Japanese
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物凄く固い何かが頭にぶつかった、とっさにそう感じた。硬式野球のボールでも当たったのではないかと錯覚するほどの高密度の音の塊がアグレッシヴに乱舞するタイトル曲の「Zyacalanda」。そして、どこかオリエンタルな雰囲気で変拍子と転調をダンサブルに繰り返す「エゴ・ダンス」。一見荒々しいが、緻密に構成された轟音と共にめちゃくちゃにモッシュしまくるオーディエンスの姿が目に浮かぶ。間違いなくこれは使用上の注意ならぬ、視聴上の注意が必要だ。“ヘッドフォンを利用して電車の中などでご視聴されると大変危険です。大暴れしても怪我をしない安全な場所でご視聴ください”これが決して大げさな表現ではないことは一度聴けばわかるはず。胸を張って太鼓判を押させていただこう。(石井 理紗子)
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Skream! 2024年09月号