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DISC REVIEW

4C

2010年結成の男女ツイン・ボーカル4ピース・ロック・バンドyEAN。初全国流通盤となる今作は新しいジャンルすら作り得る可能性に満ちた秀作である。冒頭を飾る「m.B.E.b」の語りかけるようなミサキ(Vo&Ba)のヴォーカルと個性的な歌詞、

MONKEY / JUDGE

アルバムから数えると約2年振りとなるダブルAサイドシングル。捕らえ所のない存在感と唯一無二のスタイルで快進撃を続けるエレクトロ・ダンス・ユニットgroup_inou。久々に届けられた今作はセンチメンタルなシンセ・サウンドと切ないリリックとラ

Schwarzenegger

"俺たちの音を聴け"――鳴らされる音の細部まで、ひたすらにそう咆えている。それは勿論絶対的な自信から来るものでもあるが、それと同時に"悔しい"という感情から巻き起こる衝動でもある。音楽に向かい合う時間が格段に増えた[Champagne]はよ

死ぬまで一生愛されてると思ってたよ

一度聴いたら忘れられないハイトーン・ヴォイスと歌詞で衝撃的な人間ドラマを表現する尾崎世界観(Vo&Gt)率いるクリープハイプ。彼らが満を持してメジャー・デビューを果たす。その1作目となる今作、いい意味で彼らは変わっていなかった。現実と妄想の

nano sound museum

プログラミング&生バンドというスタイル自体はもはやデフォルトだが、このアルバムにはビッグ・ビートの"楽しんだもん勝ち"感と、ロックの"何かを変えてやる"意志力が絶妙のバランスで融合した上で間断なく押し寄せる。デジタル音もディストーション・ギ

Between The Times And The Tides

SONIC YOUTHの活動休止の報は驚きだった。あのおしどり夫婦が何故…とも思ったが、Thurston Mooreの『Demolished Thoughts』は素晴らしい作品だったし、それに続き、満を持して届けられた、Lee Ranald

Other People's Problems

Fromロンドン、2010年結成の4人組!クラブ・カルチャー、ロック培養のパッション、デジタルなエッセンス、強靭なグルーヴを耳にすぐ馴染むアレンジで固めたような、聴き応え満載な1枚だ。ヒップホップの影響が色濃いトラックに不穏で太いデジタル・

Ghostory

US/UK問わず、ここ最近のインディー・ロック界隈、特にエレクトロニカに接近しているような音楽は80年代のディスコ・ビートに回帰しているような印象を受けるが、このSCHOOL OF SEVEN BELLSの新作も同様に爽快なディスコ・ビート

Single + Remix Collections

昨年10月に開催されたBlip Festival Tokyo 2011にて来日を果たし話題を集めたNYの8bitチップチューン・バンドANAMANAGUCHIの日本企画盤がリリース。8bitチップチューンというのは80年代に発売されたファミ

In Ghostlike Fading

名門レーベルWarpが送りだす新バンドMY BEST FIEND。怪演で知られるKlaus Kinskiの狂気を描いたドキュメンタリー映画“My Best Fiend”から冠したという。なるほど、そのサウンドには恍惚と鬱屈の間をゆらゆらと彷

Wonderland

Dim Mak Recordsのレーベル・オーナーでありながら、自身もDJとして活躍するSteve Aoki初のオリジナル・フル・アルバム。彼の幅広い人脈がジャンルを越えた様々なアーティストを集め、その成果は楽曲に余すことなく詰め込まれてい

Mobility For Gods

アメリカはサクラメントのLefse Recordsが放つ、規格外の新人が登場。派生を繰り返す現代音楽を自由奔放に飲み込み、美しくアウト・プットした作品だ。トライバルな音色のループとR&Bテイスト漂うヴォーカルが降り注ぐTrack.1「Pun

Pop Music / False B-Side

昨年秋に初来日を果たし、今月にも大阪と東京での単独公演とイベント出演が決定している日本大好きビート・メイカーWill WiesenfeldことBATHSの、デジタル配信のみでリリースされていたアルバムが遂にCD化。収録されている楽曲は全てフ

I Am Gemini

アメリカはネブラスカ州オマハのインディ・ロック・バンドCURSIVEの約3年振りとなる7作目のオリジナル・アルバム。今作は“善”と“悪”を抱えた双子の兄弟のストーリーをベースにして物語繰り広げられている(※ちなみにgeminiとは双子の意)

Have Some Faith In Magic

MOGWAIの主催するレーベルRock Actionに所属する、グラスゴーの3ピース・バンドERRORS、3枚目となるオリジナル・アルバム。これまでインストを主体に音楽製作をしてきた彼らだが、今作では積極的にヴォーカルを取り入れている。とは

Wonky

UNDERWORLD、THE CHEMICAL BROTHERS、THE PRODIGYと共に"テクノ四天王"と称されるORBITAL。2004年の『Blue Album』をリリース後活動休止し、ソロ活動を経て2009年に復活。世界各国のフ

Third Coast Kings

70年代アメリカの埃っぽく、煙草くさい匂い――、本来の意味でのファンキーな質感を現代に再現したような作品である。2000年代以降、音楽シーンの様々な界隈で"リヴァイヴァル"というムーブメントが起こり、その潮流は現代まで続いているように思う。

Port Of Morrow

現在に至る過熱したUSインディの口火となったのは、前作『Wincing The Night Away』が全米初登場2位を記録した要因が大きかっただろう。まさにエポック・メイキングな出来事。それから約5年、首を長~くして待っていた新作がついに

4

前作から約2年、QUATTROから待望のニュー・アルバムが届けられた。ベース、キーボードの脱退を経て元メンバーである潮田雄一が戻り、元RIDDIM SAUNTERの濱田将充の加入が発表された。昨年何度か観たライヴではメンバー変更の影響は全く

さようならパイオニア

東京で活動する高橋勇成(Vo&Gt)、菅野岳大(Ba)、尾瀬松島(Dr)からなる3ピース・バンドのファースト・ミニ・アルバム。繊細な心象風景をポエティックに綴り、叙情的に歌い上げるロックも良いだろう、心に秘めた熱いものをロックンロールのダイ