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DISC REVIEW

シャッタードール

ヒトリエの音楽は発明だ。その理知的で感情的な音像の動向は予測不可能。新作のたびに未知のものを手にするような、びっくり箱を開けるような高揚がある。そんなひねくれていて気まぐれで人懐っこい音楽に、今回遊び心が宿った。2曲のインストを含む全3曲が

OTOTUNE

ドラマー脱退後の3人体制初となる作品は過去最高にバンドが裸だと思う。フレデリックの音源と言えばユーモアのかたまりともいうべき様々なギミックとリフレインによって中毒性を生み、リスナーを奇妙な世界へと誘うような楽曲が多かった。だが今作は歌謡曲テ

衝動

人気コミックを実写化したドラマ"監獄学園-プリズンスクール-"の書き下ろしオープニング・テーマを表題に掲げたシングル。Track.1のようにロックとポップとダンスが三位一体となったサウンドはバンドの十八番だが、音の隅々に"衝動"の要素を感じ

KIERTOTIE

arko lemmingのインタビューでベースの有島コレスケは、このアルバムになかなか着手できなかった苛立ちを語っているが、前作『Early Morning』から1年半ぶり。それぐらい録って出したい空気がバンドにあったということなのだろう。

youth

2009年の野狐禅解散以降、年間250~300本ペースでライヴを行い、ひとりきりでの表現活動を突き詰めてきた竹原ピストル。酸いも甘いも、雑多な日常の中に紛れた何気ない風景や人との会話も、この人はすべて歌にしていく。そして己の身体で表現をして

HOTELエイリアン

東名阪を含む全国5都市を回ったワンマン・ツアーを成功させたBRADIO。彼らの快進撃がまだまだ止まらないことを印象づけるようにニュー・シングルをリリース。アニメ"Peeping Life TV シーズン1 ??"のオープニング・テーマとして

時をかける少年

映画やマンガの中みたいなことなんて起こらないけど、平凡な日々の中にも小さな幸せや、ちょっとした悲しみはいくつもある。つい置き去りにしてしまう、そういった気持ちこそ大切にしたいなと、彼らの音楽を聴いて思った。今年の2月にメジャー・デビューを果

まるで幻の月をみていたような

"昨日見た夢を上手く思い出せないように、僕らは大切なことを忘れていく"というテーマを、水面に揺れる幻の月という情景描写に託した2作目の全国流通盤。音と音の隙間を大切にしたサウンド作りにも、多くは語らずに行間を読ませる歌詞にも、聴き手が想像力

昭和九十年

バンド初のコンセプトを掲げた7thアルバム。"殺すな、殺すな、言葉を殺すな"というテーマを軸に、現代における生きづらさを提唱した痛烈な歌詞は実にアーバンギャルドらしい。冒頭曲から歌謡曲メロディとEDMを融和させたポップな曲調で、浜崎容子(V

EYE

2010年に活動を休止し、2014年末のライヴで活動再開を宣言。今年5月にシングル『RESTART/FIND』を発表して、完全復活を果たした3ピース・バンド、シュノーケル。これからへの期待が滲むオープニング曲の、美しく視界が開けていく昂揚感

stand alone

ヴォーカル、城戸あき子によるキュートでいてセンシュアルな歌声が、洒落たトラックをさらに都会的に彩るCICADA。今年2月に1stフル・アルバム『BED ROOM』をリリースし、ポップ/ロック・イベントからクラブ・イベントまでボーダレスなライ

URBANO

小林太郎の持ち味である重厚なロック、グランジ、ハード・ロックなサウンドから伸びやかな歌声に加え、前作で見せつけてくれたダンス・ロック、これらすべてを昇華させた熱量の高い渾身の2ndフル・アルバムが完成。ヒトリエのゆーまお(Dr)がレコーディ

最低の昨日はきっと死なない

今年の6月、突然メジャー・シーンからのリタイアを発表した彼らのインディーズ復帰第1弾となる今作は、多重録音やクリックを一切使わず、廃カラオケ・ボックスの一室で一発録音されたという。どんなものかと再生した1曲目から、ザラついたノイズの中の悲痛

UNO

若干22歳、本格派ブルース・ギターを武器に次々と大型フェスに出演し、注目を集める女性シンガー・ソングライター、Rei。筆者も初めてライヴを観た際に、アコースティック・ギターから奏でられるその出音のすごさに、終演後すぐに物販でCDを買ってしま

アリスとテレス

奇妙礼太郎を擁する"天才バンド"が2ndアルバムにしてメジャー・デビュー作をリリース。今作では、Sundayカミデ(Cho/Pf)がソングライティングしている9曲と、スタジオ・ジャム・セッションの6曲で構成したボリューム満点の15曲を収録。

逆光で見えない

彼女が17歳のころ"日食なつこ"として活動をスタート。あれから7年の時を経て、生楽器に徹底的にこだわり抜いた渾身の1stフル・アルバムをリリース。わがままの限りを尽くして濃密な存在感をこの作品に持たせたいという目的からクラウドファンディング

涙隠して尻隠さず

2010年に結成された3ピース・ガールズ・バンドSu凸ko D凹koi(読み:すっとこどっこい)の2ndミニ・アルバム。いきなりLED ZEPPELINのリフが聴こえてきたかと思いきや、一気に加速するオープニングから、Track.1「くず息

OPA!

ポルトガル語で"驚き"を意味する表題をつけた7thアルバムは、1曲1曲がビックリ箱的な要素を盛り込んだ作品に仕上がった。奇抜で予測不可能なフレーズや展開を忍ばせた一筋縄ではいかない楽曲が多い。とはいえ、キャッチーな歌メロや人間臭いアプローチ

ララバイグッバイ

昨夏、UK.PROJECT主催オーディションにて特別賞を受賞したCettiaが、2月のデビュー・ミニ・アルバムに続き1stシングルをリリース。この春上京した彼女が故郷を思い浮かべて書いたという「ララバイグッバイ」も、"綺麗な本当なんていらな

May I join you?

大阪・堺発、4ピース・バンドの初の全国流通盤となるミニ・アルバム。すぐさま聴き手の胸を掴んで離さないのは、空へと突き抜けていくような紅一点のヴォーカル、たじまあやこの歌声。ドラマティックなメロディ・ラインもその歌を存分に引き立ててくれる。と