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DISC REVIEW

NILE LONG

日本のインディー・シーンで異彩を放ち、ロック・リスナーとダンス・ミュージックのリスナー、洋楽と邦楽の垣根を飛び越えて支持されていた、The Brixton Academyの突然の解散から2 ヶ月。TBA のメンバーにVJ を加えたNILE

INNER KINGDOM(内なる王国)

“フィジカル”がテーマになった FoZZtoneの4thフル・アルバムは、10曲を収録したdisc physicalと、組曲を収録したdisc mentalの2枚組。1曲1曲に物語があり、どちらのディスクも膨大な情報量だ。それでも重圧感がな

ひなぎくと怪獣 (初回限定盤のみDVD付2枚組仕様)

今までのSEBASTIAN Xの音楽に常に根付いていた感覚―それは、"私たちはいつか死ぬ"という、人間が唯一知ることのできる真理に他ならない。彼女たちは、その圧倒的な事実に絶望し、だからこそ、"今"を何よりも謳歌するための音楽を鳴らしてきた

バンドやめろ

聴き終えたあと考え込んでしまった。彼女たちはなぜここまで自分を痛めつけるように音と言葉を刻むのだろうか? その理由は“若いから”だけではないのではないか……と。日本マドンナ1年5ヶ月振り、通算3枚目のミニ・アルバムがとうとうリリースされる。

cogency

本作のリリース元でもある残響recordをはじめとしたレーベルの熱心なフックアップの功績も大きいのだろう、ここ日本には、ポスト・ハードコア/ポスト・ロックの豊潤な土壌がある。本来、このジャンルには独特の勤勉さ、ストイシズムが宿るものだが、日

diorama

正直に自分のスタンスを表すると、VOCALOIDは門外漢だ。そのコミュニティで盛り上がるニコニコもmixiもアカウントは持っていない。まぁ、頭の固いおっさんなわけで......。あ、オタク嫌悪はないので。それでも"初音ミク"なんて言葉は自然

it’s you

OWENやHER SPACE HOLIDAY、最近ではRyo Hamamotoやfolk squatといった良質な作品を発信し続けている&records。本作はレーベル初となる日本人女性シンガーのaoki laskaの1stフル・アルバムで

すぺくたくるごっこ

耳に飛び込んできたのはキュートなウィスパー・ヴォイス。けれどもウィスパーと聴いてぱっと思い浮かぶようなアンニュイな癒し系とは一味違う。こんなにポップでハイテンションなウィスパー・ヴォイスがかつてあっただろうか。そして、その歌詞とメロディのセ

Memoraphonica

暗闇から沸き出でる一筋の光とその残像。平均年齢23歳、5人組のドリーム・ポップ・バンドAnriettaのデビュー・アルバム。Track.1の「Aqua」から7分を越す大作。レーベル・メイトのmatryoshkaを若干彷彿させるような吐息交じ

YOUNG BLUE

若い。青い。タイトルに用いたこの2つの言葉そのままの音が聴こえてくる。若者らしい勢いがある。あるいは、若者にしかできない音楽。そう言っていいだろう。2度とやってこない、今しかないこの瞬間を切り取ってみせる。そんな感じだろうか。ギターとベース

Zyacalanda

物凄く固い何かが頭にぶつかった、とっさにそう感じた。硬式野球のボールでも当たったのではないかと錯覚するほどの高密度の音の塊がアグレッシヴに乱舞するタイトル曲の「Zyacalanda」。そして、どこかオリエンタルな雰囲気で変拍子と転調をダンサ

She see sea

元SPARTA LOCALSの安部コウセイ(Vo&Gt)率いるHINTOによる満を持しての1stフル・アルバム。過去のフリー・ダウンロード音源と今年1月に発表された『NUKIUCHI LIVE. EP』のスタジオ・テイクを中心に収録。201

Dinosaur

昨年10月にリリースされた1stフル・アルバムも好評なCzecho No Republicから早くも届いた2ndミニ・アルバム。The Mirrazのオープニング・アクトに抜擢されたことで注目を集めた彼らだが、遊び心たっぷりなポップなサウン

キーゼルバッファ

アメリカ生まれ大阪育ちで両親は韓国人という生い立ちから既に興味を惹かれるbomi(ボーミ)のメジャー・デビュー・ミニ・アルバム。甘くキュートな歌声とモデルとしても活躍する恵まれたルックスは早くも各メディアがブレイク必至と大注目。そんなbom

Joyful Joyful

BUGY CRAXONEは1997年に札幌で結成され、今年結成15周年を迎える3人組のオルタナティヴ・ロック・バンド。チバユウスケや audio active とのコラボレーションなど活動の幅は広く、今作は約4年振りのリリースとなる。手拍子

Slow and steady

リアリティを追求するバンドが多いJロック・シーンで、ちょっとミステリアスなパラレル・ワールドを描いているのが3ピース・バンド、真空ホロウ。過去に2枚のミニ・アルバムを発表している彼らがTOWER RECORDS限定で3曲入り生産限定シングル

Quit or Quiet

自らのヴィジュアルを揶揄するように意図的に“のび太”という強烈な記号を名乗るフロントマンを擁しながらも、所謂WEEZER的な泣き虫メンタリティとは無縁の場所でふてぶてしい表情を浮かべ、虎視眈々と変革を狙うWHITE ASHは、言わば日本のロ

into the green

新曲2曲と過去の代表曲4曲によって構成されたメジャー・デビュー作にして、音楽的にもcinema staffに新たな季節が到来したことを告げるEP。表題曲「into the green」はまさに、ここ数年の彼らが緩やかに、しかし確実に描いてき

天使と悪魔

約1年半ぶりとなる鴉の2ndアルバム。彼らの真骨頂である感情を振り絞るかのようなエモーショナルなヴォーカルとギター・ロック・サウンドを更に昇華させ、独りよがりではないクリアな衝動として描かれた『天使と悪魔』。「演者の憂鬱」では完成度の高い大

バーティカルJ.M.ヤーヤーヤードEP

作品ごとに新たな音楽的側面を覗かせる0.8秒と衝撃。だが、1年前ぶりの音源である本EPにおいても、やはり一筋縄では行かない進化を見せている。去年リリースされたセカンドアルバム『1爆2爆3爆4爆5爆6爆、東洋のテクノ。』において、エレクトロや