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デビュー・シングル『夢』がテレビの主題歌に抜擢されるなど、高い注目を集めた秋田発のエモーショナルなロック・バンド鴉のニュー・シングル。様々な表情を見せたデビュー・シングル『夢』とは異なり、疾走感を前面に出した「風のメロディ」「ココニナク」「向かい風」の全3曲が収録されている。今回はライヴを意識したというだけに、タイトで力強さに満ちた演奏からは、この一年間数多くのライヴを経験し、鴉が着実にバンドとして前進していることをうかがい知ることができる。過去の曲を掘り起こす形でのリリースということだが、ライヴで観ても、今の鴉の持ち味を伝えることができる作品になっていると言える。
約1年半ぶりとなる鴉の2ndアルバム。彼らの真骨頂である感情を振り絞るかのようなエモーショナルなヴォーカルとギター・ロック・サウンドを更に昇華させ、独りよがりではないクリアな衝動として描かれた『天使と悪魔』。「演者の憂鬱」では完成度の高い大人の妖艶さを感じさせ、「児童公園前」では突き抜けた爽快なメロディとヒリヒリとした焦燥感を感じさせる歌詞とのギャップが面白い。少なからず走らされているかのような蒼い衝動を常に感じさせていて、それもまた彼らの大きな魅力ではあった。しかし今作を通じて描かれた陰と陽は決して衝動だけではないロック・バンドとしての芯の強さ、確信的な感情描写を深く感じる。新たな彼らの大いなる幕開けと言える1枚だろう。
10代の頃にこれをやっときゃよかった、あれをやっときゃよかった......なんて、後悔とはいかなくとも、大人になってからそんな風にぼんやり思うことは誰しもあるのではないだろうか。鴉2012年の幕開けとなるシングルは、非常に明快で鮮やかな衝動が迸る10代の若者たちへのメッセージ・ソング。だが鴉の描く"蒼"は、10代という枠組みだけではなく、大人たちの心にも衝動を巻き起こす力強さを持っている。歳を重ねると無意識のうちに守りに入り、そつなくこなすことも増えて来る。でもまだまだ未完成。果敢にバンドを高く巻き上げようとする3人のパワーが漲る音像に、まだまだここで止まってられないなと奮起した。10代に限らず、この困難の多い世の中に生きる人々全てに響く、鴉ならではの応援歌。
鴉—なんとも人間臭さのにじみ出たバンドだ。一歩一歩足取りを確かめるように、時に息を飲む程の速度で成長し続けている。単なる激情型ロックと呼んでしまうには惜しい。哀愁漂う言葉。テンポよいリズム感。近野淳一(Vo&Gt)の描く世界は、日常的でありながら、文学的な非日常性がある。そして、力強くも緻密に言葉を紡ぐことで、熱量とのコントラストがより一層の情感を盛り上げる。“鴉”というバンドの歴史を通して、選りすぐりの楽曲たちが盛り込まれた本作。前シングル「黒髪ストレンジャー」で垣間見せた艶のある一面が、SOIL &“PIMP”SESSIONSとのセッションなど明確な表情として随所に表れている。丁寧に音を追うことで得られる、楽曲としての成熟。過去と現在の融点となった『未知標』もまた、鴉とともに消えることのない熱を持ち続けるのだ。
"秋田発"の素朴さからくる泣きのメロディ、しかと受け止めました。真っ黒な容姿で孤高の存在感を放つ生き物"鴉"。演歌のこぶしのような、哀愁を帯びた響きを持つ名前のこのバンドは、それに見合う歌、とことん突き進む強さを持った、猪突猛進の歌を歌う。その真っ直ぐな意志をはっきりと投影した、切なくも同時に切迫感のあるドラマティックなメロディこそ、このバンドの最大の武器だ。きっと、鴉が好きだという人は『ROOKIES』とかも好きだと思う。不良たちが甲子園を目指す姿を描いた青春ドラマで一世を風靡したあれです。なぜって、努力・友情・青春の物語こそ、最も直球のドラマであり、その直球さこそ鴉であるから。追い詰められて苦しくなったら、共に猛進し、迷いもかき消すこの音を聴け。頑張りすぎて陰で一人で泣くくらいなら、鴉を聴け。熱唱しながら泣いちまえ!
古いアナログレコードに針を落とし、チリチリとノイズが響く。そこへ加わるのは、ジャジーなスウィングビート。レトロなムード漂う幕開けから、これまでの鴉のどの作品とも異なる作品だということが色濃く伝わってくる。そして、いきなり響くサビのメロディーが、楽曲のテンションを冒頭からピークに持っていく。ファルセット、ささやきくようなか細い声、そして、激情を乗せた叫び......。1 曲の中で様々な表情を見せる今野のボーカルも、今作の大きな注目ポイントだ。表現力をさらに増したその歌声は、"黒髪" に惹かれる主人公の心の動きを繊細に描き出す。楽曲のストーリーをよりドラマチックに、より躍動的なグルーヴとともに表現する音物語――。艶やかで激しい、鴉の新たな魅力を体現する新境地作の完成だ。
秋田県出身の鴉の3曲入りメジャー・デビュー・シングル『夢』。秋田県のライヴ・シーンでは絶大な支持を集めていた彼らの音楽性は、自ら激情、激唱型と謳うように、熱いヴォーカルと確かなバンド・アンサンブルを備えたエモーショナル・ロック。テレビ東京系テレビドラマ『怨み屋本舗 REBOOT』の主題歌にも抜擢されたリード・トラック「夢」は、疾走感のある攻撃的なサウンドと歪な歌詞が印象的なヘヴィー・チューン。「君がいない空」「残像」は、対照的にシンプルなバンド・アンサンブルとVo近野の歌唱力の幅広さと曲の良さが際立つ、穏やかなラヴ・ソング。これからじっくりアルバム作りに取り組むという彼らのエモーショナル・ロックがどういう進化、深化を見せていくのか、注目だ。
暗闇に光が一点の方が希望を感じるんです そんなアルバムになっていると信じています
高く突き抜ける蒼き衝動――鴉、待望のシングル・リリース!
今できるものを出すっていうのが一番正直な形なのかなって思ったんです
絶望的で、落ちて行くような感覚。そして、希望に突き進んでいく―。
イメージをつけられちゃうのしょうがないけど、その前に裏切っていかないと
雰囲気にしても何にしても、今までにない新しい感じになったと思う
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