Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

Skream! 公式X Skream! 公式YouTube Skream! 公式アプリ

DISC REVIEW

燃えない化石

デビュー15周年を経た藍坊主による1年半ぶりのCDリリースは、7曲入りのミニ・アルバム。リード・トラック「アンドロメダ」は、星や宇宙にまつわる藍坊主らしいストーリーだが、空を見上げる"君"とその君を見る"僕"という構図に、近くて遠い存在を想

HOUSE

表題曲「HOUSE」は、BPMが125前後のハウス・ミュージックであり、家で自由に踊ろうと歌っているという意味でも"ハウス"ミュージックだ。清涼感溢れる「風になる」に続く4ヶ月連続リリース企画第2弾は、そんなスピード感と脱力感を持ち合わせる

音楽はメジャーが全てじゃない!

シンセがガンガン鳴る曲もあれば、エレキ・ギターが前面に出た曲もあるし、レトロなメロと電子音を掛け合わせた不思議な雰囲気の曲もある。また、金が欲しいと連呼する身も蓋もない曲の直後にはドラマチックな展開のワルツを配置。そしてラストはまさかのラッ

Riot Bulb

LAZYgunsBRISKYが約2年ぶりとなるミニ・アルバムをリリース。本作は、ヒップホップ要素を再強化し、初の試みとしてシンセ・サウンドを大胆に取り入れ、新たなアプローチにも挑戦した意欲作となった。リード曲「Riot」は、これまでの骨太ロ

Rosy

京都の5人組ロック・バンド、the McFaddinの1stフル・アルバム。メンバー・チェンジを経て昨年1月より現体制として本格始動したようだが、そのサウンドはひと言で言えば"めっちゃ洗練されてる"。英語詞とか日本語詞とか関係なく、リズム感

GIANTSTAMP

名古屋 栄のストリートを拠点に活動する気鋭バンドが、PIZZA OF DEATH RECORDSとのタッグで全国進出。非凡で卓越した演奏テクニックとジャンルに縛られない幅広い音楽性は、まさにミクスチャー・ロックと呼ぶに相応しいものだ。若年層

記憶の片隅に

水戸出身の4人組、ヒヨリノアメによる1stミニ・アルバム。フロントマン AKI(Gt/Vo)は、相手や誰かに素直に言えないままで心にこびりついてしまった言葉たちを、その叫びで救い、歌にして風に乗せる。想いが溢れ出るままに紡がれる、定型がある

模様

バンドとしてネクスト・ステージへと進んでゆくことを宣言するような前作シングル『Memento Mori』に続き、アイビーがリリースする2019年第2弾シングル『模様』は、初めてヴォーカル、寺口宣明(Gt/Vo)の作詞作曲ナンバーをリード曲に

紅蓮華

表題曲はTVアニメ"鬼滅の刃"のOP曲でLiSAが作詞。いわゆるタイアップ曲だが、挑み続ける心について歌う歌詞はLiSAというアーティストのあり方ともぴったり重なる。ここ数年で彼女はそのあたりのバランスを取るのがうまくなったというか、ソング

SUCCESS STORY

新メンバー NOW EMPiREが加入し、勢いに乗っているEMPiREが新体制としての初作品をリリース。今の彼女たちを象徴するようなタイトルを冠した表題曲「SUCCESS STORY」は、EMPiREらしいスタイリッシュなカッコ良さと、ライ

Light

岩手発の3ピース・バンド SWANKY DOGSが、前ミニ・アルバム『イデア』から2年ぶりにリリースするフル・アルバム。ロックな楽曲で攻めた前作から一転して、バラードやミドル・テンポの楽曲も多く収めた今作は、作詞作曲を手掛ける洞口隆志(Vo

Essence

フロントマン 上條 渉(Vo/Gt)の、憂いの陰影を持ったハイトーンで歌う浮遊感のあるメロディと、シューゲイザーやポスト・ロック、ポスト・パンクや、インダストリアル的な匂いまで、様々な音楽の片鱗を感じるサウンドが描くのは、夢うつつで、感情の

惚けて

ゲスト・ベーシストにジョーザキJAPAN(ミスタニスタ/ZOOZ)、合月 亨(Ao/オトノエ)、コシミズカヨ(ex-FINLANDS)を迎えた以外は、すべて塩入冬湖の歌とアコースティック・ギター、ピアノ、デジタル音源によって完成した宅録作品

jack-in-the-box

結成14年目のアカデミックなジャズのバックボーンを持つバンドが、メンタリティでも実際の曲調でもロックやパンク、スカを消化する新鮮さが溢れ出た1枚。どの曲もほぼ3分以内で美味しいフレーズやリフを凝縮し、ホーンやピアノのメロディも覚えやすいうえ

future

初の全国流通盤だった前作『now』で自分たちの今を表現した大阪の女子3人組が、今度は自分次第でどうにでも変えられる未来を歌い上げる。同世代の子たちを勇気づけたいと語っているとおり、20代前半の彼女たちが奏でるのは前作同様、青春の光と影が交差

ぼくらのうた

5月に結成5周年記念ワンマンを行った、あゆみくりかまき。初のミニ・アルバムである今作は、ファンキー加藤が作詞を、BUZZ THE BEARSの桑原 智(Dr/Vo)が作曲を手掛けた表題曲から、その変化を感じる。グッド・メロディによるロック・

DEFY

ゴボウのアク抜きや皮むきを推奨するレシピや料理家は、どうも好きになれない。ゴボウは、そのアクさえもうまく利用しながら調理してこそ、芳醇な香りや滋味深い旨味が得られるものだと個人的には信じて疑わないからである。似たようなことは音楽にも言えるこ

GOLDEN RECORD

君ノトナリの1stフル・アルバムが到着。ファンタジックなサウンドと美しい言葉選びというバンドが元来持っていたカラーに加え、佐野森吾(LAST ALLIANCE)とタッグを組んだことにより、彼らの潜在能力が引き出されたようだ。開放感のある「彗

ひとりごと

痛々しいほどのリアルなメッセージを、彼女たちは壁の形をしたかせを自らに掛けながら今日も歌い続けている。その異形なる姿のほうにまずは目を奪われがちではあるものの、ふたりが発信しているものの根底に横たわっているのは、心の中の闇や葛藤であり、世の

名もなき少年の 名もなき青春

太田彩華(Vo/Ba)が10代から青春パンクに憧れてきた理由が、ぎゅっと詰まったような配信第1弾リリース。激しさ、切なさ、ロマンチシズム......歌詞にも曲にもアレンジにも、そういった青春パンクの魅力が凝縮されている。作曲やアレンジの肝を