DISC REVIEW
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THIRD COAST KINGS
Third Coast Kings
70年代アメリカの埃っぽく、煙草くさい匂い――、本来の意味でのファンキーな質感を現代に再現したような作品である。2000年代以降、音楽シーンの様々な界隈で"リヴァイヴァル"というムーブメントが起こり、その潮流は現代まで続いているように思う。しかし、そうした作品はときにある種の後ろ向きなどん臭さを持ってしまうものだが、THIRD COAST KINGSのこのデビューアルバムは70年代のファンク・サウンドを現代に瑞々しいまま響かせることに成功している。メンバー全員のファンクのノリをしっかりおさえた演奏のテクニックと、彼らの誠実な過去の音楽への理解が、場所、時代を問わない軽快なファンク・ビートを奏で、まさに時間、場所を問わずタイムレスに楽しめる作品になっている。
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