DISC REVIEW
Japanese
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鴉
巣立ち
"秋田発"の素朴さからくる泣きのメロディ、しかと受け止めました。真っ黒な容姿で孤高の存在感を放つ生き物"鴉"。演歌のこぶしのような、哀愁を帯びた響きを持つ名前のこのバンドは、それに見合う歌、とことん突き進む強さを持った、猪突猛進の歌を歌う。その真っ直ぐな意志をはっきりと投影した、切なくも同時に切迫感のあるドラマティックなメロディこそ、このバンドの最大の武器だ。きっと、鴉が好きだという人は『ROOKIES』とかも好きだと思う。不良たちが甲子園を目指す姿を描いた青春ドラマで一世を風靡したあれです。なぜって、努力・友情・青春の物語こそ、最も直球のドラマであり、その直球さこそ鴉であるから。追い詰められて苦しくなったら、共に猛進し、迷いもかき消すこの音を聴け。頑張りすぎて陰で一人で泣くくらいなら、鴉を聴け。熱唱しながら泣いちまえ!
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