Japanese
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前作『hi hop』でシーンに颯爽に登場しコンスタントに活動を続けていたものの、CD音源としては1100日ぶりのリリースとなった今作はダンス・ミュージックや、インスト・バンドなどそういった細かいカテゴリの根源にあるポップ・ミュージックとしての輝きに満ちている。ダンス、テクノ、ジャズ、クラシック、ロック、ポップス、ヒップホップを縦横無尽に飛び回り、全ての曲を別のバンドが演奏しましたと言われたら信じてしまうほどに広いふり幅を見せながらもSawagiの音として確立されているセンスは流石。踊らせるダンス・ミュージックに辟易している方はこのフィジカルなポップ・ミュージックに身を任せてみては?(伊藤 啓太)