DISC REVIEW
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計り知れないものとしての“脳内宇宙”に進んで迷い込むことがこんなに楽しいとは! 山内憲介の手工芸的なインストで幕を開け、ビートがグッとタフになりダンスもOKな「euphoria」、サイケなサビとダビーな展開の「undo」、RADIOHEAD
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クロマニヨンズのアルバムももう7枚目。バンドも今年で7年目になる。とはいえこのアルバムに詰められた12曲は、不変のクロマニヨンズ節だ。インタビュー中、ヒロトとマーシーは何度も4人で音を鳴らしているのが“楽しい”と言っていたが、彼らの音楽はそ
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前作『10代で出したかった』が一部のインディー・ロック好きの間で話題になり、最近ではライヴの動員も急上昇中。共感できるような気もするし、そんなこともないような、知らんがなとツッコミたくなるような歌詞とやたらとキャッチーなダンス・ロック、衝撃
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group_inouのcpこと威文橋が中心となり結成されたuri gagarn。今作は2009年にリズム隊を加え再始動し、デモを挟んで2ndアルバムからはなんと約8年振りとなる3rdアルバム。90年代のオルタナティヴ・ロックやポスト・パンク
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これはかなり不思議なバンド。レーベルの紙資料には“「愛」と「自由」を真剣に歌うバンド”と書いてあるのだが、まさにTrack.1はキラキラしたストレートなギター・ロック。だがTrack.2で急にTHE KNACK「My Sharona」のリフ
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2004年に白江宗司(Vo/Gt)と野崎寿美(Ba)を中心に金沢で結成し、2006年に大谷めぐ(Dr)が加わり現在の編成となった、男女混成の3ピース・バンド。失礼かもしれないが、白江の好青年風な見た目とは裏腹に、攻撃的とも言えるような尖った
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COMPUTER MAGICのオープニング・アクトを務めたり、ベッド・ルームからいきなり配信をしたり、不思議宅録女性アーティストのイメージを持ってる人も少なくなかろう、Neat's。が、この2ndアルバムで確信した。彼女は相当タフなオルタナ
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2011年に未だ10代半ばという若さでデビューし話題となった4ピース・ロックンロール・バンド、ヘンリーヘンリーズの2ndアルバム。初期衝動性の強かった前作から1年半と言えども、メンバーはまだ10代。そう簡単に変わるはずもないだろうと思いきや
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Aureoleのリーダーであり、kilk records主宰の森大地と夢中夢のヴォーカリストのハチスノイトによるユニット“magdala”。曲の端々に丹念に織り込ませた音色の数々と、牧歌的かつシンフォニックに響くエレクトロニカ・サウンドはあ
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清春、INORAN、TETSUYA(L’Arc~en~Ciel)など多数のアーティストのサポート・ギタリストを務める中村佳嗣を中心に、2005年に結成された4人組バンドalcana。チャンイロン(Dr)はDEPAPEPEなどのサポートなどを
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フラカンの今年1発目の音源は、TV東京系ドラマ24"まほろ駅前番外地"のオープニング・テーマ曲を表題曲に置いたシングル。アルバム『ハッピーエンド』で見せた混乱や苦悩の尾を引くように、ゆったりとしたビートで淡々と進む「ビューティフルドリーマー
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2012年はコンスタントなリリースとライヴ活動、初恋の嵐のゲスト・ヴォーカルとして参加するなど、例年にも増し精力的な活動を繰り広げた堂島孝平。その勢いを示すように届けられた新作『A.C.E.2』は、前作『A.C.E.』から10ヶ月というイン
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ソロとしては前作「Sphinx Rose」以来、3年4ヶ月ぶりとなる新作。茂木欣一(Dr)、岡屋心平(Dr)、渡部圭一(Ba)、マーリン(Ba)とのバンド・セッションをベースにしたハードでノワールなロックンロール・ナンバー、そしてドラム・ル
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1st EP『MILESTONE』でメジャー・デビューした小林太郎のメジャー初となるフル・アルバム。インディーズ時代からの“若者らしからぬ無骨なロック”のイメージをぶっ飛ばす音楽性の広さに驚かされる。力強いロック・ナンバーだけではなく、スロ
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オリジナルとしては『TO THE LOVELESS』以来、約3年ぶりとなる8枚目。ギター・サウンドやヴォーカル・ワークのオリジナリティに磨きがかかり、エレクトロニックなサウンドの中にもオーガニックなグルーヴを感じさせるなど、新鮮な驚きに満ち
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10月に1stシングル『僕らは/気持ち悪りぃ』でメジャー・デビューしたThe Mirrazが早くも2ndシングルをリリース。「傷名」では、“絆”と“傷”を掛けて大切な人たちとの信頼関係を独特の解釈で歌い上げる。リスナーの心に爪を立てるように
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活動15周年を迎えたPOLYSICSの今年2枚目のフル・アルバム。「Sparkling Water」で一気に弾け、8月にリリースされた「Lucky Star」、「Distortion」という爽快なポップ・チューンで軽快に始まるが、あっという
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現体制になって2作目、そしてレコード会社を移籍しての第1弾。ロックンロール=愛することかつ生きることを宣誓した前作『LOVE IS LIKEA ROCK'N'ROLL』と地続きだが、さらにお先真っ暗な現実とタフに、時に冷静に対峙するかのよう
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