DISC REVIEW
Japanese
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鴉
天使と悪魔
約1年半ぶりとなる鴉の2ndアルバム。彼らの真骨頂である感情を振り絞るかのようなエモーショナルなヴォーカルとギター・ロック・サウンドを更に昇華させ、独りよがりではないクリアな衝動として描かれた『天使と悪魔』。「演者の憂鬱」では完成度の高い大人の妖艶さを感じさせ、「児童公園前」では突き抜けた爽快なメロディとヒリヒリとした焦燥感を感じさせる歌詞とのギャップが面白い。少なからず走らされているかのような蒼い衝動を常に感じさせていて、それもまた彼らの大きな魅力ではあった。しかし今作を通じて描かれた陰と陽は決して衝動だけではないロック・バンドとしての芯の強さ、確信的な感情描写を深く感じる。新たな彼らの大いなる幕開けと言える1枚だろう。
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