Japanese
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今作『SONGS』の詞の世界観はより"歌手"金田康平のパーソナルな世界を紡ぎ、前作『恋に似ている』で歌を支えていたバンド・サウンドは1音1音がTHEラブ人間のそれとわかるほどに高精細でハイブリッドなものに進化を遂げた。彼らのパブリック・イメージであったフォーク・サウンドは完全にアップデートされ、より洗練されたサウンドがTHEラブ人間という1つの塊となり、声も全ての楽器も必然を伴って鳴り響く。恋愛至上主義を謳い、"俺たち"の青春時代の代弁者だったTHEラブ人間はもういない。彼らは新しい"自分たち"の一歩を踏み出し、彼らが今作りえる最高のアルバムを残した。全10曲、"愛"とヒリヒリと焼け付く"命の輝き"の賛歌。(伊藤 啓太)