DISC REVIEW
Japanese
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mudy on the 昨晩
mudy in squall
よりストイックに、よりタイトになった、mudy on the 昨晩。インストというと、一見すると言葉少ない表現方法のように思えるのだが、このバンドは、一触即発ともいえる攻撃力と、ピンと張り詰めた精神性の高い楽曲世界を作り上げることで、その意識をひっくり返してみせる。滝に打たれる修行僧、激しい雨の中でもその足を止めないアスリートの如く、一つの主張を一環して貫くように、主義や主張を楽曲に投影させるのだ。そして彼らの最新作は、"squall=集中豪雨=困難な状況"、"一周して人生を全うしたら僕らはどうなるのか?"など、より切迫したコンセプトを設けることで、その色がさらにビルド・アップされている。ギターは嘶き、叫びまくる。情動と衝動の揺れ動きのみで楽曲の移り変わりを描く、緊張感溢れる作品だ。
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