DISC REVIEW
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終始向かい風の中を歩いているようだった。このアルバムから発せられるすべての音を聴き逃すことができないのだ。音、言葉、声、ひとつひとつに宿る重量感。これがこのバンドの、この5人が積み上げてきた人生なのか。本気そのもの、妥協なし、ストイック。常
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今の自分たちなら新しいことに挑戦してもぶれることはないという確信の下、自ら殻を破ることに挑み、メジャー・デビュー5周年というアニバーサリー・イヤーに相応しい成長を印象づける4thアルバム。クラムボンのミトがアレンジを手がけたオーケストラル・
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Poet-type.Mの四季に渡る作品の序章は、キラキラしたきれいなメロディ、有機的なバンドサウンドとエレクトロニクスが融合した「唱えよ、春 静か(XIII)」のまっすぐな眼差しからスタートする。シューゲイズやニューウェイヴ・マナーに則った
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すべてがあった。アルカラの、今の、すべてがあった。2014年12月7日にZepp Tokyoにて行われた『CAO』リリース・ツアー"ガイコツアー2014"のファイナル・ワンマン公演。本作は当日のライヴ全編に加え、ツアー・ドキュメント映像も含
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アコースティック・ギターをつま弾く優しい音色と、ヴォーカル蟻の柔らかな歌声で作品はスタートする。徐々にドラムやベース、鍵盤が入ったバンド・アンサンブルとなり、疾走していく。景色が動き出すような音が、風を切っていくのが気持ちがいい。どちらかと
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ああ、まただ。ランクの曲はまた私の心を開く。「白い声」の衝撃から11年経った今でも、私はLUNKHEADから目が離せないでいる。1月に新木場STUDIO COASTにてメジャー・デビュー10周年集大成となるワンマン・ライヴを行った彼らの10
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結成20周年を記念した、CD3枚とDVD1枚から成る大容量のオールタイム・ベスト。結成当初のデモからスカパラホーンズを招いた新曲「新しい夜明け」まで、レーベルをまたいだ決定版的内容だ。SCOOBIE DOが結成されたのが1996年。ファンク
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昨年10月にDIRTY OLD MENから改名したときは驚いたが、"MAGIC OF LiFE"というバンド名の方が彼らの音楽には合っていると思う。高津戸信幸(Vo/Gt)の紡ぐ、物語のような歌詞はキラキラと輝いていて、まるで魔法みたいだか
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「ニーチェに聞く」にて4人は声を揃えてこう歌う。"後悔だけは絶対に嫌で 全力疾走今日も続けてる"――2015年3月25日をもって無期限活動休止を宣言したThe SALOVERSの約2年半ぶりとなるフル・アルバム。10代限定フェス"閃光ライオ
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月の運行や満ち欠け司りながらも常に狼に追いかけられているというリスクを抱えている、兎の姿をした北欧神話の美しき月の神"マーニ"をタイトルに選んだ4ピース・バンド、aquarifaの3rdミニ・アルバム。バンドのキー・ヴィジュアルに"月"を掲
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Mac DeMarcoやDEERHOOFといった海外アクトとの共演を重ね、日本のインディー・シーンで多くの支持を集める4人組、シャムキャッツ。昨年リリースされた3rdアルバム『AFTER HOURS』は傑作と呼ぶに相応しい作品であった。相変
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"毎日が夏休みであれ!"という信念のもと2008年4月に結成され、東京インディー・シーンで話題を呼んでいたザ・なつやすみバンドがついにメジャー進出。デビュー作のタイトル"パラード"とはバレエの演目らしいが、表題曲はそれに相応しく、思わず踊り
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目まぐるしく鳴り響くエレクトロ・サウンドを武器に大分から上京してきた4人組、the twenties。"人力エレクトロ・ロック・バンド"とはどういうことだろう......と資料を読むと、アルバムを通して鳴っているエレクトロ・サウンドは全てギ
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アフロヘアーの強烈なフロントマン、真行寺貴秋を擁する4人組 BRADIOが1stシングルより早3ヶ月、2ndシングル『Flyers』をリリース。ブラスと真行寺のシャウトで始まる表題曲は"なりたい自分へ"というコンセプトが詰まった楽曲。TVア
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青春パンクを装いながら、諧謔と反骨の精神、そして意外に奥が深い音楽性がセックスマシーンの存在をユニークなものにしている。その意味では半年ぶりのリリースとなるこの4thシングルも彼ららしさは何も変わらない。その延長上で、キーボーディストの脱退
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アルバムの最後に、たまに"ボーナス・トラック"って入っているでしょ。CDを聴いていたら、最後の曲が終わったのに全然CDが止まらなくて、ほっといたら数分後に急に曲が始まってビクッとする、あれのことね。ああいうのって、僕はちょっと苦手なのです。
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結局、人は独りで生まれ、独りで死んでいくのだと。結局、生きるということは孤独と共にあることなのだと。そして本当の孤独とは、他者を感じることでしか得ることはできないのだと、この女王蜂、3年ぶりのアルバム『奇麗』は伝えているのではないか。随所で
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"もしも俺に歌うことが無くなった日が来たら、どうか君の手で俺のこと殺してくれ"。こんなことを唄うヤツらがカッコ悪いわけないだろ?とロックンロール・ラヴァーのみなさんに問いただしたい。怒りも悔しさも情けなさも、自分への感情だろうが誰かへの感情
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