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DISC REVIEW

ヒアリズム

彼女たちの音楽への知的好奇心は留まることを知らないのだろう。過去にミニ・アルバムを3枚、フル・アルバムを1枚リリースしているカラスは真っ白の4thミニ・アルバム、過去最高に音色豊かだ。ファンクとポップを掛け合わせた楽曲のトータル・バランスも

Waltzer Waltz

福岡発3ピース・バンドの2ndミニ・アルバム。サイレンのようにギターが唸ってから4分間、息つく間もなく展開するTrack.1「近未来系宇宙少女」だけでもバンドの引き出しの多さがうかがえる。バンドのテーマである"シャル・ウィ・ダンス?"をその

AQ

大阪産ガールズ・ユニット、印象派。彼女らにとって1年2ヶ月ぶりの音源となるミニ・アルバム『AQ』は、声に出して読んだら気づく"永久"という意味と"A級"のダブル・ミーニングな作品となっている。今作では、配信シングルとして先行リリースされてい

花火

歌に寄り添うバンドの音と、あなたに寄り添う歌と。"振り返りながらもきちんと前に進むための曲を"という意志のもと活動する福岡在住4ピース・バンド、METRONOME。バンド名は彼らにピッタリだが、ひたすら一定のテンポを刻む機械とは異なり、日常

Tokyo 9 Stories

"3.11以降"の世界を、バンドの再生に重ねあわせ、ファンタジックに描いた前作『Rebirth』から約1年半。世田谷を拠点にしている4人組、カフカが今回、歌うのは東京で起こる9つの物語とエピローグ。前作の延長にあるエレクトロなビートとシンセ

Love Stories

"おいしいはなし"というローファイ、サイケ、ドリーム・ポップといった音楽を志向する男女4人組の2ndアルバム。全編に通底する甘美なサイケデリア、ぬくもりと浮遊感のあるソフトにポップなサウンドが心地良い。そしてそれを記憶の片隅に眠る風景や感情

アパートメント

2013年に東京で結成した4ピース、イロムクの初のミニ・アルバム。全5曲、いずれもイントロからフックたっぷりのギター・フレーズで始まり、本当は大事な人に伝えたい思いや、本音のあれやこれやを、独り言のようにつぶやき、または叫び、歌にする。何か

うらはら

言ってしまえば、愛情が狂気へと変化するギリギリのところをMAMADRIVEは表現しているのかもしれない。愛情はもちろん、友情でもそう捉えられると思う。"裏と表"、"光と闇"、"朝と夜"といった対比を持ったストーリーで1曲1曲が表現されている

VOLCANO

wash?の河崎雅光をプロデューサーに迎え、2ndミニ・アルバム『VOLCANO』をリリースした4人組の骨太ガレージ・ロック・バンド ARIZONA。初めてメンバー以外の意見を取り入れたという今作は、タイトルどおり沸々と湧き上がってくる抑え

眼ニテ云フ

"ヤミアガリ"というバンド名からして掴みどころがない(おまけにバンド名に特に意味はないらしい)。ヴォーカル、打ち込み、キーボード、ベースを基調とした島根出身の男女2人組による2ndミニ・アルバム。サウンドはエレクトロに分類されることが多いが

わかんないのはいやだ

3分にも満たないアッパーなピアノ・ポップに、最初は"え? え?何が歌われてるの?"と、先に走っていく植田真梨恵を追いかけてるような気持ちになる。ということは大成功なのだ。リピートしているうちにこの曲で歌われる、友達だけども、大事にしたい人間

Cocoon

確実にひとつのシーンを形成しつつある群馬出身の2人組LILY が、まさに満を持してリリースする初の全国流通作品『Cocoon』。Track.1「遠く」を一聴した瞬間にそのメロディの強度や丁寧に編み込まれたサウンドに度肝を抜かれた。LILYに

ワンダーステラ

女性ヴォーカルtowanaの瑞々しくつるりとしたハイトーンが冴え、キャッチーなサビから始まる「ワンダーステラ」。しかしその曲は、フレーズが進むごとに激変する。次々に扉を開いて景色が変わっていくような感覚を味わう、めくるめくサウンド。ピアノを

Landmark

フレンドリーですぐに口ずさめるメロディも、フックのあるギター・フレーズやリフも、さらに心を惹き、心の奥にしまわれた思い出の何かと共鳴するような強さを増している。今回はより4人で意見を交わしあいながら作ったというが、それ以上に、バンドが今とて

ココロココニ

ままならない感情や女心をシアトリカルに表現するアレックスたねこと、たねこの激情を鍵盤で翻訳するテナ・オンディーヌによる、惑星アブノーマルの3作目のミニ・アルバムが完成した。前2作は言うなれば生々しいデッサンのようにソリッドで、移ろう心をプロ

PELICAN FANCLUB

PELICAN FANCLUBの正式には初めての全国流通音源がUK.PROJECT内のDAIZAWA RECORDSからリリース。数多くの偉大なアーティストを輩出する名門レーベルからのリリースということで周囲の期待も並々ならないものがあった

FLASHBACK BUG

感情に敏感でありすぎるがゆえに、喜怒哀楽では名づけることのできない思念の渦の中で、次第に引きつり笑いを起こす神経質なサウンド。80年代ニュー・ウェーヴのような甘美なメロディ、それにハード・ロックやグランジの意匠を受け継ぐヘヴィネス。時折、リ

androp

キラキラしたサウンドと爽やかなメロディの組み合わせが炭酸飲料のCMソングに相応しいTrack.1「Yeah! Yeah! Yeah!」でこれまで通りandropらしさを印象づけてからは意外性と驚きの連続の4thフル・アルバム。これまで避けて

JET

女性2人組ロック・バンドの4作目のミニ・アルバムにして2枚目の流通盤。夏であろうと冬であろうとモッズコートを着てライヴを行うというユーモアと頑固さを感じさせる活動スタイルを決してエキセントリックなだけに終わらせない、ガッツ溢れるギター・ロッ

ダイバー

もとよりKANA-BOONは曲がいい。それは高速BPMと四つ打ちを特徴としていたころからなのだ。そして新たな武器を手にした「シルエット」以降のKANA-BOONがより大きなグルーヴと、谷口鮪(Vo/Gt)が音楽に生きる根拠を明快に楽曲に昇華