Japanese
2015年03月号掲載
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"毎日が夏休みであれ!"という信念のもと2008年4月に結成され、東京インディー・シーンで話題を呼んでいたザ・なつやすみバンドがついにメジャー進出。デビュー作のタイトル"パラード"とはバレエの演目らしいが、表題曲はそれに相応しく、思わず踊りだしたくなるような軽やかなリズムが印象的。スティールパンの瑞々しいサウンドと、中川理沙(Vo/Pf)の透き通った伸びやかな歌声がバンド・サウンドと絶妙に絡み合い、そのアンサンブルに身を任せていると、あっという間に11曲聴き終えてしまった。夏休みのワクワク感のように、あっけないほどすぐに過ぎ去ってしまうのだ。だからついついリピート・ボタンを押してしまう。スピーカーの前で聴き続け、気づけば10時間以上経っているではないか。ザ・なつやすみバンド、恐るべし。(奥村 小雪)
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