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DISC REVIEW

ハテナ/夢みたいだ

チャットモンチー今年3作目となる両A面シングルは、トップ・ギアのまま変速不要とでも言わんばかりにダーティーなギターを轟かせ疾走する「ハテナ」と、彼女らがライヴSEとして使用しているMATES OF STATEの「Proofs」に日本語詞をつ

小学生と宇宙

1stミニ・アルバム『爆裂トリコさん』が全国流通無しで凄まじい勢いで話題になり、2011年のRISING SUN ROCK FESTIVALでは新人枠での出演ながらアンコールが起こるなど、業界内外を問わず各地を騒がせていたバンドtricot

心枯論

今年バンド結成10周年を迎えるLACCO TOWER。メモリアル・イヤーに放たれるアルバムには、不思議なことに“総まとめ”や“安住”といった雰囲気が一切ない。より獰猛になった図太いバンド・サウンド、懐かしさや憂愁を纏ったメロディが走ったリ跳

STARDUST

ジャズとロック、パンクを交錯させたような音楽を展開する、勝手にしやがれのバリトン・サックス奏者、飯島 誓を中心にして2011年に結成された5人組の1作目。力強く打ちつけられるエレクトロニックな質感の4つ打ちを基調にして、テクノやハウスとロッ

渦になる

轟音と静寂の中から湧き出るトラディショナルなメロディ。きのこ帝国という名前に違和感を感じるのはこの作品が最初で最後だろう。2007年に大学で結成されたという同バンド。シューゲイザーやポスト・ロックの影響を感じさせる非常に耳ざわりの良いノイズ

窓

MO'SOME TONEBENDERの百々和宏がソロ・アルバムをリリースする。バンドでのソリッドなサウンドとは一転、多彩な音楽性を見せてくれている。中島みゆき、Johnny Thundersのカヴァーに加え、小林麻美の「雨音はショパンの調べ

inletPAGE

なりふりかまわずに突っ走って、その先にあるはずの何かをつかまえようとする。ここではそんな演奏が展開されている。ドラマーが打ち出すシャープなリズムの上をベースが滑り、2本のギターは絡み合いながら勢いよく駆け抜ける。ヴォーカルは見えるようで見え

iSH

東京とベルリンを拠点に活動する日本人女性アーティストKyoka。今作は坂本龍一とのコラボが話題となったALVA NOTOなどが率いるドイツのレーベルであるRaster-Notonから今年2月に発売された12インチ・レコードの国内盤CDEPと

Wavement

昨年11月にリリースされた1stミニ・アルバム以降、都内のライヴハウスを中心にとんでもないスピードで話題沸騰中の3ピースThe Flickersから早くも届けられた2ndミニ・アルバム。BPMの早いダンス・ビートとシンセ・サウンドに切れ味の

frienemy

現在another sunnydayのヴォーカリストとして活動している伊藤文暁のソロ・アルバム。UKのギター・ポップ・バンドとUSのインディー・ロック・バンドの音をJ-POPの土台の上で表現したかのような、メロディックでポップながらも深みの

Yellow Yesterday

井上陽介(Gt)を中心に京都で結成されたTurntable Films。2010年にsecond royalよりリリースされたデビュー・ミニ・アルバムから待望の1stフル・アルバムと言っていいだろう。一年かけて作られたという楽曲群はリズムよ

Here!

2008年8月に結成したコイケ(Vo&Gt)、オカヤス(Vo&Dr)による男女2人組みバンドのほぼ1年ぶりとなるニュー・アルバム。体制的にはTHE WHITE STRIPESのそれと同じではあるが、彼らは限りなく最小限の人数で灼熱のロックを

My Melody (Diary Of Life)

the telephonesのフロント・マンにしてコンポーザーでもある石毛 輝の、前作から約1年半ぶりのセカンド・アルバムが完成した。ヴォーカル、ギター、ベース、ドラム、ピアノ、シンセ等全てを手掛ける才能にも脱帽するが、何よりもメロディ・セ

KTEP2

CDを再生した瞬間から“これは……!”と唸らずにはいられないキラー・チューンが詰め込まれた攻めの2000枚限定マキシ・シングル! 凝ったマニアック性と大衆の心もグッと掴みそうなキャッチーなメロディの絶妙なところをついてくるバランス感覚はさす

erie

2009年より活動を開始した5人組エモ・ロック・バンドerieのデビュー・ミニ・アルバム。まるで人間の喜怒哀楽のごとく激しく変化するサウンドと歌で貫かれた世界観はRADWIMPS meets envyと称されている。それは2010年にRO6

SOLT&PLUM

複雑に、巧妙に構築されてゆくバンド・アンサンブル。様々な方角から音が飛び出し、4つの音が描き出す情景の美しさには毎度惚れ惚れする。昨年は多数のフェスやイヴェントに出演し、精力的なライヴ活動を行う4人組インスト・ロック・バンドrega。彼らの

Q&A

"オワリカラなのにオワリカラじゃない。そうか、これが今のオワリカラなんだ"と、前作『イギー・ポップと賛美歌』で思ったが、今回もそうだ。自分たちの新しい可能性を試したくて、それが面白くて仕方がないのだろう。瑞々しいサウンドに焦りの文字は無い。

恋に似ている

2009年に結成し"恋愛至上主義"を掲げた21世紀型フォーク・ロック・バンド、THEラブ人間の3年間が詰まったフル・アルバムが完成。見て見ぬふりをする美学を純潔に歌い上げるだけの音楽に辟易している方々はこのアルバムを聴くべきだ。1曲目の壮大

Eat The Moon

UNCHAIN 5枚目のオリジナル・フル・アルバムは、メンバーが“深夜の移動遊園地”“夜に現れるサーカス団”と例える通り、腰が砕けそうなほどファンタジックでロマンティックな作品だ。過去最多という13人のゲストを招いて作られたのもあり、様々な

past, present, future

海外でも活動を行う、日本の4人組インスト・ロック・バンド、LITEのミニ・アルバム。ギター、ベース、ドラム、シンセサイザーがスクラムを組んで突進していくかのごとき、アグレッシヴなバンド・アンサンブルが聴ける。寄らば斬られそうな鋭さで刻まれる