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DISC REVIEW

BUOYANCY

爽やか、かつハイテンポにアルバムの幕を開ける「夏の光」から、なんていう気持ちよさ......(恍惚)。自身8作目のアルバムは、"キリンジ節" と言っても良いメロディの魅力を全面的に展開。かつ、キリンジ作品史上でも一、二を争いそうな音作りの多

We Love Telephones!!!

とにかく「現時点でのthe telephones の持ち球全部見せました!」な豪華盤。ここには彼らが過去作で掲げてきたデカイ言葉の全てが当てはまる。「LoveとDISCO」があるし、「DANCE FLOOR MONSTERS」にも成り得る。

夜更けの太陽

前作『流星ノート』から1年4ヶ月ぶりに届けられたつばきのニュー・アルバム。今年で結成10周年を迎える彼等の歴史を振り返る様にシンプルで力強いバラードからヒリヒリとしたソリッドなロック・ナンバーまで引き出しの多いつばきの魅力を惜しみなく発揮し

僕らのファンタジー

08年結成の男女4人組 SEBASTIAN Xの2ndミニ・アルバム。"ぼくらのファンタジー"とは、あくまでも永原真夏(Vo)の"ぼくら"であり、このファンタジーに足を踏み入れることは、彼女の世界に触れることを意味する。それほどに、作中の彼

アイデンティティ

前シングル「アルクアラウンド」に続き、アルバム『kikUUiki』のヒットで世間の注目を集めたサカナクション。彼らは今、マニアックさとポップさの狭間にいる。でもどちらもサカナクションの姿で、どちらも良質な音楽であって、新たなポップミュージッ

グローランプ

神奈川発の4ピース・バンド banbiの1stシングル。プロデューサーに、いしわたり淳治という力強いサポートを受けて制作された本作は、収録曲のどれもが、爽やかで軽やか。初恋を描いた青春映画のような清々しい心地良さがあるが、そんな中にも前向き

SINGLES

日本語でロックンロールを歌える人って素直で尊敬してしまう。ロックは欧米から来た音楽文化。日本語をロックのメロディに乗せること自体、はじめから困難だった。しかしだからこそ、どこまで日本語で伝えられるのか?という困難な課題に立ち向かった日本のロ

理想郷

2004年千葉県にて結成し、勢力的にライヴ活動を行い自主制作盤やインディーズ・レーベルから数々の作品を発表してきた4人組ロック・バンドJeepta。 2010年4月シングル『日進月歩』でメジャー・デビューを果たした。今作のシングル『理想郷』

JM

2005 年に結成された日暮愛葉率いるスーパー・バンドLOVES.。downy、KARENなどで活躍する秋山隆彦や元NUMBER GIRL の中尾憲太郎をメンバーに圧倒的な存在感と異彩を放ってきた。今作は百戦錬磨のリズム隊が作り出すヘヴィな

サンシャイン

ふざけてるようで、マジメに遊んでる感じ。絶妙なスレスレ感で独自の怪しげなイメージの楽曲やふりきったポップだったり、今までのHiGEのアルバムとはひと味違った甘いフレーバーな作品に仕上がっている。ユニコーンの川西幸一、RIZEの金子ノブアキら

マイ・ジェネレイション

青森出身の4ピースバンドTHE WAYBARKの1stアルバム。揃いのスーツに身を包んだ出で立ち、かと思えばメンバーそれぞれがてんでばらばらな名前だったりするので(だいち69(Vo)、Johnny(Gt)、おっくん(Ba)、ブラック斉藤(D

ゼロコンマ、色とりどりの世界

2007年EMI MUSIC JAPAN主催のオーディションにて最優秀アーティストに選ばれあのNUMBER GIRLのプロデュースでも知れれるDave Fridmannを迎え2曲をレコーディング。同年FUJI ROCKに出演するなど華々しい

ドアたち

気が付けば、ノストラダムスの予言から11年が経過した訳で、私たちは変わりない毎日を生きている。けれど、恐怖に包まれた1999年以降、あけすけに幸せが充満した音楽に紛れ、シニカルな音楽が着実に育まれてきたように思う。そんな2010年に産み落と

マリアンヌの休日

「憂鬱」から「休日」へ。キノコホテルのメジャー第2弾リリースは、「ひらめき」で決めたというマニアックかつカルトな選曲のカバー・アルバム。このようなバンドには、どうしても強烈なコンセプトに囚われてしまい、終始イロモノとして敬遠してしまいそうだ

C mental graffiti

新世代ロック・バンドと言われて登場するバンドは数多くいるが、彼らの感性はとりわけ独特で面白い。『C mental graffiti』と名付けられた彼らの1stフル・アルバムは90年代のロック・サウンドを基本としながら、ポップ・パンクやエレ・

CULT POP JAPAN

2007年結成、都内を中心に活動するバンドWiennersの1stアルバム。できること全て、思いつくこと全て、バンドが持っているパーツを全て詰め込んだこのアルバムは、全力全速力な中で、フレッシュなエネルギーが弾けている。勢いまかせにWien

黒髪ストレンジャー

古いアナログレコードに針を落とし、チリチリとノイズが響く。そこへ加わるのは、ジャジーなスウィングビート。レトロなムード漂う幕開けから、これまでの鴉のどの作品とも異なる作品だということが色濃く伝わってくる。そして、いきなり響くサビのメロディー

This Night Is Still Young

ここ数年、DJとして全国各地のパーティを沸かせ続け、様々なアーティストとのコラボレーションやYounGsoundsとしての活動など、多岐に渡って活躍を続ける、やけのはら待望のソロ・アルバム。パーティが終った後に迎える、どうしようもなくて、愛

エスノファンキードフトエフスキーカムカムクラブEP

0.8秒と衝撃の新作EP は、ファースト・アルバムに比べ、音が整理された印象。攻撃的なポスト・パンク「ビートニクキラーズ」や「号84谷渋」も、ジャンクなハードコアではあるのだが、ポイントをしっかりと押さえた構成と音作り。ナイーヴな昭和歌謡的

夕方のピアノ

この曲はただの排泄行為だ。または、感情の嘔吐といったところか。の子(Vo)の声とは判別できない、ヴォイス チェンジャーのような気味の悪い声でひたすらに"死ね"と叫んでいる、曲の半分以上がそれだけ。だが、このおぞましい行為こそが、このバンドの