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DISC REVIEW

T

東京、這う廊

活動休止期間を経て、改名後初のリリースとなった1stアルバム。生きる意味を強く歌った「さよなら」と「はなやぐロックスター」を始め、彼らの再出発として相応しい全15曲を収録。そのすべての楽曲に生きることへの想いが散りばめられ、それに対応する日

さよなら、はなやぐロックスター

昨年12月から活動休止をしていたSuck a Stew Dryが脱退したフセタツアキを除いたメンバー4人のまま改名してバンドを再スタート。サック時代の曲名から受け継いだTHURSDAY'S YOUTH(読み:サーズデイズユース)として、再始

世界に一人ぼっち

人の弱さ、愚かさを暴くかのような強い歌と演奏に注目が集まっているSuck a Stew Dry。今年3月に新ベーシストが加入し、より活発な活動を展開する彼らの初EP。タイトル・トラック「世界に一人ぼっち」を含めたスタジオ・レコーディングの4

ラブレスレター

話題の若手5人組ロック・バンドSuck a Stew Dryの2ndミニ・アルバム。どこか熱い気持ちを内に秘めたような鼻にかかるシノヤマコウヘイ(Vo/Gt)のヴォーカルと、一聴しただけで心に染み渡っていくメロディが非常に秀逸な作品である。

人間遊び

久しぶりに脱力してしまった。一言一言の痛々しさに胸が締め付けられ、気が付けば楽曲に同調し、立ちすくんでいた。漫然と日々を過ごしていたシノヤマコウセイ (Vo&Gt) の紡ぐ言葉は、世界とのつながり方がそのまま"生"を思わせる。 その派生とし

Demolished Thoughts

SONIC YOUTHのフロント・マンであるThurston Mooreの3枚目のスタジオ・ソロ・アルバムが到着。なんと今作は、あのBECKがプロデュース。BECKのプロデュースといえば09年のCharlotte Gainsbourgの『I

New Attitude

俳優、声優、ラッパー、作詞家など様々なフィールドで活動し、2021年にはAcademic BANANAとのコラボ曲を発表した井出卓也(Takuya IDE)が、"T-iD"名義でリリースする初のEP。ヒップホップ/ラップとの出会いと信念を綴

Light in the Dark

ドラマや映画の主題歌などタイアップ曲が6曲中4曲を占めているものの、タイトルの"Light in the Dark"が示唆するように、現代の暗闇の中にあっても自らの意思で光を見ようとする主人公によって一貫性が保たれたミニ・アルバム。ピアノ・

Spin

アメリカ・ペンシルベニア州スクラントン出身の男女2人組インディー・ロック・バンド、TIGERS JAWの通算5枚目となるニュー・アルバム。数々のインディー・バンドを手掛けてきたプロデューサー、Will Yipが立ち上げた新レーベル"Blac

The Skeptic

DANCE GAVIN DANCEのヴォーカリスト、Tilian Pearsonによる3作目のソロ・アルバム。EMAROSA、SAOSINの作品にも参加するなど、ポスト・ハードコア・シーンに足跡を残してきた彼が、ここではバンドというフォーマ

Like What

PASSION PIT、そして最近国内盤が出たばかりのTHE NAKED AND FAMOUSを彷彿とさせる様なエレクトロ・ポップ・ユニットがオーストラリアから登場。それぞれ別バンドをやっていた二人が意気投合し、ベッドルームのキーボードを叩

Dancer Equired

アメリカ、オハイオ州のローファイ・シューゲイザー・3ピース・バンド、TIMES NEW VIKINGの通産5枚目となるオリジナル・アルバム。これまでカセット・テープやVHSのビデオ・テープを使い録音しリリースしていた彼らだが、今作では遂にス

Super Critical

200万枚を超える1stアルバム『We Started Nothing』の大ヒットを足がかりにマンチェスターのパーティー・シーンから世界に飛び出してきた男女デュオが前作から2年ぶりにリリースした3作目のアルバム。前作は1stアルバムのポスト

Sounds From Nowheresville

デビュー作『We Started Nothing』から約4年、SUMMER SONIC 11の出演も記憶に新しいTHE TING TINGSから待望のセカンド・オリジナル・アルバムがリリースされる。ベルリンで見つけたバーをスタジオに改造し、

The Heavenly Child

Patrick HeaneyとAaron Blombergの2人によって結成されたポスト・ロック・バンド。レコーディングにTHE ALBUM LEAFのJimmy Lavalleが参加していることから、彼らがエクスペリメンタルな音を奏でるこ


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誰我為

日本のロック・バンドやアーティストが数多く手掛けてきたTVアニメ"僕のヒーローアカデミア"という努力や友情の物語のオープニングに、TKというある種エキセントリックな才能が書き下ろす意外性。すでに現在の代表曲になった印象すらあるが、やはりこれ

P.S. RED I

映画"スパイダーマン:スパイダーバース"日本語吹替版の主題歌として書き下ろされた「P.S. RED I」。まだスパイダーマンとしての能力をコントロールできず、異なる次元に存在する仲間とともに闘う主人公の像に歌詞で寄り添うだけでなく、メタリッ

katharsis

TKのソロ作品9作目は、「unravel」以来となるTVアニメ"東京喰種トーキョーグール"シリーズでの再タッグだ。ピアノや弦楽器を加えた編成だからこそ際立つ、静謐と崩壊をギリギリのバランスで成立させるTKソロの醍醐味。アニメ・シリーズとTK

Fantastic Magic

偏見や先入観の型に嵌められることは拒絶するが、自分でも測りかねない自分というものをわかってもらいたい、人間誰しも思うことではないだろうか。そういう意味でこれまでになく"人間・TK"が曝け出された作品。日向秀和、BOBOとヴァイオリン、ピアノ

unravel

TKソロ初のシングルはTVアニメ"東京喰種トーキョーグール"のオープニング・テーマとして書き下ろされた新曲。アニメとのコラボの必然、ソロのバンドでそのアンサンブルの精度を上げてきた、ピアノやヴァイオリンが存在する必然、弾き語りライヴの必然な