Overseas
2020年09月号掲載
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2019年の"Glastonbury Festival"など世界的フェスのヘッドライナーを務め、日本でも2018年に武道館公演を実現させたTHE KILLERS。約3年ぶり6thアルバムは、持ち前のきらびやかでどこか切ないオルタナ・ロックを軸に据えつつ、さらなる音楽性の拡張を自然体且つ自由に行っている印象だ。ホーリーなクワイアが絡んで壮麗さを感じさせるTrack.2、ハンマー・ビートから熱狂的なアメリカン・ロックへとなだれ込むTrack.3、WEYES BLOODを迎えたシンセ・ポップのTrack.8など、恍惚のメロディをスタジアム・バンドらしい堂々たるスケール感を備えたアンサンブルで奏でている。普遍的な魅力を持った楽曲が揃い、長く愛される1枚となりそうだ。(菅谷 透)
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