青い毒になり、鈍る世界にヒヤリと刺さる。

ニッチな音楽ファンが思わずニヤリとしてしまうであろう世界観を持つハルカトミユキが吐きだす2ndミニ・アルバム。立教大学の音楽サークルで出会った詩人のハルカと奇人(HPのまま)のミユキによるフォーク・デュオ。1stミニ・アルバム『虚言者が夜明

約束

2009年東京で結成したツイン・ヴォーカルとテクニカルでエモーショナルなギター・サウンドを武器に着実にスケール感を増しつつある4人組バンドfifiの1stシングル。表題曲「約束」はイントロのミュートされて刻まれるギターが一気にはじけた瞬間か

ONE SHOT WONDER

the cabsにも在籍の首藤義勝(Vo/Ba)と寺中友将(Vo/Gt)のツイン・ヴォーカルとALASKA JAMなど様々なバンドでギターを弾く小野武正(Gt)、そして八木優樹(Dr)からなる4人組バンドKEYTALKが待望の1stフル・ア

黒木渚

福岡出身3人組バンドの1stミニ・アルバム。迷いのない真っ直ぐなヴォーカルのアカペラから始まるインパクト十分の強気な作品だ。曲名からも想像できるとおり、歌詞もタブーを恐れない、時に凄惨とも思えるようなフレーズが並ぶ。文字通りグロテスクに感じ

The Alchemist

中尾憲太郎(Ba)、藤田勇(Dr/MO'SOME TONRBENDER)という最強のサポートを得、Steve Albiniのスタジオで録音したCLOUD NOTHINGSへの日本からの回答(いや、それ以上だったかも)とも取れた前作『BABY

ビデオテープ

昨年10月にセルフ・タイトルを掲げた1stフル・アルバムでインディーズ・デビューを果たした4人組ロック・バンドHelloes。アルバムは様々なアーティストの影響が現れた楽曲や、内向的な印象を持つ楽曲が多かったが、今作に収録された4曲はどの曲

ドレスの脱ぎ方

なんとも救いようがない名前のバンド“ゲスの極み乙女。”indigo la Endの川谷絵音ことMC.Kを中心に休日課長(Ba)、ちゃんMARI(Key)、ほな・いこか(Dr)で結成されたバンドなのだが、音はindigo la Endのそれと

青い雲

石鹸屋2013年第2弾となるシングルは、想いを伝えたくても伝えられない、切なくもどかしい恋模様を描いたミディアム・ロック・ナンバー。優しいメロディを力強く丁寧に歌い上げる厚志のヴォーカルは高く伸び、秀三のギターも様々な色を曲の中に落としてゆ