Overseas
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SONIC YOUTHのフロント・マンであるThurston Mooreの3枚目のスタジオ・ソロ・アルバムが到着。なんと今作は、あのBECKがプロデュース。BECKのプロデュースといえば09年のCharlotte Gainsbourgの『Irm』やJamie Lidellの作品などが思い浮かぶが、今作はその2作にある先鋭的でクールな音像とは違い、Thurston Mooreが紡ぎ出す歌をシンプルに暖かく描き出す様なプロダクション。前作同様に、SONIC YOUTHの轟音サウンドとは違い、パーソナルで、とても繊細な歌声とメロディが心地よく響く。大胆に取り入れられたストリングスも、あのBECKの傑作『Sea Change』を彷彿とさせるようだ。(遠藤 孝行)
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