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DISC REVIEW

K

KTEP2

CDを再生した瞬間から“これは……!”と唸らずにはいられないキラー・チューンが詰め込まれた攻めの2000枚限定マキシ・シングル! 凝ったマニアック性と大衆の心もグッと掴みそうなキャッチーなメロディの絶妙なところをついてくるバランス感覚はさす

OUTSIDE

フル・アルバム『! [雨だれ]』で日本語詞と郷愁感を全編に漂わせたKidori Kidoriの新たな一歩は、そうしたサウンド・プロダクトへの挑戦も踏まえた、もはやマッシュ(Vo/Gt)の血肉化した音楽的な背景が素直に立ち上がる曲が揃う。特に

フィールソーグッド e.p.

全編日本語詞にシフトした3rdアルバム『! [雨だれ]』から1年を経てリリースされる4曲入りEP。アルバムでシフトした、音数を研ぎ澄ませたサウンド・プロダクションのムードはありつつ、タイトル・チューンは久々にアッパー。それでもサビでふわっと

! [雨だれ]

好きなことをやるためにいる場所でも、好きな人がいようと、楽しい夜があろうとも、どうにもよそ者の気分で明けていく空を見てしまう自分がいる――このアルバムのテーマである"サウダージ=郷愁"とは単なるセンチメンタリズムではない。サポートにライヴも

El Urbano

都会をテーマとして作られたオリジナル3曲と洋楽カバー3曲が収められたEP。初の日本語詞が聴けるリード・トラック「ホームパーティ」は冒頭のギター、ドラムの音が鳴り出した瞬間にグッと前のめりになるキャッチーな楽曲。"さぁホームパーティをしよう"

El Blanco 2

大阪から東京へ拠点を移した直後に起きたメンバーの脱退を乗り越え、前に進むべく完成させた2ndミニ・アルバム。幼馴染の3人で結成されたKidori Kidoriにとって、音楽を続けていく上で脱退は大きな困難だっただろうことはリスナーにも容易に

El Blanco

キドリキドリからKidori Kidoriへと改名しての1stミニ・アルバム。歌詞やその歌声の奥底を聴けば、このバンドの表現の根底にある怒りや苛立ちを明確に感じ取ることができる。だが、スカやアフロビートも飲み込んだ多彩なリズムと、アッパーな

La Primera

UKロック、プログレ、USインディーなどの要素を凄まじい速さの処理速度で消化し続ける関西在住のキドリキドリの2ndアルバム。今作もフィジカル的な熱さとは一線を引いた、ニヒルなエモーションに溢れる、音楽的IQの高さを感じる作品。リード・トラッ

El Primero

08年結成、大阪を拠点に活動する、全員が21歳のスリー・ピース・バンド、キドリキドリの1stフル・アルバム。"さようなら洋楽コンプレックス"なんて気合いの入った言葉を掲げているだけあり、不穏な幕開けを飾る冒頭曲「The Song Of Ne

回遊記 -Round About-

2012、13年のSUMMER SONIC連続出演、今年2月より開催した東名阪ワンマン・ツアーも大成功を収めたKIDSがリリースする初のフル・アルバム。いきものがかりなどを手掛ける本間昭光、amazarashiらを手掛けるデワヨシアキ、そし

奇跡の軌跡

関西を中心に活動し、ライヴ・パフォーマンスに定評のある奈良県出身、平均年齢22歳の4人組バンド。全国20ヶ所以上でライヴ・ツアーを行い、ファンから支持が高かった曲が今作には収録されている。心地よい疾走感とグルーヴ感のある楽曲はデビューしたば

In Gold Blood

イギリスはサウス・ウェールズ、カーディフ出身のロック・バンド、KIDS IN GLASS HOUSESの3rdアルバム。前作『Dirt』からたった1年という驚きのスピードで届けられたこのアルバムは前作と同じくJason Perryのプロデュ

Tasty

これまでの活動の成果を踏まえ、そんなにポップに盛りつけずに、素材の良さ(=楽曲そのものの魅力)や気を張らない自然体を見せたかったという2ndフル・アルバム。その結果、荒田 洸(WONK/Dr)とMELRAWをサウンド・プロデューサーに迎えな

Rebel Diamonds

THE KILLERSのデビュー作『Hot Fuss』からなんと今年で20年。日本でもクラブ・ヒットした「Mr. Brightside」や「Somebody Told Me」など、すこぶるキャッチーな名曲を収録した同作を聴いて、彼らが一発屋

Imploding The Mirage

2019年の"Glastonbury Festival"など世界的フェスのヘッドライナーを務め、日本でも2018年に武道館公演を実現させたTHE KILLERS。約3年ぶり6thアルバムは、持ち前のきらびやかでどこか切ないオルタナ・ロックを

killing Boy

ART-SCHOOLの木下理樹と、03年にART-SCHOOLを脱退し、現在はストレイテナー等で活躍する日向秀和からなるユニットkilling Boy。約7年の時を経てこの2人が新プロジェクトを立ち上げるということは、既存バンドでは出来ない

MMXII

Jaz Coleman率いるインダストリアル・へヴィ・ロック・バンドKILLING JOKE の通算14作目となる新作。後追いで彼らを知った筆者は、90年代の彼らの音楽――つまり、テクノを取り入れたハードコアに居心地悪さを感じ、聴けなかった

Ash & Ice

THE DEAD WEATHERのヴォーカルとしての活躍でも知られるAlison MosshartとJamie Hinceによるロンドンの男女ロック・デュオ THE KILLSが前作『Blood Pressures』から約5年ぶりとなる新作

Otherness

チルウェイヴ以降のシーンに現れ、インディーR&Bの隆盛やディスコ・リヴァイバルの先駆者的立ち位置にいながらも、しかしどこにも属さないし属せない孤立無援の花――ロンドン出身のプロデューサー/ミュージシャンであるKINDNESSことAdam B

wasteland / 荒野

"西宮の大統領"Keizo(Vo/Gt)と"狂犬"Marya(Gt/Scream)率いる兵庫西宮のKING BROTHERS。アメリカから逆輸入デビューし今年20周年を迎えた彼らは、Zony(Dr)を仲間に入れ、再びベースレスの3ピースとな