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DISC REVIEW

LUCKY

宇都宮発、平均年齢20歳のガールズ・バンド Lucie,Tooの初の全国流通盤。ソングライティングを手掛けるヴォーカル Chisaのポップなメロディと、恋する女の子の一途な気持ちを等身大で綴る歌詞が印象的だが、そのサウンドは海外のインディー

ストレイ

何かに夢中になればなるほど、その対象いかんに関わらず人はきっとヲタク化してゆく。同人界隈で名を馳せるところからスタートした彼らは、今やその強烈なバンド・サウンドをもってジャパニメーションの世界を鮮やかに彩る希有な存在となっているわけだが、今

鯉、鳴く

若さとは恐ろしい。ここに詰まった音を聴いていて感じるのは、ある種の畏怖だ。こんなにもまっすぐで、こんなにも切れ味鋭く、こんなにも奔放に自らの表現欲求に駆られた結果を、音源としてパッケージしてしまえるという事実。それはやはり、20代前半という

わたしのための物語 ~My Uncompleted Story~

ストリングスが入った歌謡性の高いサウンドや、駆け上がっていくようなメロディのダイナミズムと、渋谷系的でキッチュなひねりの効いたポップ・センスとが同居するのは、fhánaならではだろう。「わたしのための物語 ~My Uncompleted S

Singin' for you

日本での活動をスタートさせ、2017年9月にシングル『Garage』でメジャー・デビューした台湾の4人組ボーイズ・バンド、noovy。「Garage」では挫折を乗り越え、夢を追う気持ちを歌っていたが、続くこのシングルではラヴ・ソングに挑戦し

MAYONAKA E.P.

"ツインベースピアノエモバンド"を標榜し、2本のベースとピアノ、ドラムという他にはなかなか見られない編成で活動するシーブレッド。彼らの変わっているところは、こうした特異なバンド形態にありがちな演奏者のエゴを目一杯出した演奏ではなく、歌がクリ

CAMP

1月1日に"bolt from the blue"から改名後初リリースの1stアルバムは1stにして集大成的な作品。"マウンテン・ポップ"を標榜し、大自然の中で聴きたくなるような、大人も子供に返ってはしゃいでしまいそうな音楽というコンセプト

青色フィルム

昨年7月にメジャー・デビューした"青春"をコンセプトにしたコンポーザー&クリエイター集団"H△G"のメジャー1stアルバム。"卒業"をテーマにした本作の特徴は、なんといってもサウンドが多彩なこと。Yamato Kasai(Mili)、宮田"

Too Much Is Never Enough

自分たちの音楽のキャパシティを広げることに挑戦してきた3枚のEPの集大成であると同時に、バンドが新たな一歩を踏み出したことを印象づけるメジャー1stアルバム。ポップ・パンクからキャリアをスタートさせながら、その後、アーバンなポップ・ロックを

戦ってしまうよ

天晴、お見事と言うべき完成度。表題曲はアクション・ゲーム"クラッシュ・ロワイヤル"CMソング。歌詞の"3分間"はゲームのルールから引用されたもので、楽曲自体も3分で終結するだけでなく、その間に各メンバーの個性がフィーチャーされた怒濤の展開が

Wrong Creatures

先行配信されていた中でも珍しくアッパーでマンチェ・ビートを思わせるグルーヴ・チューン「Little Thing Gone Wild」が新鮮だが、5年ぶりの新作でも漆黒のロックンロールは健在だ。だが、ノイジーなギターとリズム・セクションが醸す

Joker

2018年のリリース第1弾に相応しく、新たなサウンドを大胆にアピールするニュー・シングル。映画"伊藤くん A to E"の主題歌でもある表題曲は、演奏そのものは疾走感に満ちたものながら、シンセ・サウンドとダンス・ビートを加えたところにバンド

Sugar

2017年3月に1stアルバム『METEO』をリリースし、年間3本のツアーで、中尾憲太郎(Ba)、小林 瞳(Dr)とのバンド感をさらに増した3ピース。小林のロカビリーをルーツに持つシンプルながら躍動感のある若いビートと、中尾の重いのに速いベ

飼い慣らされない女たち~実況録音盤

2017年に"創業10周年"を記念して行われた"キノコホテル創業10周年記念大実演会ツアー<サロン・ド・キノコ~飼い慣らされない女たち>"から、創業記念日である6月24日に赤坂BLITZで開催された実演会を2CD+DVDで計約174分の大ボ

愛のせい

様々なアーティストを迎えて制作した2ndアルバムとは異なりサウンド・プロデューサーを統一したことや、「なまえ」、「結露」を弾き語りで収録していることも象徴的だが、全11曲はバリエーション豊かながらも、彼女のヴォーカルとギターを中心に据えたオ

木造の瞬間

2015年に自主レーベル"Luno Records"を立ち上げ、翌年アルバム『Luno』を発表した藍坊主。自由な環境を得て、表現をより濃いものにすべく、レコーディング、アートワーク、MVを自身で手掛けているのはもちろん、勝又 悠監督との出会

ドッペルゲンガー

2ndフル・アルバム『A LA QUARTET』から6ヶ月というハイペースでリリースするミニ・アルバムは、アコースティック・ギターの弾き語りが"おぉっ"と思わせたあと、バンドが加わるブルージーなロック・ナンバー「No discount」でス

super boy ! super girl !!

昨年5月にメジャー・デビューした3人組ガールズ・バンドがミニ・アルバムをリリース。本作のテーマは大きく言うと"青春"で、恋や夢にときめく瞬間に焦点を当てた曲がほとんど。そんな中でも、疾走感溢れる王道サウンドの「GLORY」、ダンス・ポップ寄

ラブソングフォーディストピアシティトーキョー

カフカから"KFK"に改名した4人組が完成させたアルバム。改名は決してきまぐれじゃない。ちゃんと意味がある。オルタナティヴなギター・ロックに回帰しながらもアーバンなサウンドにも急接近していた志向が、以前から追求していたエレクトロなサウンドと

▷ (Saisei)

髙橋涼馬(Ba)の正式加入後、初となるリリース。"鮮やかな僕らの未来が溢れだす"という冒頭のフレーズも新たな始まりを予感させてくれるが、このタイミングで"冬の夜"という原点回帰的なテーマを掲げていることも興味深い。『kanki』や『colo