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DISC REVIEW

First Two Pages Of Frankenstein

USインディー・シーンでもっとも愛されているバンドのひとつ、THE NATIONALの通算9作目となるアルバム。嫌味のないソフトなメロディと、透き通るように繊細なハーモニーなど、独特の儚げな響きにはあまりの美しさに胸がギュッと締めつけられる

Plastic Eternity

グランジの先駆的存在であり、Sub Popの看板バンドのひとつでもある、MUDHONEY。そんな彼らの11枚目のアルバムは、絶好調にアングラで尖っていて、最高にアグレッシヴだ。洗練されすぎない泥臭さのあるサウンドと、メンバーそれぞれ40年近

How To Let Go(Japan Edition)

世界を魅了するモダン・ポップスの潮流がノルウェーから日本へ。ヒット曲をふんだんに詰め込んだ今作で、SIGRIDがついに日本デビューを果たした。本国ノルウェーはもちろん、UKを中心にヨーロッパで高く評価されている、キャッチーな音楽性と清涼感の

Orange

Chi-によるソロ・ユニット、カメレオン・ライム・ウーピーパイから1stフル・アルバム『Orange』が届いた。本作には、中毒性抜群のトラックにキャッチーなフレーズが散りばめられた、"らしさ全開"のリード・トラック「Stand Out Ch

SHUTTLE

FINLANDSとしての活動10周年を2022年に迎え、その先の2023年にベスト・アルバムではなく、初期楽曲や前身バンド THE VITRIOLの楽曲も包摂して再録するのは塩入冬湖(Vo/Gt)にとって、初期衝動にとどまらない音楽の普遍性

OUR PARADE

"どんな困難があったとしても/楽しもう"と歌うオープニング・トラック「ENJOY OUR PARADE」は、今の彼女たちのテーマ・ソングとも言える1曲で、ここに至るまでたくさんの壁にぶつかってきた彼女たちが歌うからこそグッと来る。メンバーが

New Neighbors

Homecomingsが、2年ぶりとなるアルバム『New Neighbors』をリリース。本アルバムには、TVアニメ"君は放課後インソムニア"EDテーマ「ラプス」をはじめ、TVドラマ"失恋めし"主題歌「アルペジオ」、TVドラマ"ソロ活女子の

春めく私小説

コンセプチュアルなライヴが想像できるような語りと、2曲目のタイトルコールにもなっている「時間旅行 (Prelude)」に始まり、メロディは素朴だが、楽器のアンサンブルにマス・ロック的な抜き差しとスリルが宿る「時間旅行少女」に接続。リード・ト

i my me mine

"元彼のことを曲にする"という言葉通り、実体験から紡ぎ出される言葉の数々はリアルで、何より純度が高い。そんなnolalaの1stフル・アルバムには、これまでの"元彼"との恋愛をはじめ家族のこと、自身のこと、彼女たちの人生そのままを歌った12

STAY FREE

人気TVアニメ"この素晴らしい世界に祝福を!"の前日譚であるスピンオフ作品"この素晴らしい世界に爆焔を!"オープニング・テーマである「STAY FREE」。どこかFOO FIGHTERSを想起させるスケール感と生音のロック・サウンドがヴォー

last aurorally

TK(Vo/Gt)には自身と345(Vo/Ba)、ピエール中野(Dr)だけで作れ、且つ自分のギター・サウンドに劇的な発明がない限り、凛として時雨の新作を作る理由がなかったのだろう。故に約5年ぶりのこのオリジナル・アルバムは、どこを切っても時

君にEP

SSW、琴音の約1年7ヶ月ぶりとなるオリジナルのフィジカル作品には、"資生堂アネッサ ドラえもんデザインCM"楽曲となる表題曲「君に」に新曲2曲をプラスし、さらには今年1月公開の映画"金の国 水の国"の劇中歌として話題を呼ぶ3曲の全6曲が収

Superglue

80年代エレポップを基調とした楽曲が本国のみならずアジア圏でも話題を集め、2022年11月には初来日公演を開催したUSオルタナティヴ・ポップ・デュオのJOAN。彼らの初となるアルバムは、親しみやすいソフトなメロディという持ち味はそのままに、

answer

聴き手への届きやすさという意味で節目になった前ミニ・アルバム『cubism』のさらにその先にある7thミニ・アルバム。先行配信曲「マテリアル」にある、触れられるものの有限さとそれが記憶になったとき永遠を信じられるという気づきなど、ナカシマ(

ANTI HEROINE

自身初となるフル・アルバムを2枚同時でリリース。CHARLI XCX、CHVRCHES、DANNY L HARLEなど、国内外から豪華作家陣を招いて制作された本作には、ダークなエレクトロ・サウンドを押し出した「へゔん」や「ギブミー♡すとっぷ

GATE

昨年10月に新体制となった"オシャレ高速チョイ横アイドルロック"を奏でるSymdolickの、初CD化となるミニ・アルバム。新体制第1弾となったシングル「Symdolicxxxxx」で始まり、前身グループからSymdolickでも歌い繋いで

かわいくしながら待ってるね

デビュー5周年を迎えたコレサワの新作は、チクリと刺す棘や深く落ちる自責の念は影を潜め、柔らかに相手や自分を受け容れられるような、ちょっぴり大人になった包容力のある愛の歌が印象的。「真っ赤な爪と牛乳」はインディーズ時代に歌っていた曲ということ

OZ one

新メンバーのワニャ+、ユイノンを加えて6人組になった"サイケデリックトランスでアタマぶっ壊れるまで踊る"MIGMA SHELTER。彼女たちの新体制初リリース作品が、"オズの魔法使い"を題材にした3部作シングルの第1弾『OZ one』だ。1

MAGNET

"MAGNET"というタイトルには人を惹きつける引力の意味が込められているとのことで、そんなコンセプトを持ったうえで制作に臨んだメジャー2nd EPは、初めて体験するような刺激的な音や展開がちりばめられた、型にはまらないKroiが堪能できる

未来の途中

"ロマンチック・ユース"を謳ってきたCrispy Camera Clubが、夢見た"未来の途中"で、ステップアップを印象づけるアルバムをリリース。90s UKロック香るサウンド、懐かしさとキャッチーさが魅力のギター・ポップが"CCCらしさ"