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DISC REVIEW

Real Intention of Life and Boisterous Gramophone

都内のライヴハウスを中心に活動する4人組バンドO'VALENCIA!の2ndミニ・アルバム。個性的で優しくハスキーな歌声に込められた感情が、耳元からじんわりと染み入るように胸の奥を揺さぶる。ニヒルな歌詞でありながら、それを感じさせないキラキ

love and pain

『wordwide』以来1年2ヶ月振りとなる、通算6枚目のフル・アルバム。以前以上に"人"について考えて言葉を作った結果、その言葉が呼んだのは、たむらぱん史上いままででいちばんシンプルとも言えるアコースティック色の強い音色とストレートなメロ

絶対少女

衝撃的な傑作1stから9ヶ月という短いスパンで放たれる2nd。大森個人の内面から漏れ出す自我が多彩な音楽性と様々な記号を触媒にして赤裸々にぶちまけられた1stに対し、本作にはひとつの大きな指針がある。それは極端に言えば"みんなの大森靖子"た

first finder

これまで5作品をリリースしている2009年結成の4ピース・ロック・バンド、fifiが自身のバンド名の語源となる"first finder"を掲げた1stフル・アルバムを完成させた。ポスト・ロック、ハードコアなどの要素を昇華したエモ・サウンド

ACTION!!!

10月にミニ・アルバム『MEGA OVER DRIVE』をリリースし、ツーマン・ツアーを大盛況で終わらせたばかりのPOLYSICSが『Weeeeeeeeee!!!』以来、約13ヶ月ぶりとなるフル・アルバムをリリース。ポップでシャープなシーケ

踊れないなら、ゲスになってしまえよ

今年は彼らの名前をよく聞いた。ゲスの極み乙女。最近は日本語のバンド名が増えているとはいえ、"ん?"と一瞬耳を疑うネーミングセンス。しかも、これがindigo la Endのヴォーカルの別ユニットと聞いてもっと驚いた。本作は、前作『ドレスの脱

×と○と罪と

恋愛を歌い続けていた『RADWIMPS4~おかずのごはん~』までの4作品、よりバンドの音像を強度にし、人が目を逸らしがちな闇と向かい合い言葉を紡いだ『アルトコロニーの定理』と『絶体絶命』。その6つを経て作り上げられた『×と○と罪と』は、過去

イチ、ニッ、サンでジャンプ

2013年にメジャー・デビューをしたグッドモーニングアメリカが、2014年早々にライヴDVDと同時リリースするメジャー1stシングル。シングル表題曲「イチ、ニッ、サンでジャンプ」は寺岡呼人をプロデューサーに迎え制作されたポップ・ナンバー。や

nightporter

yukihiro(L'Arc~en~Ciel)、kazuhiro momo(MO'SOME TONEBENDER)、345(凛として時雨)という、ちょっと意外と思わせる組み合わせでスタートしたバンドgeek sleep sheepによる1s

OUT

YOUR SONG IS GOODが活動15周年という節目にリリースする5thアルバムは、前作『B.A.N.D.』以来3年8ヶ月ぶりの新作。全曲インストゥルメンタルの8曲は、スカのようでスカじゃなかったり、レゲエのような顔もあれば、ソウルで

night walking

関西出身、男女ツイン・ヴォーカルを擁する3Pバンド、シナリオアートのメジャー・デビュー・ミニ・アルバム。冒頭を飾る「ブレーメンドリームオーケストラ」で歌われる"ここじゃない どこかへ すばらしい 世界へ ぼくと 抜け出そう"というライン。こ

フカシンリョウイキ

さはら(Vo/Gt)、やがわいちる(Ba/Vo)、おみ(Dr)の女性3人によるバンド、浮遊スル猫。結成から2年、ライヴ中心に活動をしてきた3人が初のミニ・アルバムを完成させた。ソリッドな3ピース・サウンドにのるのは、エモーショナルなさはらの

LEMON

ただ生身の自分でいることで繰り出せるパワーやその状態の清々しさをバンド・アンサンブルで表現した前回のシングル「さよなら最終兵器」も屈指の名曲だったが、その精神状態と地続きな"こんな思いひとつで、いつでもどんな時でもまっさらな自分に戻れるかも

おりおりのおりょうり~X'mas~

ストリートから立ち上がった反抗の音楽であるヒップホップは、2013年の日本ではこうなる。今年7月にリリースされた『Mother's Food』が話題を呼んだラッパーDJみそしるとMCごはん(こんな名前だけどソロ・ユニット)のメジャー・デビュ

Ciao, Fake Kings

Track.1「Casablanca」の哀感とドラマ性たっぷりなイントロから変化を楽しむ姿勢が伺える2ndフル・アルバム。不穏なベースが牽引する「Zodiac Syndrome」、ラテン的なビート感や艶っぽさを増したのび太のヴォーカルが印象

us

本作『us』は、震災以降最初の小谷美紗子の作品である。冒頭を飾る「enter」で打ち鳴らされる、殺伐としたブレイク・ビーツに宿った不安と苛立ち。しかしこれを出発点としながら、小谷はこのアルバム1枚かけて穏やかさと優しさを手に入れるための歌と

neandertharloid

2008年から活動する、ツイン・ギター&ツイン・ドラム、ベースの5人編成による東京発インスト・ロック・バンド、ヨソハヨソの1stミニ・アルバムがついに完成。LITEなどプログレッシヴでテクニカルなポスト・ロック・バンドの匂いを持ちつつも、随

リアクタンスの法則

2012年10月に結成という若いバンドでありながら、DIRTY OLD MENやBLUE ENCOUNTなどとの競演も果たす、大阪を拠点に活動中の3ピース・ロック・バンド、ユビキタス初の全国流通盤。シンプルでソリッドとキャッチーが同居する歌

つま先/哀しみの帆

前身バンドThe宇宙人sの解散後、精力的にソロ活動を続けてきた宇宙まおの1stシングル。どこか懐かしいメロディが癖になる「つま先」と、少年のような歌声が胸に沁みるバラード「哀しみの帆」、どちらも幼げで屈託のないヴォーカルが生きている。彼女の

m@u

トイ・ピアノとギターがキュートなリフを奏でるTrack.1「4がつ6日」から、裸足でジャンプするようなときめきを放ち、同じくバンド・サウンドの「m@u」でもエモーショナルなポップを聴かせ、そこからごく自然にKovacs作のエレクトロ・チュー