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DISC REVIEW

BEST 2012-2019

初のベスト盤は、曲のテイストにより、比較的メジャー・キー、しかし前を向くなり答えを出すまでの葛藤が色濃いDisc-1"Honesty"と、マイナー・キー且つ慟哭が表現された曲が多めのDisc-2"Madness"という振り分けがなされている

Muvidat

ふたり組ではあるが、信頼の置ける音楽仲間と奏でた曲たちは、しなやかで鮮やかで、恐ろしく強靭なバンド・サウンド。"やりたいことを形にしていったらSHAKALABBITSの続きになった"と話すUqui(Vo)の言葉通りというか。やりたいことが詰

Thanksラブレター

ラウド/エモの側面であるダイナミックな音像や演奏スキルは残しつつ、世界的な潮流であるEDM以降のポップスもJ-POPのキャッチーな要素もThe Winking Owlのフィルターを通して表現した2ndフル・アルバム。仲間やリスナーへの感謝や

透明になったあなたへ

"和製WEEZER"と言われ、それを自覚していたナードマグネットが新たなフェーズへ。BLINK-182やJIMMY EAT WORLDをオマージュし、BLACK KIDSのカバーにNIRVANAを混ぜ込み、UKのギター・バンドばりに12弦ギ

Whitenoise e.p.

1曲目の「ベートーヴェンのホワイトノイズ」を聴いた。これぞキラーチューン。19年を激震させる音とメロディが鳴っていた。前作『Boys just want to be culture』についてエンドウアンリ(Gt/Vo)は、自らのルーツを80

Ca Va?

ファンキーなダンス・ミュージックであるが、そこにはビッケブランカのポップ・マジックが効いている「Ca Va?」。以前旅した初めての土地での気分がそのまま曲となったというこの曲は、未知の場所で起こる出来事や違和感をも貪欲に乗りこなすパワーがあ

Time Machine

2枚のミニ・アルバムを経て、The Whoopsが3年ぶり2枚目のフル・アルバムをリリース。自己紹介的な意味合いの強い作品だった1stアルバム『FILM!!!』(2016年)に対し、本作はより振れ幅の大きい内容。THE STROKESやSU

まっさら

スタートの合図のような4カウントから走り出す8ビート。目の前が開けるような大きなコード・ワークが印象的なAメロ。シンガロングしたくなるサビ。それを支える重量感のあるベース・ライン。そのサウンドメイク自体が今の彼らの逞しさを実感させてくれる、

七情舞

ニューオーリンズで生まれたパレード音楽であるセカンド・ライン。そのビートが持つ華やかさとは対極にある、冷ややかでしっとりとした鍵盤のマッチが生む心地よい違和感や、決定的な色気や強さを感じるメロディと声が放つ唯一の輝きに魅せられる。人との関わ

EP

独学でDTMの向こうに広がる無限の宇宙を知ったアーティストが、生演奏の世界へ。ソウルやファンク、AORにストレート・エッジなロック、60年代から現代の音楽までを、フラットな感覚でミックスしていく、ROUのデジタル・ネイティヴならではの柔軟な

from NOVEL LAND

昨年10月のメジャー・デビューから8ヶ月。バンド最大キャパとなるマイナビBLITZ赤坂でのワンマン・ライヴも成功させたHalo at 四畳半の4thミニ・アルバム。出羽良彰がプロデュースを手掛けたリード曲「リビングデッド・スイマー」や、壮大

BUD

洗練とオーガニックなグルーヴを感じるトラックの上に乗る、柔らかなRyoのヴォーカルと硬い韻を踏む乾いたTossのラップ。どちらかが欠けても成り立たない人間の感情表現を分担しているようで、クセになる。ヒップホップをバックボーンに持つsanka

elevatormusic

結成時はこねくり回した難解な曲を作っていたそうだが、心機一転このミニ・アルバムでは新たなフェーズに突入している。楽曲は蛭田マサヤ(Vo/Gt)のキャッチーな歌メロを主軸に、3分前後にコンパクトにまとめられ、シンプルにしてひと癖あるサウンドは

新呼吸

強烈な熱量と歌声"を持つ名古屋の3ピース・ガールズ・ロック・バンド、otter hangoutの全国流通盤は、これまでのバンド活動の中で生まれた、"自分自身に言い聞かせるだけでなく、誰かの背中を押して応援したい"というあやかす(Vo/Gt)

太陽の居ぬ間に

日々の生活に沈む感情の澱を詩的に昇華した歌詞と、ユウ(Gt/Vo)が紡ぎ出すメランコリックなメロディによるところが大きい"ヲワカ節"が、普遍の魅力を湛える一方で、改めてバンドや音楽に取り組む気持ちを自らに問い掛けているような言葉と、ダイナミ

QUIZMASTER

[DISC 1] 作品全体のテーマに掲げた、人生の謎を追求したパーソナルな歌詞と歌としての魅力をたっぷりと味わえる全10曲。そのぶん、たしかにじっくりと聴かせる曲が多いものの、『TWISTER -EP-』、『OYSTER -EP-』の2枚を

イエロウ・イン・ザ・シティ

これまで王道ロックからシティ・ポップ、ダンス・ミュージック、レゲエなど、様々な作風を自分たちの血肉として取り込んできたEARNIE FROGs。前作『キャラクター』から1年ぶりに完成させた『イエロウ・イン・ザ・シティ』は、メンバーのルーツに

アダハダエイリアン

今のシナリオアートのチャレンジングな部分が曲構成にも現れた2曲(「アダハダエイリアン」と「オンリーヒーロー」)、「ホワイトレインコートマン」にも似た、バンドにもファンにとってもこれぞシナリオアートな「アカシアホーム」という、3曲が現状報告の

Birth

まずは"劇場版総集編 メイドインアビス【後編】放浪する黄昏"のED「reBirth」のセルフ・カバー「Birth」で、造語によるイマジネーションが拡張されるヴォーカルを堪能してほしい。高音域と低音域を自由に行き来する歌唱は性別を意識させない

more humor

パスピエというバンドの探求心は結成10年を越えてなお尽きない。『&DNA』からは約2年半ぶり、ドラマーの脱退を乗り越えて、新たなバンドのあり方を模索してきたパスピエの新体制後初となる5thアルバム。ダウナーなオルタナティヴR&Bに、包容力の