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DISC REVIEW

K

Velociraptor!

まったく、彼らはリスナーを飽きさせることを知らない。約2年振りのリリースとなる4枚目のオリジナル・アルバムは、KASABIANの活動の集大成であり、新たな力が凝縮された作品だ。怪しく不穏な閉塞感、獲物を虎視眈々と狙うような危険度。ひたすらに

West Ryder Pauper Lunatic Asylum

前作『Empire』の時代錯誤的とも言える大仰なハード・ロックは、彼らが本来持つ不穏なグルーヴを半減させてしまっていた。しかし、Dan Nakamura(DJ SHADOW等)をプロディースに迎えた本作では、そのグルーヴがより強靭なものとな

Spayed

ARCTIC MONKEYS、FRANZ FERDINANDを擁するインディ・レーベルDOMINOよりデビューを果たし、NME誌をして「<NEW> THE BEATLES」とまで絶賛された伝説のバンド、TEST ICICLESのメイン・メン

Girl Talk

デビュー・アルバムが全英チャート1位でプラチナム・アルバムを獲得、FUJI ROCK FESTIVALで来日、続く2ndも好セールスを残す等、順調にキャリアを築いているシンガー・ソングライター、Kate Nashの3年振りの新作。イギリス国

I Like Me

DADARAYのフロントマン、ゲスの極み乙女。/indigo la Endのサポートとしても活躍する"えつこ"のソロ・プロジェクト katyushaが始動から約10年を経て完成させた1stフル・アルバム。ピアノなどの鍵盤楽器、ベース、ドラム

The Best Of Keane

"心臓が止まるほど美しい"と評されたデビュー作『Hopes And Fears』から10年を経たUK発の4ピース、KEANE。作品は毎作UKチャート1位となり、日本でもこれぞUKロックたる叙情性の高い鍵盤サウンド、繊細で憂いがあり、かつ大ら

Strangeland

イギリスのピアノ・ロック・バンドKEANEによる4枚目のオリジナル・アルバム。サポート・メンバーだったJesse Quin(Ba)が正式加入してから初の作品となり、全英チャートにおいて前作に続き初登場1位を獲得している。時間に囚われず制作さ

In Love With Dusk / Our Own Dream

EPをリリースすれば即完売、インディー・ロック・シーンで注目を浴びているギリシャはアテネで活動する男女デュオ、KEEP SHELLY IN ATHENSの初のCD作品。2010年のデビューEP『In Love With Dusk』と2011

What's a Trunk?

Bruno Marsもいいけど日本にはKeishi Tanakaがいる! と歓喜したくなるほどポップに、そして現代版にアップデートされたソウル、ジャズ、スカなどがずらりと並ぶ好盤。Tokyo Recordings、LEARNERS(松田"C

透明色のクルージング

ジャズ・ロック・バンド fox capture planとシンガー・ソングライター Keishi Tanakaが互いをフィーチャリングした作品をそれぞれのレーベルから同時リリース。表題曲のTrack.1「透明色のクルージング」と同曲のインス

The Boxer

BLOC PARTYのヴォーカル、Kele Okereke がKELEとしてソロ・デビュー。SPANK ROCKのトラック・メーカーXxxchangeをプロデューサーに、ダンスホールやグライムを下敷きにしたようなブレイクビーツ、女性Voをフ

Mockingbird

昨年、アルバム『Banshee』でデビューしたNYのシンガー・ソングライター、Kendra Morrisの新作は、David BowieやLou Reed、Isaac Hayes、PINK FLOYDやRADIOHEAD等のカヴァー・アルバ

ELEKITEL

ヴォーカル、コーラス、ギター、作詞作曲を全てひとりでこなす21歳のシンガー・ソングライター、Kent Kakitsubataのデビュー・アルバムがリリース。ロックを基盤に、ファンク、ポップス、レゲエ、フォーク、ヒップホップの要素が取り入れら

Here!

2008年8月に結成したコイケ(Vo&Gt)、オカヤス(Vo&Dr)による男女2人組みバンドのほぼ1年ぶりとなるニュー・アルバム。体制的にはTHE WHITE STRIPESのそれと同じではあるが、彼らは限りなく最小限の人数で灼熱のロックを

keyword

福岡の4人組ギター・ロック・バンド key poor diaryが放つ初のミニ・アルバム『keyword』は、バンドのコンセプトである"振り返りながらもきちんと前に進むための曲を"という思いがそのまま落とし込まれた1枚。プロローグのようなT

DANCEJILLION

"ダンス"を追求し続けてきたKEYTALKが、改めて"ダンス"と向き合ったアルバム。1曲目の「ハコワレサマー」が八木優樹(Dr/Cho)の書いた曲であるように、誰がメインで誰がオルタナティヴではなく、ソングライターとしてもプレイヤーとしても

ACTION!

思えばコロナ禍以前にリリースした「サンライズ」が、彼らには珍しいファストなポップ・パンクだったのも、バンドが初期衝動に満ちていた予兆だったのかも。何度も更新されてきたKEYTALK流カーニバル・ソングは、「宴はヨイヨイ恋しぐれ」でゴリゴリし

Best Selection Album of Victor Years

2013年にメジャー・デビューしてからの、14枚のシングル表題曲+タイアップやライヴ人気曲からなる20曲に、怒濤の5年間の進化を感じるベスト・セレクション。首藤義勝、寺中友将のツイン・ヴォーカル、四つ打ち、目まぐるしい転調とどこかメランコリ

Coupling Selection Album of Victor Years

ビクター時代のc/w集。人気曲「OSAKA SUNTAN」、寺中友将(Vo/Gt)の美メロ・メーカーぶりが発揮された「エンドロール」、ルーツであるthe band apart的なアレンジにニヤリとする「O型」、怒濤のブラストビートの「ナンバ

DON'T STOP THE MUSIC

移籍第1弾アルバムを幕開けるのは「DE'DEVIL DANCER」。この曲で思い起こすのは、最強のライヴ・チューンとしてバンドのスケールを大きくした「MONSTER DANCE」。あの曲のリリースから5年を経て、タフに進化をした今のKEYT