DISC REVIEW
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Attractions
POST PULP
16年結成の福岡の4人組がいよいよメジャー・デビュー。いきなり全11曲(初回盤はボーナス・トラックを1曲追加)のアルバムというところが頼もしい。しかし、配信も含め精力的にリリースを重ねてきたバンドだ。彼らに言わせれば、曲ならいくらでもあるぜということなのだろう。R&Bやヒップホップをバックボーンとしながら、そのダンサブルなロック・サウンドからは、音楽の聴き方や作り方がジャンルという縛りから解放され、なんでもありになった90年代のシーンの匂いがぷんぷんする。英語の歌にいつの間にか日本語が交じる歌をはじめ、そのミクスチャー感覚は現代のバンドらしい洗練も感じさせるが、バンドの根っこにはタフさやガッツも窺える。バンド・シーンで大暴れしてくれるんじゃないかと期待している。
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Hakubi
結 ep
"夜中、あなたに寄り添う音楽"をコンセプトに活動中の京都発3ピース・ロック・バンド Hakubiが5枚目のEPをリリース。片桐(Vo/Gt)が一歩踏み出す決意を、今の自分自身へ喝を入れる気持ちで書いたという本作は、全3曲がそれぞれ違う色を持ち、新たなバンドの姿を見せてくれる1枚になっている。リード曲「22」は、前EP収録の「17」に続くバラード。17歳のときに書いた歌を手紙として受け取った22歳の彼女が綴った、等身大の想いのようにも思える。ドラマチックなピアノの音が加わった壮大なバンド・サウンドに乗る、片桐のまっすぐで美しい歌声が胸に刺さる1曲だ。そして新機軸な「Friday」とバンドの決意が窺えるライヴ・チューン「ハジマリ」も必聴。Hakubi第2章の幕開けも感じられる。
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カネヨリマサル
心は洗濯機のなか
映画や小説のようにさまにならない、ありふれた青春すらも特別なものとして輝かせてくれたバンドはこれまでもたくさんいるが、そこにまた新たなバンドが加わった。それも女の子の視点で、恋や夢や憧れについてパワー・コードと力強いビートで感情を爆発させて、怒ったりくよくよとセンチになったり、時に大人びて愛や人生の哲学を語ってくれる。青臭くロマンチストで、でもそれを隠すようなクールさと混じり合う歪みが、青春期のナイーヴなところや、記憶に触れる、そんなバンドがカネヨリマサルだ。昨年ミニ・アルバム『かけがえなくなりたい』でデビューした大阪発の3ピース・バンドによる、2作目のミニ・アルバム。後悔も眩しいほどの希望も抱えて、毎日を並走してくれるアルバムは、ぜひ女の子に聴いてほしい。
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ゆいにしお
She is Feelin' Good
音楽レーベル主催のオーディションで最終審査を通過し、注目を集めるSSW ゆいにしおの2ndミニ・アルバム。天才的としか言いようのないワード・センスとシティ・ポップがはじけるナンバー「スカイツリー」、ボサノヴァ調のリズムでチルアウトする「フレンド」など全7曲を収録。それぞれに気持ちのいいビートを持った楽曲へ、澄み渡る心地のいい歌声が重なれば、まさに"Feelin' Good"......なのだが、リリックに耳を傾けてみると順風満帆なストーリーというわけではなさそうだ。とはいえ、そんな恋模様を嘆くわけでもなく、かといって強がるわけでもなく、絶妙な温度感と肌触りの生ぬるい日常が流れていく。痛いところに引っ掛かる、身に覚えのある一文が、誰にとってもきっとあるだろう。
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THE TOKYO
J.U.M.P.
"懐かしいのに、なんか新しい。"を掲げる、ロック・バンド THE TOKYOの1stフル・アルバムが到着した。その看板に偽りなく、ロックとフォークと歌謡曲の融合を思わせる彼らの音楽からは、メロディや音の質感に懐かしさを感じるのだが、それでいて新鮮で刺激的なところが魅力。既発曲5曲の再録に、ライヴ人気曲の初音源化、配信曲のリマスタリング・バージョンと、ファンにとってたまらない作品であるとともに、まだ彼らの音楽に触れたことのない読者にもお勧めしたい現在のベスト的な1枚でもある。今回、完全新曲として収録されたのは「恋(エレジー)」。"恋"と書いて"エレジー"と読む、なんとも切なすぎる歌詞を歌い上げるコダマアツシの歌謡曲然とした歌唱は、老若男女の心に染み入るのではないだろうか。
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MIGMA SHELTER
ALICE
サイケデリック・トランスで踊り狂うアイドル・グループ MIGMA SHELTERが、クラウドファンディング目標400パーセント超えとなる約1,200万の支援を経てアルバム『ALICE』を完成させた。本作のコンセプトは"不思議の国のアリス"。過去にも様々なフォーマットで題材とされてきた誰もが知る名作だが、時として狂気を感じさせる"不思議の国のアリス"とサイケデリック・トランスとの掛け合わせは、ある意味で危険なまでの相性の良さを見せている。作品の没入感はものすごく、非現実的な世界、それこそ不思議の国に迷い込んだような感覚に1枚を通して包まれた。アルバム単体として楽しめるのはもちろん、原作のストーリーを頭に入れたうえで少女の物語を辿るのもいいだろう。怪作にして傑作。
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DATS
School
90年代への憧れが明快に綴られた「Time Machine」に象徴されるように、バンドとしてのパーソナルなルーツに目を向けたうえで、作品が目指す方向の純度が高まったのだろう。結成当時のダンサブルなインディー・ロックから、打ち込み主体に移行していった時期、そのうえでアップデートしたバンド・サウンドを鳴り響かせた近年まで、これまでの活動遍歴を詰め込んだ内容ではあるが、その奔放なミクスチャー・センスや、これまでにはなかった足取りの軽いポップ感、ソウルフルなメロディ、ガラッとイメージを変えた爽やかな色味のイラストを施したジャケットなどからは、何かが吹っ切れたことで手に入れた新機軸を感じ取ることができる。それはきっとあなたの生活にも新たな彩りを加えてくれるはずだ。
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VOI SQUARE CAT
RAISE A FLAG
"共有型"ロック・バンド、VOI SQUARE CAT初の全国流通盤。まっすぐなメッセージが響く「ヒカリ」や「シリウス」、ライヴで盛り上がり必至なポップ・ナンバー「L・A・B・Z」など元来のぼいすくらしさを磨き上げた楽曲の存在感はもちろん、「Burn Out」や「反撃」では新メンバーの哲視(Gt)が作曲に参加し、エッジーなバンド・サウンドが際立つ仕上がりに。歌、言葉、サウンドが一瞬の隙もなく噛み合い、且つ個々が生き生きと躍動することで生まれるエネルギーは絶大。"RAISE A FLAG"というタイトルどおり、全国へその名を掲げていく気合を込めたアルバムだが、アートワークに目を凝らすとどうやらこれはまだ設計図に過ぎないらしい。そう、彼らの快進撃はここから始まる。
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LEGO BIG MORL
気配
3月に結成14周年を迎えたLEGO BIG MORLが、昨年のドラマー脱退後、3人体制で初めてリリースする7thアルバム。生ドラムを一切使わず、4人のアレンジャーのエッセンスをふんだんに注入し、エレクトロな要素を強めたサウンドには明らかな新しさを感じながらも、それは決して止むを得ず、あるいは突拍子もなく生じた変化ではない。クリエイティヴィティに溢れた豊潤な楽曲群の随所に、これまでのレゴの"気配"があり、14年という文脈があってこその"進化"であると感じられる。メンバーが"今が一番かっこいい"と胸を張るのも納得だ。未だかつてないほどヴォーカル表現を研究したというカナタタケヒロの剛にも柔にも変幻自在な歌声や、アルバム・タイトルから着想を得たこだわりのアートワークにも注目。
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Bye-Bye-Handの方程式
Flowers
"ハイブリッド・ロック・バンド"を謳う大阪発の4人組、Bye-Bye-Handの方程式の3rdミニ・アルバムは、オーディションで所属を勝ち取ったNo Big Deal Recordsからの初リリースとなる意欲作 であり、5月に脱退したベーシストへのはなむけ的な意味 も込めた作品。これまで独特 の質感で 失恋を 吐露 する楽曲が印象 的だった彼らだが、今作は書き溜めていた曲の中から、 前向 きな楽曲だけを集めたというだけあって、言葉の取り合わせが懐かしい 思春期 の感覚を想起させる「あの子と宇宙 に夢中 な僕ら」をはじめ、"グッバイラブ ユー"のコーラスが切なくも温かい「ラブユー・シーユー」など、どの曲も自然と爽やかな背景が浮かぶ、フレッシュでエネルギッシュな1枚に仕上がった。
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SILENT SIREN
mix10th
今年2020年にバンド結成10周年を迎えるSILENT SIRENの10周年記念アルバム。本作は、ゴールデンボンバーの鬼龍院 翔(Vo-karu)が提供した、ライヴで盛り上がること間違いなしの「聞かせてwow wowを」、彼女たちにとって初めてアーティストを招いた1曲「Up To You feat. 愛美 from Poppin'Party」など、いろいろな味の曲が入ったまさに"mix10th"="ミックスジュース"な1枚に。"自分たちにとってバンドとは、メンバーとはどういう存在なのか"という問いへの答えが歌われたリード曲「Answer」は、今後のバンドの歩む道を祝福しているかのよう。ガールズ・バンドの象徴的な存在として走り続けてきたバンドの未来はこれからも明るいと確信した作品。
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CAT ATE HOTDOGS
omanju
関西を拠点に東京、名古屋へも活動範囲を広げている2018年結成の4人組による初の全国流通盤。彼らのサウンドは、ギター・ロックを基調にしつつ、ファンクやガレージの香りもするのが面白く、なんといってもヴォーカル、ひこの少ししゃがれた声に存在感があっていい。ライヴではほぼ毎回演奏してきたが、音源化せず温めていた「kikanju」を、今回満を持してオープニングに置き、洗練されたメロディと歌詞のギャップも面白い「ヤドカリ」、多彩なフレーズで曲中どんどん印象が変わっていく「雨宿り」、狂騒的な怪しいムードを纏い、正解のないものに翻弄される悶々とした想いを歌う「Heart beat」など全6曲を収録。個性を追求していきたいと語る彼らの今後にも期待が高まる。
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トップハムハット狂
Jewelry Fish
ネット発のラッパーとして活動するトップハムハット狂による、四季をテーマにしたコンセプトEP第3弾。朗らかな"春"の気配に淡い憂鬱を滲ませた『Sakuraful Palette』、"秋"の夜長に怪しげな狂騒が溶け合う『Watery Autumoon』に続き、夏編となる今作は、瑞々しく煌めく空と海のブルーに強い前進の意志が刻まれる。活動休止中のFAKE TYPE.の相棒、DYES IWASAKIと再び手を組んだ真骨頂のエレクトリック・スウィング「Mister Jewel Box」、17歳のトラックメイカー SASUKEを迎えたスタイリッシュな「Stress Fish」など、色鮮やかな風景を描く全6曲。時にトリッキーに、時にメロディアスに、独特のフローによって生み出される中毒性は唯一無二だ。
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BLUE ENCOUNT
ユメミグサ
ブルエン2020年3曲目の表題は、ファンにお馴染みになった、住野よる原作の映画"青くて痛くて脆い"の主題歌である"ユメミグサ"。苦味や悔しさを含んだ10代を振り返るようなサビの歌始まり、青春を彩るようなギター・リフとそれに寄り添うようなストリングスも、すべてに意味を感じるアレンジが新鮮だ。それらを支えるミドル・テンポで堂々としたリズムの骨格も、今のバンドの状態を示唆しているよう。一転、c/wは冒頭からシンガロングしたくなる明るいリアリティを溢れさせた「1%」。失敗は成功のもと的な普遍的なテーマを、BLUE ENCOUNT流の言語感覚とビートでオリジナルに昇華する。さらに、昨年11月のZepp Tokyo公演からの「ポラリス」も収録(通常盤のみ)。ライヴの現場への飢餓感と幸福感の両方に包まれる。
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Maki
RINNE
自主企画は軒並みソールド、名古屋発の3ピース Makiによる1stフル・アルバム。彼らがライヴハウスで培ってきたバンド・サウンドはこれまで以上に鋭く磨き上げられており、ライヴハウスで観たい欲がかき立てられる。バンドの進化が明らかに感じられる「フタリ」、今この時代だからこそより心に刺さる「日常」、"僕たちが歌い繋いでいく"のシンガロングに強い意志が窺える「火垂る」、答えのない葛藤を歌う「虎」など全12曲。一曲一曲にはそれぞれの風景があるが、それを1枚のCDとして通して聴いたとき、ハッと気づかされるものがある。ラストの「RINNE」までを聴き終えてからもう一度、1曲目の「フタリ」を聴いてみてほしい。このアルバムが"RINNE"と名付けられた意味がわかると思う。
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ザ・モアイズユー
すれ違い / 環状線 / 悲しみが消える頃 / 19
初の全国流通盤『想い出にメロディーを』から約1年4ヶ月ぶりとなる、大阪発の3ピース、ザ・モアイズユーの新曲は、4ヶ月連続の配信リリース。恋に臆病な情けない男のダンス・ナンバー「すれ違い」を皮切りに、誰かと比べてしまう弱さと葛藤するギター・ロック「環状線」、初めてキーボードを取り入れた繊細なバラード「悲しみが消える頃」、若さゆえの無敵感がアグレッシヴなロックとマッチした「19」という幅広い楽曲が並ぶ。特筆すべきはソングライティング、アレンジ、演奏など、あらゆる点でバンド初のチャレンジを盛り込んだこと。決して同じ場所には留まらないというバンドの意地を滲ませつつ、"完璧にはなれない自分"を歌うという変わらないスタンスも貫かれているところがいい。
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米津玄師
STRAY SHEEP
アルバムとしては実に2年9ヶ月ぶりとなる『STRAY SHEEP』。破格の大ヒットを記録した「Lemon」をはじめ、既発シングル「Flamingo」、「馬と鹿」や、楽曲提供でも話題になった「パプリカ」、「まちがいさがし」のセルフ・カバーを含む全15曲を収録。小中学生ユニット Foorinの天真爛漫な歌声が印象的な「パプリカ」だが、歌い手が変われば当然思い描く情景もガラリと変わり、そのことは楽曲の持つ多面的な魅力を何より表している。また、軽妙なサウンドとビートに刹那的で危うい雰囲気を同居させた新曲「感電」は彼の真骨頂。それらをひとつにパッケージした今作は、近年いかに米津玄師がポップ・カルチャーのど真ん中にいたかという事実と、その所以を改めて体験できる超大作だ。
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Official髭男dism
HELLO EP
かけがえのないものと出会ったときに湧き上がる、霧を晴らして臆病に縮まっていた気持ちを深呼吸させてくれる温かさで、幸福感に満ちる「HELLO」。朝の情報番組のテーマ曲でもある清々しさがあり、またこのバンドらしいナイーヴさと反骨心もその歌に宿す。「パラボラ」はカルピスウォーターのCMソング、「Laughter」は映画"コンフィデンスマンJP プリンセス編"主題歌と、タイアップ曲が揃い、いずれも瞬時に耳に馴染むキャッチーなサビを持った曲だが、一筋縄でいかない展開だ。Aメロ、Bメロそれぞれでもドラマが成立するような、ザッピングしていた番組たちがいつの間にかひとつに織り成されているマジカルな感覚で、聴き手の心をずっと掴んでいる。ポップスのもたらす心地よい緊張感が冴えわたる。
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上白石萌音
note
女優としてのみならず、歌手としても活躍している上白石萌音の初オリジナル・フル・アルバム。橋本絵莉子、YUKI、n-buna(ヨルシカ/Composer)、GLIM SPANKY、内澤崇仁 (androp/Vo/Gt)、水野良樹 (いきものがかり/Gt)、野田洋次郎(RADWIMPS/Vo/Gt/Pf)ら豪華な顔ぶれが楽曲を提供していることも話題だが、そこに加えられたある意味尖った個性とウェルメイドなポップスが絶妙に交わる全10曲は、ギター・ロックからバラードまでと実に多彩だ。中にはジャズ・ポップまで。その振り幅の広さを、曲ごとに声の高低や発声方法を使い分け見事に表現しきったヴォーカリストとしての力量。それがあるからこそ作りえた1枚は、J-POPとロック・バンド両方のファンにとって聴き応えあるものに。
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ヒトリエ
4
ヒトリエが"4人だから"とシノダ(Gt/Cho)が名付けたバンド初のベスト・アルバム『4』。メンバー自身が選曲した26曲に、wowaka(Vo/Gt)のボカロ代表曲「ローリンガール」のライヴ音源を加えた、全27曲がリマスタリングされ、2CDで収録される。まず、今彼らがこのベスト・アルバムを出すこと自体に、並々ならぬ思いを感じ取ることができる。wowakaが作り上げた音楽、ヒトリエの"4人"が築き上げたものをいつまでも守り続けていこうという意志、もっと多くの人に届いてほしいという望み、それらがタイトル、収録曲含め随所に表れているように思えた。改めて聴いてもヒトリエのバンド・アンサンブルは絶対的だし、唯一無二だ。7年間のバンドの軌跡を、どうかこのベスト盤で辿ってみてほしい。
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