Overseas
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Jaz Coleman率いるインダストリアル・へヴィ・ロック・バンドKILLING JOKE の通算14作目となる新作。後追いで彼らを知った筆者は、90年代の彼らの音楽――つまり、テクノを取り入れたハードコアに居心地悪さを感じ、聴けなかったクチなのだが、27年ぶりにオリジナル・メンバーが再結集し、セルフ・プロデュースで制作された前作は時代にマッチしたゴリゴリでエモーショナル、かつメロディの極まった良作だった。そんな『宣戦布告』より2年ぶりとなる今作は前作を踏襲し、タイトルが表すように2012年版にアップデートした内容。エレクトロニカを少々取り入れている部分が少し玉に傷(決して小手先ではないが)。いやはや、何よりこのパワー。ヴォーカルの伸びやかさったら。後追いでも間に合うよ!(中里 友)
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