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DISC REVIEW

S

トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー!

ファンキーでグルーヴィなサウンドに、マジ痛快なラップがライドン!しているfrom京都のニュー・カマー、男女5人組バンド SATORI。彼らにとって初のシングルとなる今作の幕開けは、"世界はあたしを中心に回ってるの!"と、両手を広げて踊ってし

サニーボトル

着実にステップ・アップし続け、前作『レイジーサンデー』収録の「シンデレラボーイ」がTikTok世代を中心にヒット。安定感のある成熟した演奏に乗せた柔らかな歌声が世間の心を掴み、今作には5曲ものタイアップ作が収録された。男女の別れ際を描いた「

ブルーピリオド

2019年4月に行われた大阪城音楽堂、日比谷野外音楽堂でのワンマンは両日ソールドし、来春には初の単独ホール・ツアーの開催も決定するなど、ライヴ動員を着実に増やし続けているSaucy Dog。彼らの約1年半ぶりのミニ・アルバムは、そんなバンド

サラダデイズ

2017年に初の全国流通盤をリリースした3ピースが1年ぶりに世に放つ2ndミニ・アルバム。彼らの持ち味でもあるセンチメンタルなバラードやラヴ・ソングはもちろん、バンドが2016年に"MASH A&R"グランプリを獲得し転機を迎える前後がリア

カントリーロード

THE ORAL CIGARETTES、フレデリックらを輩出した"MASH A&R"の2016年度グランプリを獲得、MVのYouTube再生回数も急増中という注目の3ピースによる初の全国流通盤。他のバンドに例えるのは好きじゃないが、歌や曲の

Bounds Away

90年代半ばのグランジ終焉後、世界の若者たちの心を最も強く捉え、癒したのは、メロコアを始めとするパンクと、ハードコアの土壌から生まれたエモだった。JIMMY EAT WORLDや、日本だとHi-STANDARDなどが当時の若者たちに与えた影

Adore Life

色彩を排したモノトーンのポスト・パンク/オルタナティヴ・サウンドで鮮烈な世界デビューを果たしてから早3年。"獰猛"をその名に掲げるライオット・ガールによる2作目となる今作。基本的には前作にあったシンプルで硬派なサウンドに磨きがかかった作品と

Silence Yourself

ダークで、タイトな血の匂いのするサウンド。眼差しは鋭く、挑発的。ロンドンの4人組女性ポスト・パンク・バンド、SAVAGES。Pitchforkなど多くの音楽メディアからデビュー前にも関わらず既に手放しの賞賛を獲得した彼女たちが、遂に待望の1

Starts to think?

エレクトロニカ要素のある踊れるインスト・バンドという印象が強いSawagiの2年半ぶりにリリースされるニュー・アルバム。強烈なアジテーションをギターで表現したようなオープニング「fuss uppers」から、シンセとギターがユニゾンになりそ

Punch Games

前作『hi hop』でシーンに颯爽に登場しコンスタントに活動を続けていたものの、CD音源としては1100日ぶりのリリースとなった今作はダンス・ミュージックや、インスト・バンドなどそういった細かいカテゴリの根源にあるポップ・ミュージックとして

LUMINOUS

前作から約2年ぶり、11枚目のオリジナル・アルバムは、シングル曲「Line of sight」、「Vision」、「ハイライトの中で僕らずっと」に加え、TVアニメ"HIGHSPEED Étoile"のEDテーマ「ファンファーレ」、Rhyth

ハイライトの中で僕らずっと

8月21日に結成17周年を迎え、"同一メンバーによる女性最長活動ロックバンド"としてギネス世界記録に認定されたSCANDALの29枚目のシングル。MAMI(Gt/Vo)作詞作曲の表題曲は、バンドの成熟した姿がそのまま反映されたかのようなクー

Line of sight

カード・ゲーム"機動戦士ガンダム アーセナルベースLINXTAGE"の主題歌となる表題曲は久しぶりの直球ロック・チューン。歌詞はその世界に寄り添いつつもバンドの想いもしっかり重ね、強い意思を感じることができる。ストレートながらも凝りに凝った

SCANDAL "Documentary film MIRROR"

昨年1月リリースのアルバム『MIRROR』を引っ提げ、日本、北米、欧州をまわる自身2度目のワールド・ツアー[SCANDAL WORLD TOUR 2022 "MIRROR"]を同年3月から9月にかけて開催したSCANDAL。その北米および欧

マスターピース / まばたき

SCANDALが、プライベート・レーベル"her"からの第1弾リリースとなるバンド初の両A面シングルを完成させた。「マスターピース」はMAMI(Gt/Vo)が作曲、RINA(Dr/Vo)が作詞を手掛けた疾走感のあるロック・ナンバー。前向きで

SCANDAL

ファン投票上位の曲を収録したベスト・アルバム。以前誰かが"アーティストの姿勢が最もわかりやすく表れるのがベスト・アルバムだ"と言っていたのだが、聴き手ありきの本作にセルフ・タイトルをつけるところがたまらなく彼女たちらしいし、その温度感は初収

YELLOW

SCANDALは人一倍ショーマンシップが強いというか、自分たちの弱みを相手に見せることによって共感を得るというスタイルを安易に選ばずに戦ってきたストイックなバンドである。そのスピリットは自身最大規模の世界9ヶ国41公演のワールド・ツアーを経

Nineteen Percent

約1年の制作期間を経てリリースされるScars Boroughの3rdアルバム。歪みまくったギター&ベースの音が耳にゴリゴリとぶつかってくる。それだけ聴いてしまえばずっしりと骨太な印象だが、音の嵐の中で踊るようなKYOKO (Vo)の声が楽

which one?

ELLEGARDENの高橋宏貴(Dr)を中心に2008年に結成された4人組バンドScars Boroughが2ndアルバムをリリース。Kyoko(Vo)の表情豊かでキュートな声が、繊細でスピード感のあるサウンドに乗るとこうもキッチュに響くの

C mental graffiti

新世代ロック・バンドと言われて登場するバンドは数多くいるが、彼らの感性はとりわけ独特で面白い。『C mental graffiti』と名付けられた彼らの1stフル・アルバムは90年代のロック・サウンドを基本としながら、ポップ・パンクやエレ・