Japanese
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昨年リリースされたサイケデリックとパンクを融合させた彼らの1stアルバムでは、新たなエレクトロ・パンクの形を見た。だが今作ではそのイメージを自ら粉砕。2本のシンセサイザーと軽やかなリズムが交錯する、非常に煌びやかでポップな仕上がりになっている。そして本人達いわく「今回の僕らのCD、“売れ線”でしょ??違うんですか?ww」。まったく、憎たらしいまでに確信犯である。気だるい笑顔を彷彿とさせるヴォーカルと、手拍子したくなるような軽やかなサウンドは“A MAD TEA PARTY”というバンド名ともよく合致している。1st、2ndと、自分達の持つ個性をこれだけの振り幅で表現されてしまうと、3枚目はどうなるの? と期待してしまうのは必然。目が離せません。(沖 さやこ)
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