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DISC REVIEW

Whokill

生っぽい打楽器の音がループしたかと思ったら、いきなりシンセが切れ込み高揚感が上がり、吹奏楽器が楽しげな雰囲気を演出し、女性ヴォーカルがハミングする......。オープニング・ナンバー「My Country」でいきなり驚かされたこのスタイルを

A.M.T.P.to RESIST DRUGS AND VIOLENCE

昨年リリースされたサイケデリックとパンクを融合させた彼らの1stアルバムでは、新たなエレクトロ・パンクの形を見た。だが今作ではそのイメージを自ら粉砕。2本のシンセサイザーと軽やかなリズムが交錯する、非常に煌びやかでポップな仕上がりになってい

Old Goodbye

最近こういう心を癒すジェントリィな音楽を聴くとウルッと来て仕方ない。歳のせいかな(苦笑)。それはともかく、スペイン・マドリードを拠点に活動するPAJARO SUNRISEの3rdアルバムが完成!“PAJARO”は、スペイン語で“鳥”の意。一

燃えて泣く鳴る

スペースカンフーマンのMCとしても活躍中のhigを中心に2008年に結成されたエモーショナル・スリー・ピース・ロック・バンド、緋と陽。コントラバスにはNATSUMENのベーシスト、山本昌史を迎えている。“燃えて泣く鳴る”というタイトルからも

The Experiment

ダンス・ロックの常識を覆す、激アツなエモーショナル! 完全生バンドで本国オーストラリアだけでなく、USやUKなど様々な国を踊り狂わしてきたスリー・ピース・バンドART VS. SCIENCEが堂々の日本デビューを果たす。パワフルでカラフルな

Would It Kill You?

2001年カルフォルニアで結成されたパワー・ポップ・バンド。2004年にDRIVE-THRU RECORDSと契約し、2006年、1stアルバム『Zombiee! Aliens! Vampires! Dinosaurs!』は50万枚以上のセ

Angles

まさに"多アングル"な作品である。それは1曲ごとの個性の強さのことでもあるし、アルバム全体の与える印象からも言える。最初と最後とでまるで違った手応えとでもいおうか、まるで万華鏡のように、華やかに次々と表情を変えていく。1曲目「Machu P

稲川くん

『稲川くん』と銘打たれた8thアルバム。いきなりのタイトルにつかみは完璧だ。実は今年で結成20年目を迎えるGOING UNDER GROUND。大御所と断言してしまえるほどのキャリアを積んでいるにも関わらず、松本素生(Vo&Gt)の描く世界

Several Shades Of Why

09年に9thアルバム『Farm』リリースでの華々しい復活が衝撃を呼んだDINOSAUR Jr.。THE ROLLING STONESを彷彿とさせるブルースを根底とした、ドラムとギターの昂ぶりがずしりと重なり合うへヴィなサウンドが印象的だ。

Oh! No! It's Heavy Polysick!!!

POLYSICS、3人編成となってから初のフル・アルバムはその名もHeavy Polysick=重度のポリ病。今年1月に行われた彼らの新年一発目のライヴで初めてスリーピース版POLYSICSを観たのだが、兎に角"Heavy"だったのを覚えて

Gimme Some

最近では日本のガールズ・バンドTHE SUZANのプロデュースをBjorn Yttlingが務めた事で話題にもなったPETER BJORN AND JOHNの新作が登場。彼らと言えばやはり「口笛ソング」としてヒットした「Young Folk

流線型/飛び乗れ!!ボニー!!

初となる両A面シングルが到着"ビューン ビューン ビューン"という擬音語が印象的な「流線型」は宇宙への思いをはせる歌詞だけれどなんだか意味深なフレーズも。ハイテンションな叫び声、笑い声も入っていたりと楽しい雰囲気でレコーディングされたことが

Anna Calvi

挑発的な真っ赤な唇が一段と目を引くジャケット。そのミステリアスさに、この唇から零れる声は、歌は、一体どういうものだろう? と激しい探究心をくすぐられた。英ロンドン出身のソロ・シンガーANNA CALVIのデビュー・アルバム。ARCTIC M

Real Lie

2009年に若干19歳でデビューした4ピース・バンドS.R.Sの、ファースト・アルバム『ACROSS THE MINDSET』以来、1年振りのリリースとなる今作。ドラマ主題歌にもなっている表題曲「Real Lie」は、憂いのあるストリングス

Grown Unknown

NYブルックリンを拠点に活動している女性シンガー・ソング・ライター、LIA ICES。本作では、力強さと透明感を併せ持つ彼女の美しい歌声が強調されつつ、ピアノ/ギター/オルガン/ストリングス/ホーンなど、様々な楽器の音色がヴォーカルと混ざり

SEBULBA

08年神戸にて結成された5人組、踊ってばかりの国の1stフル・アルバム。自主制作盤のミニ・アルバムからの曲も収録された本作は、ここまでのバンドの集大成的な選曲となっており、その素晴らしき成長ぶりがよくわかる。昔はやたらダウナーな奴らばかりの

命の更新

昨年4月、ドラム・坂井俊彦の急病によりツアーの全公演を中止。9月に退院し、リハビリと制作活動を同時進行しながら活動していたtacicaが遂に本格始動。"tacica 復活"の言葉を掲げ届けられたのは、生きるという行為そのものに焦点を当てた一

The Deep Field

しなやかなエモーショナルで描く探究遊泳。Lou ReedやRufus Wainwrightなど、数々のツワモノを虜にしてきたJOAN AS POLICE WOMANことJoan Wasserのオリジナルとしては3年振りの3rdアルバムが届け

I my me mine where is she

千葉発、3ピース・バンドYUEYの最新作。前作『We live for the MUSIC』の切れ味鋭いギター・リフでの始まりや、シンプルで爽やかなギター・ロックでありながら感傷を誘うメロディなんかもかっこよかったが、今作はただもうヴォーカ

Michel Poiccard

メンバーの死を乗り越えて作り上げられた力強くとてもパーソナルなアルバムだ。THE DEATH SETの音楽をジャンル分けするならひとまずエレクトロ・パンク・バンドとなるだろうが、このアルバムはその枠を大きくはみ出したポップ・アルバムと言える