DISC REVIEW
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SALTY's
塩
よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属する塩顔芸人のエア&生演奏グループが、結成4年で満を持してのメジャー・デビュー。配信シングルやライヴで披露されている既存曲に、Czecho No Republic武井優心(Vo/Ba)プロデュースの新曲「塩顔ジェネレーション」を加えた計14曲を収録している(※盛塩盤はライヴを再現したMC&コントも収録した計29トラック)。塩顔男子の苦悩や悲哀をユーモラスに描きながらもロマンチックな世界観に落とし込む歌詞、エッジの効いたピアノとドラムにムーディなサックスが重なるサウンドは、音楽的でハイ・レベル。ポップ・ソングながら、オルタナティヴなセンスを感じさせるアンサンブルをチョイスするところに、メンバーの音楽愛と本気度が伝わってくる。
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Mr.FanTastiC
絶走
ネット系の歌い手として活躍していたメガテラ・ゼロを中心に2018年6月に結成された4人組バンド、Mr.FanTastiCのメジャー・デビュー・シングル。表題曲は、バンドに懸ける決意、覚悟を歌ったギター・ロック・ナンバー。タイトル通り駆け抜けるような疾走感が痛快だ。その「絶走」とは打って変わって、カップリングの2曲は、ヘヴィなロックをガツンと鳴らしている。グランジ/オルタナ・メタル調の「Mr.wonderland」、そしてメタルコア調の「Liar,Liar」は、激しいスクリームを交え、バンドが持つバックグラウンドの幅広さをアピール。しかし、これは彼らのほんの一面でしかない。同時リリースのアルバム『START DASH TURBO』を聴けば、さらに驚かされるはずだ。
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Mr.FanTastiC
START DASH TURBO
4人組ロック・バンド、Mr.FanTastiCによるメジャー・デビュー・アルバム。2018年9月に自主リリースした『START DASH』に新曲2曲を加え、タイトルに"TURBO"をプラスした、ライヴで盛り上がることだけを考えながら作った全10曲。メンバー全員が大好きだというMR.BIG由来のハード・ロック/ヘヴィ・メタルの影響をバックボーンに、ファンク、グランジ/オルタナ、アニソン、ラップ、R&Bといった多彩な音楽のエッセンスを散りばめながら、どの曲もアンセミックに聴かせているところは、一見エキセントリックに思えて、実は日本のロックの王道のスタイルだ。メガテラ・ゼロが暑苦しい歌声(褒め言葉)と共に放つ力強い言葉でロック・シーンをかき回してくれそうな予感!
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キノコホテル
マリアンヌの奥儀
創業13年目となるキノコホテルは、全館改築ではなく今このタイミングでもとから館内にあったバンケット・ルームを大幅に改装し、新たにモダンで粋なダンス・クラブをオープンしたようだ。ここまで、長きにわたって中心人物であるマリアンヌ東雲(歌と電気オルガン)がセルフ・プロデュースを貫いてきたわけだが、今作ではジャニーズやAKBグループなどへの楽曲提供やサウンド・プロデュースも手掛ける敏腕クリエイター 島崎貴光を共同プロデューサーとして起用し、ダンス・ミュージックの要素を大胆に取り込みながらバンドとしての奥儀をいよいよ発動することに。キノコらしい味わいはより洗練され、いっそうブーストされた印象であるし、何より徹頭徹尾まるで隙がない。キノコならではの菌糸活性化がよくわかる1枚である。
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BiSH
CARROTS and STiCKS
タイトルの"CARROTS and STiCKS"は日本語で"飴と鞭"の意。本作では、第1の先行配信EP『STiCKS』の持つ凶悪さと、第2の先行配信EP『CARROTS』の持つ爽快さを1枚に収めることで、アルバムの中に赤と青のような強いコントラストが生まれ、BiSHの持つ二面性を見事に表現している。この1枚を聴くことで、清掃員(※BiSHファン)の中でも意見が分かれる"BiSHらしさとは何か"という核心に近づくことができるかも。さらに、ライヴの新たな定番となることを予感させる曲や、どことなく1stアルバム時代の匂いを感じさせる曲など、EP収録曲以外にも粒ぞろいの新曲が揃う。ボーナス・ディスクには2018年のシングル曲などが収録されており、今の彼女たちのすべてが詰まった作品と言える。
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MAN WITH A MISSION
Remember Me
5thアルバムから1年を経た6月現在も、同作を引っ提げ国内外を巡るロング・ツアー中であるマンウィズ。後半は初のアリーナ・ツアーであり、地道に活動すること9年で本人たちも予想だにしなかった光景を目にしているという。そして今作「Remember Me」はフジテレビ月9ドラマの主題歌に決定である。いったいどこまで行くのだろう。希望に満ちて、高揚感とエネルギーに溢れたこのロック・チューンを聴けば、突き進む彼らの道になんの迷いもないことが伝わってくる。好きな音楽、マニアックな志向は変えることなく、そのスケールを大きくしていく気概が詰まった曲だ。先行配信された「Left Alive」、「FLY AGAIN 2019」なども収録され、アルバム以降の晴れやかな第一声となった。
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HY
RAINBOW
音楽に対する誠実さと温かで陽気なキャラクターは不変だが、こんなに新しい音楽要素にアプローチしているとは嬉しい驚き。結成20周年プロジェクトの第1弾は、アルバムのみをリリースしてきたHYのバンドとしての矜持が詰まった快作だ。ソングライターが3人いる強みも発揮している。名嘉 俊(Dr)作のピアノ・ポップなTrack.1やEDM以降のポップスのスケール感溢れるTrack.7。ラヴ・ソングの女王、仲宗根 泉(Key/Vo)のエヴァーグリーンなバラードのTrack.6では、彼女の歌い手としての深化や奥行きの深さにも胸打たれた。さらに新里英之(Vo/Gt)による、四つ打ち且つ彼らならではの開放感があるTrack.3やプリミティヴなビートのTrack.13と、進化を止めない5人を讃えたくなる。
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MOROHA
MOROHA Ⅳ
アコースティック・ギターのUKとMCのアフロ。ふたりによるふたつの音で紡ぐアンサンブルは、時にどんなバンドのサウンドよりも分厚く雄弁で、発明的な独自の形を進化させつつも、講談師の如く伝統芸能的な側面も見せる。昨年結成10周年を迎え、今や企業CM曲や公的機関のキャンペーン・ソング、映画主題歌にも採用される存在となったが、吐き出す言葉が緩むことも、忖度することもなく、赤裸々に鋭利に心から切り出して、まだ脈打つ熱さを持ったままの感情、言葉を手渡してくる。アフロ自身のパーソナルな視点、彼自身の歌であるが、その半径数十センチを極めるほどに、心揺さぶる歌となる。MOROHAの音楽が引っ張り出す自分の思わぬ気持ちに動揺することもあり、笑いが滲むこともあり、今作もまた厄介だ。
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神はサイコロを振らない
ラムダに対する見解
アルベルト・アインシュタインの名言をバンド名とする、神はサイコロを振らないが、約2年ぶりの新作『ラムダに対する見解』をリリース。これまで以上に時間をかけ、丁寧に作り上げたという本作では、今までにないアプローチにも挑んでおり、新たな神サイの表情を垣間見ることができる。特に、MVも公開されている「アノニマス」でのソリッドなギター・リフ、冷たく吐き捨てるようなポエトリー・リーディングには意表をつかれた。また、ピアノやストリングスを使用し、よりドラマチックなサウンドに仕上げたバラード「夜永唄」も秀逸。弱い自分を受け入れながら、僅かな希望を見いだしていくような「No Matter What」など、全5曲収録の神サイ新章突入を強く打ち出した勝負作。
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大森靖子
Re: Re: Love
今年メジャー・デビュー5周年を迎えた大森靖子による5つの記念企画の第3弾。彼女の人生を変え、彼女を成型した道重さゆみに続いて、今回は峯田和伸(銀杏BOYZ)を迎えての「Re: Re: Love」。これは大森から峯田へのラヴ・レターでもあり、究極を言えば、歌う他に生きるすべのないふたりのアーティストの生き方を、このふたりにしかできない命の燃やし方で表明したロックンロールでもある。"運命の人によって生き延びた命"がこのタイトルの意味するところではないだろうか。c/wには、アニメ"ブラッククローバー"OPテーマで、ソリッド且つヒリヒリする感覚をキャッチーに落とし込んだ「JUSTadICE」、"推しに対する愛ってこんな感じでは?"と思しき弾き語り曲「めっかわ」を収録。
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SIRUP
FEEL GOOD
Tom Misch大阪公演のゲスト・アクトも務めた、Sing & Rap="SIRUP"という名が示すように、両方の境目を感じさせないスムースなアルト・ヴォイスが魅力の彼の初アルバム。自身も在籍する地元大阪のクルー、Soulflexのトラックメイカー Mori Zentaroと共作の、Honda"ヴェゼル"CM曲でクラブ・ジャズ調の「Do Well」、DJ/トラックメイカー Chocoholicとのエレクトロニックなナンバー、ラッパー BIMとの共作曲、小袋成彬率いるTokyo Recordingsプロデュースの「Synapse」、ライヴでも共演しているTENDREが作詞作曲、プロデュース、ヴォーカル参加の「PLAY」と、圧倒的なセンスとサウンドの良さで2019年を代表する1枚になりそう。
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スピラ・スピカ
恋はミラクル
ピュア・ポップ・ロック・バンド、スピラ・スピカがTVアニメ"みだらな青ちゃんは勉強ができない"のエンディング・テーマを表題に据えた3rdシングルをリリースした。表題曲「恋はミラクル」は、弾けるような清涼感が溢れるギター・ポップ・ナンバー。純愛ラブコメの世界観に寄り添い、甘酸っぱい初恋の気持ちを綴った歌詞もかわいらしい。カップリングの「ハピパピ」は、キラキラとしたシンセのサウンドが効いたまさに"ハッピー"なエレクトロ・チューン。サビの"スピハピラ・スピパピカ"は、つい一緒に歌って踊りたくなってしまうようなフレーズだ。また、元気いっぱいの雰囲気から一転して、大切な人に向けたバラード曲「君に伝えたいことがあるんだ」で見せる優しくまっすぐな幹葉の歌声も魅力的。
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MIX MARKET
RED LION
スカ・パンクをベースにダンス・ロックやカントリー・テイスト、ニュー・ウェーヴなどをハイブリッドしてきたガールズ・ヴォーカル・バンドが、デビュー20周年を機にとんでもなくフレッシュな新作をリリースする。masasucks(the HIATUS/FULLSCRATCH etc)をプロデューサーに迎え、ルーツのスカやポップ・パンクを下敷きにナイス・メロディが耳に残る8曲。ポップスとして成立する美メロとサビのニュー・ウェーヴ的なビート感が新鮮なTrack.1、ギター・サウンドで表現する90年代UNDERWORLD的なダンス・チューンのTrack.3、モータウン・ソウルのキャッチーさにも似た16ビート・ナンバーのTrack.5など、サウンドもクリアで、聴きやすく完成度の高い1枚だ。
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DENIMS
makuake
前作以降、V6のメンバーによるユニット Coming Centuryへの楽曲提供もしてきたDENIMSの2ndアルバムは、そんな活動の影響もあるのか、R&Bを軸にしながらも、日本人のポピュラリティにも寄り添ったような印象を受ける。ファンキーながら暑苦しくはなく、ブラック・ミュージックのリズムではあるが、メロディが美しくエモーショナル。しかし2本のエレキ・ギターは相変わらずロック・バンドたる存在感を一際放っている。スタジオ・セッションの一幕のような短いインスト曲を境に、ジャンキーでサイケデリックなTrack.7、はっぴいえんどの香りもするTrack.8と表情をくるくる変え、リスナーを驚かせたままエンディングへ。2ndにして"幕開け"を掲げるバンドの進化と茶目っ気が窺える作品だ。
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EASTOKLAB
EASTOKLAB
エレクトロやミニマル・ミュージックの表現方法を持ちつつ、EASTOKLAB(読み:イーストオーケーラボ)が独特なのは、アフリカン・リズムを熱くない音色として鳴らすバランス感覚。そのサウンドと寒い国の音楽を想起させるどこまでも澄み切ったシンセやギターのディレイが作るレイヤーが、ただ雰囲気のいい音楽であることをどこか拒むように伝えていると思えてならない。日置逸人による、ジェンダーを感じさせず、ファルセットが特徴的なヴォーカルは、明確に意味が成立する日本語詞で主に過ぎ去っていった事柄や、それを思う心象を描く。かつてギター・ポップやオルタナティヴ・ロックが描いたものの芯にある思いを、選び抜いた少ない音数で構築する、意識的且つ音楽的なバンドのデビュー・ミニ・アルバム。
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uijin
アンリミッター
2019年7月に渋谷TSUTAYA O-EASTで自身最大規模のワンマンを行う、"neo tokyo"をコンセプトに活動するアイドル・グループ、uijin。彼女たちが、その布石となる2曲入りシングルを完成させた。表題曲は常に次のステップへ進み続けたいという彼女たちの気持ちを表した1曲に。等身大の感情を言葉巧みに描く歌詞と、キャッチーなメロディに定評のあるDECO*27が作詞作曲を手掛けているのも頷ける。c/wは、前作に引き続き草野華余子が作詞作曲を担当。シンセ・サウンドが特徴的な「ignition」から一転して、ピアノとストリングスを軸にした楽曲に仕上がっている。今年に入り早くも3枚目のシングルとなるが、そのスピード感と楽曲の完成度の高さに驚かされる。
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Lucky Kilimanjaro
風になる
4ヶ月連続シングル第1弾は、ストリングスのピチカートのワンフレーズが、冒頭からラストまで3分間同じリズムで鳴りっぱなし。その中を変化していくメロディとシンセサイザーや効果音が楽しい曲だ。繰り返すコードはフラットな感覚ながらも、とびっきりの清涼感があるのは、楽器隊の音作りとクラップなどのアクセントがあるからだろう。熊木幸丸(Vo)のメッセージもより伝わりやすいまっすぐなものとなっており、"どこへでもゆける勇気をあげる"と歌うように、1日の始まりや、気分を切り替えたいとき、何か新しいことをするときなどに心と身体を軽くしてくれる。カップリングの「君が踊り出すのを待ってる」ではローを出しつつ、横揺れできるムーディなグルーヴ感が味わえて、ひたすら心地いい。
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majiko
寂しい人が一番偉いんだ
レーベル移籍後初となるフル・アルバム。オープニングを飾る「エミリーと15の約束」(新世代ボカロP、カンザキイオリの書き下ろし楽曲)を聴いた瞬間、majikoが生み出した新たな名曲の誕生にハッとした。母から子へと諭すように"生きるうえで大切なこと"を優しく語り掛ける。伝えるべき"言葉"にこそ大きな比重を置いたナンバーは、これまで様々なタイプの歌に自分自身の心を投影してきたmajikoにとって、新機軸となる1曲だ。そして、アルバム全体に漂うのは、言いようのない孤独。縁あるミュージシャンと共に作り上げた豊潤なアルバムの中でも、敬愛するharuka nakamuraが作詞作曲を手掛けた「グラマー」では、かつての「声」の続編とでも言えるようなヒリヒリとした衝動に痺れた。
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QoN
Night Groovin'
メンバー全員が22歳なんだから当たり前と言えば当たり前だが、横浜の5人組 QoNの挑戦はまだまだ止まらない。それどころか、前作から8ヶ月というペースでリリースするこのシングルでは、UVERworld他のプロデュースで知られる平出 悟と再び組み、前作以上に大胆にナイーヴなギター・ロック・バンドという殻を打ち破る。表題曲と「Men's」の、ファンキーなサウンドと男の欲望をセクシー且つシニカルに歌った歌詞は、まさにその成果。ホーンとパーカッションも使ってラテン風味も加えた表題曲では、歌謡ロックのけれんも自家薬籠中の物に。さらに逞しくなった演奏も聴きどころだが、ウェルメイドな表題曲に対して、セルフ・プロデュースした「Men's」では持ち前のやんちゃさもアピールしている。
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ザ・コインロッカーズ
憂鬱な空が好きなんだ
秋元 康によってプロデュースされた、曲の世界観に合わせて各パートのメンバーが選抜されるという39人組ガールズ・バンド、ザ・コインロッカーズ。初ライヴを幕張メッセで行い、初ツアーは約150公演と、人数以外も規格外な彼女たちのデビュー・シングルが到着した。ドラマ"俺のスカート、どこ行った?"の主題歌に大抜擢された表題曲は、一度聴いたらすぐに口ずさめてしまうようなキャッチーで耳なじみのいいメロディを、疾走感のあるバンド・サウンドに乗せたポップ・ロック・ナンバー。同世代の共感を得られそうな歌詞を歌う松本璃奈の芯の太い歌声は、選抜メンバーというだけあって、この曲にバチっとハマっており、曲によってメンバーが変わるこのバンドならではの魅力や可能性を感じ取ることができる。
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