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DISC REVIEW

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Between The Times And The Tides

Lee Ranaldo

Between The Times And The Tides

SONIC YOUTHの活動休止の報は驚きだった。あのおしどり夫婦が何故…とも思ったが、Thurston Mooreの『Demolished Thoughts』は素晴らしい作品だったし、それに続き、満を持して届けられた、Lee Ranaldoのフルヴォーカル・アルバムである本作も、なかなかの好盤だ。Jim O’rourkeをはじめとするSONIC YOUTHと縁深い人間や、WILCOの一翼Nels Cline(Gt)も参加もあり、話題性も高い今作はSONIC YOUTHでは発揮されなかった彼の幅広い音楽性が前面に溢れ出ている。しかし、重要な点はガッチリ王道に“ロック”している事だ。個人的なハイライトは「Fire Island(phase)」。冒頭と中盤で聴かせるギターの表現力にギタリストとしての彼のプライドを見せつけられた。