DISC REVIEW
Overseas
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THE STROKES
Angles
まさに"多アングル"な作品である。それは1曲ごとの個性の強さのことでもあるし、アルバム全体の与える印象からも言える。最初と最後とでまるで違った手応えとでもいおうか、まるで万華鏡のように、華やかに次々と表情を変えていく。1曲目「Machu Picchu」のレゲエ調の始まりには思わず"TOM TOM CLUB!?"と叫びそうになった。そして驚きのイントロに乗って聴こえてくるJulianのハイトーン・ヴォイスがクソかっこいい。全アングルにおいて、成長と音楽的意欲と挑戦に満ちた本作は、本人たちも言っているとおりTHE STROKESの新章を告げるものであり、それだけのパワーが漲っている。そもそも5年振りの本格始動ともなれば、あれやこれやと前置きをしたかったのだが、全部吹っ飛んでしまった。そんなん言う前に、有無を言わさず最高を見せ付けられた気分なのだ。"まぁかっけーから聴けよ"ってさ。
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