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DISC REVIEW

W

Barbara

ニューウェイヴを研究し続けるマッドでポップな科学者達が新たな研究の成果を携えて帰ってきた。ニューウェイヴ、ポストパンク・リバイバルの中で登場し、着実に人気を獲得してきた彼らだが、今作からは元RAZORLIGHTのドラマー、Andy Burr

We Are Standard

昨年からフロアを中心に急上昇中のDEROLIANと同じスペインから登場したディスコ・パンク・バンド。縦でも横でもないディスコ・パンク独特の四つ打ちと、マッドチェスターのヘロヘロ・グルーヴを掛け合わせたような、ありそうでなかったサウンド。気だ

clear and serene

横須賀発の4人組weaveと京都の新鋭fogの2組によるスプリット・アルバム。fogにとってはこれが初の全国流通盤となるとのことで、気合も一入だろう。どちらのバンドも未発表曲を3曲ずつ持ち寄ってリリースされる今作は、一貫してエモーショナルな

The Sound

"何でもあり"も大歓迎。しかし、スクリーモ以降、それが行き過ぎてしまったため、何が何だかわからなくなってしまったエモの原点や本質を、横須賀の4人組weaveの1stアルバムに見出すリスナーは少なくないはずだ。静から動へ、動から静へという起伏

the way to your heart

横須賀発の4人組エモ・ハードコア・バンドweaveが1stアルバムと昨年4月に発表した2ndシングルのリイシュー盤を同時リリース。その後者である本作は挨拶代わりの1作と言えるだろう。クリーンなギター・アルペジオに、強靭なリズム隊、激しく深く

SZNZ: Winter

2022年にWEEZERが1年を通して手掛けたプロジェクト"SZNZ"が、ついに完結。ヴィヴァルディの「四季」からインスピレーションを受けたという4枚のEPのラストを飾るこちらの『SZNZ: Winter』は、管弦楽器を用いて壮大に仕上げつ

SZNZ: Summer

四季の節目に合わせた4枚のEPシリーズ"SZNZ"の第2弾が到着。今回は夏がテーマだが、夏と聞いてパッと頭に浮かぶ陽気さや開放感からは対極とも言える、ヘヴィ且つハードな作品だ。ヴィヴァルディを引用しながら大仰なイントロダクションを奏でるTr

SZNZ: Spring

コロナ禍でも精力的な作品リリースを続けるWEEZERが、四季の節目に合わせた4枚のEPシリーズ"SZNZ"を始動。その第1弾である"Spring"は、柔らかで優しいロック・サウンドで、春のそよ風やうららかな日差しをイメージさせるにはもってこ

Van Weezer

Rivers Cuomo(Vo/Gt)をはじめ、メンバーが影響を受けた'80sヘヴィ・メタルにオマージュを捧げた15thアルバム。VAN HALENやOzzy Osbourneの曲から拝借した超有名ギター・フレーズなど、デビュー作から表れて

Weezer (Black Album)

思いついたら形にせずにいられない多産なバンド、WEEZERが13枚目となるアルバム(6枚目のセルフ・タイトル!)をリリースした。WEEZERと言えば、なぜか同じくセルフ・タイトルにしてしまったカバー・アルバムを発表したばかり。全体的にネタ元

Pacific Daydream

WEEZERが作った小粋なポップ・アルバム、そんな印象の11作目。前作『Weezer(White Album)』は、現在のメインストリームにおけるポップ・ソング作りのマナーを意識した作品だったが、今回は多分にインディー風。そこを小粋という言

Weezer(White Album)

4作目のセルフ・タイトルとなる10thアルバム。"White Album"は例によって、便宜上の邦題。セルフ・タイトル作を4枚もリリースするバンドも珍しい。しかし、これはセルフ・タイトルが相応しい。例えば、"Red Album"なんかよりも

Everything Will Be Alright In The End

デビュー20周年を迎え、改めて原点に立ち返り、本来のWEEZERらしさを追求したんじゃないかと思わせる4年ぶりのニュー・アルバム。3パートからなる組曲に加え、新境地を思わせる絶妙な転調やデイスコ・サウンドやトラッド・フォークといった新機軸を

ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN COMPILATION 2011

アジカン企画&主催の夏フェス"NANO-MUGEN FES."も今回で9回目(ツアー形式だった「NANO-MUGEN CIRCUIT2010」を含めると10回目)。WEEZERやMANIC STREET PREACHERSをヘッドライナーに

WELCOME TOXICITY

ポップ・アイコンmoemoe、サウンド・クラフトマン河上"puppy"誠、パーティー・ガイ辻川"wildmozet"郷という強烈な個性を放つ3人による滋賀県発のエレクトロ・ダンス・ポップ・バンドWelcome Toxicity。"RO69J

In Transit

もし友人が答えの出ない悩みにモヤモヤしてたら、ぼくは迷わずこのCDを差し出すよ。「黙って身を委ねろ!」って。この煌びやかなメロディ、男女混声ヴォーカルの爽快なハーモニー、そしてどこまでも突き抜けるエモーショナルが解決してくれるから。え?そん

We'll Right It Make

オランダのDox Recordsに所属するポップの才人Benny Singsを中心としたRoos Jonker、Dean Tippet、Bart Suer、Extraa、Les Frogsの総勢6名のミュージシャン、プロデューサー、アーティ

Melancholy & The Archive

カナダ東部に位置するノバスコシア州出身のChad Peckによるソロ・プロジェクトWE NEED SECRETS。"ひとりマイブラ"と称される彼の、デビュー・アルバムにあたる今作は、4年もの歳月をかけて作られた渾身の一作。ソロ・プロジェクト

Quest

最初、YouTube"アニメ モンスターストライク"のタイアップ楽曲からなるミニ・アルバムって? それをバンドのオリジナル・ミニ・アルバムとしてリリースするってどういうこと? と疑問符だらけだったのだが、曲を聴けば大いに腑に落ちる。モンスト

SPADE 3

トランプの"大富豪"でジョーカー単枚切りに勝てる"スペードの3"に由来しているタイトル。その対象はあらゆるライバルや人生で出会う困難を指しているんじゃないだろうか。00年代海外インディー・ロックの影響下から、さらにあらゆる時代のロックを吸収